研究成果『試験して得られた技術事項』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「試験して得られた技術事項」の研究内容とその成果をご紹介します。
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)野菜花き試
ブナシメジのサジポウヒナダニ防除技術ブナシメジの生産拡大に伴い、ダニ類の発生による害菌の伝搬が大きな問題となっている。しかし、現在培養室から培養ビンを出して室内の殺菌・殺虫処理する以外、これといった効率的な防除対策がない。そこで防除対策の一手法とするためビン内への侵入時期と侵入経路を調査し、ダニ防除対策を検討した。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)野菜花き試
エノキタケ黒腐細菌病々原菌選択培地T-PAF培地の利用技術 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)野菜花き試
コーンコプミールの物理性近年、エノキタケの単価は低迷しており、安定経営を行うには生産性の向上が不可欠となっている。このため現地では、増収を目的としたコーンコブミール(以下、コーンコブ)等の培地資材が普及してきている。しかし、コーンコブ利用の全生産者の収量、品質が高まっているとは言えない状況にある。この原因としては栽培技術以外にコーンコブ自体の品質が影響しているものと考えられることから、今回はタイ産コーンコブの物理性について検討した。なお、コーンコブの種類は、TAKE CORN No2を使用した。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)野菜花き試
ブナシメジ培地への鹿沼土の添加効果ブナシメジ栽培で鹿沼土を培地添加することで使用する培地資材の種類を減らし、コストも抑え、しかも現行の培地と同等な収量及び品質を得るための検討を行った。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)野菜花き試
ブナシメジのビン内二酸化炭素濃度を簡易に把握する方法ブナシメジ栽培は、培養・熟成期間が長く、培養・熟成期の温度や二酸化炭素濃度が高いときのこの品質に影響することが知られている。しかし、継続的に培養環境を測定することは重要であるが、現地では難しい。そこで、培養環境の中でも特に重要で、測定が困難なビン内二酸化炭素濃度を簡易に把握する方法を検討した。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)野菜花き試
エノキタケ「長菌10号」の栽培特性茎の接着が少なく、傘が丸くて開きにくく、収量性・品質性の高い品種の育成を目標とし て、平成8年度に「TK」と「シナノ6号」を交配し、得られた交雑F1から選抜して得られた「長菌10号」の栽培特性を検討した。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)南信試
パンジー苗の秋出荷技術ガーデニングブームによりパンジー苗の秋の需要が高まっている。そこで秋咲き性の高い品種の選定、適正は種期を明らかにするとともに、苗冷蔵技術を実証する。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)南信試
シンテッポウユリの機械定植技術シンテッポウユリでは連作による苗床での病害の発生と、手植えにかかる労力が膨大で課題となっている。そこでセル成型育苗した苗を機械で定植する方法を実証する。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)営技セ
チンゲンサイ白さび病こ対する品種間差チンゲンサイは栽培の歴史も浅く,全国的には作付け面積も小さいため,病虫害に対する農薬の登録数が少ない.長野県では,毎年白さび病が発生し,問題となっているが有効な防除法が見あたらない.そこで品種で病害の発生を回避できないか検討した. |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)営技セ
レタス、はくさい、キャベツにおける吸水量の推移近年気象の変化が激しく湿害,干ばつ等の被害が多くみられる.しかしどの程度の気象条件で被害が発生するか明確でなく,被害の発生,程度が予測できない.昨年は長野県の主要品目であるレタス,はくさい,キャベツについて湿害の発生期間を検討した.今年は各作物の吸水量の推移を検討した。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)営技セ
寒冷地における夏季のカリフラワー生産技術カリフラワ-は温度によって花芽分化,花らいの品質が敏感に反応するため,夏季は寒地が主体となり生産している.寒地は生産者の数が限られ,生産量の拡大は難しかった.そこで対象となる生産者が多い寒冷地で栽培できる技術を確立し,生産量の拡大を図る。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)南信試
アスパラガスの簡易養液土耕栽培技術アスバラガス雨よけ栽培における簡易養液土耕栽培の適用性を検討する。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)南信試
NK毛管水耕に適応する野菜の種類2NK毛管水耕の導入をしやすくするため、適応する野菜の種類を拡大し、複数品目による施設の周年利用技術を確立する。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)南信試
トマトセル成型苗の直接定植栽培適用性トマトセル成型苗の直接定植栽培技術についてハウス抑制栽培とハウス雨よけ栽培で検討する。 |
野菜・花き・きのこ 平成10年(1998年)野菜花き試
施設栽培における細霧冷房の効果施設栽培では、盛夏期を中心とした時期に高温対策を必要とし、主に換気や日中の遮光処理で対処しているが、ハウス内気温に応じた低コストの冷房の自動制御ができることが望ましい。そこで従来の方式よりも細かい霧を発生できる細霧冷房装置を用い、ハウス内気温ときゅうりの生育に及ぼす影響について調査した。 |