研究成果『試験して得られた技術事項』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「試験して得られた技術事項」の研究内容とその成果をご紹介します。
野菜・花き・きのこ 平成15年(2003年)南信試
アルストロメリア有望品種の特性アルストロメリアの無地冷栽培において切り花本数、秋冬咲き性の優れるベリシマ、エルフィン、99-05-03を有望品種として選定した。その他品種も切り花本数・品質等の結果を基に、各品種の利点をとらえた導入を図る。 |
野菜・花き・きのこ 平成15年(2003年)野菜花き試
トルコギキョウの稚・幼苗定植の実用性トルコギキョウの抑制栽培において、吸水種子の低温処理を組み合わせた2~4週間育苗の稚・幼苗定植は、切り花品質の向上に有効である。 |
野菜・花き・きのこ 平成15年(2003年)野菜花き試
トルコギキョウの養液土耕栽培における潅水施肥管理のプログラム化トルコギキョウの点滴潅水施肥栽培養液土耕栽培に適切な養水分管理プログラムを植物体の養分吸収及び蒸発散量に基づいて作成した。 |
野菜・花き・きのこ 平成15年(2003年)野菜花き試
カーネーションの養液土耕栽培における潅水施肥管理カーネーションの夏秋切り(2~3月定植)における点滴灌水施肥栽培(養液土耕)では、窒素濃度を70ppmとした養液をベースに、生育ステージに応じ給液量を変えて施用することで良好な生育が得られる。 |
野菜・花き・きのこ 平成15年(2003年)野菜花き試
夏秋ギク「岩の白扇」9月出荷における再電照による裏ごけ防止夏秋ギク「岩の白扇」の9月出荷では、本電照消灯8日後頃から5日~10日間の再電照を行うことで、うらごけ防止と舌状花の増加が図られる。 |
野菜・花き・きのこ 平成15年(2003年)野菜花き試
キクの直挿し栽培における遮光方法4月下旬から5月下旬に行うハウス内のキクの直挿しでは、50~75%程度の遮光資材を被覆して、ポリフィルムによるべたがけ内の温度を40℃以下に保つことで葉焼け防止ができ、良好な生育が得られる。 |
平成15年(2003年)中信試
野菜の夏季休耕期間に短期間の栽培が可能な輪作作物の特性夏季の休耕期間に栽培可能な輪作作物の特性を検討した結果、60日間の栽培ではギニアグラス、90日間の栽培ではソルゴー、スーダングラス、ギニアグラスの収量、養分吸収量が高く、クリーニングクロップとして適している。 |
平成15年(2003年)南信試
夏秋どりいちご栽培における四季成り性品種の特性四季成り性を有したいちご品種「夏実」は、果実硬度が高く上物収量も比較的多く、本県の夏秋どり栽培に利用できる。 |
平成15年(2003年)中信試
ピーマン雄性不稔親系統「桔梗13号」の特性ピーマン「桔梗13号」は、核遺伝子型雄性不稔性、疫病抵抗性、モザイク病(TMVトマト系)抵抗性を有する中間母本系統で、疫病抵抗性台木用F1品種育成のための種子親あるいは雄性不稔性の育種素材として利用できる。 |
平成15年(2003年)野菜花き試
本県在来地大根品種の抗酸化活性と関連成分本県在来の地大根品種の多くは、宮重系青首大根品種の「耐病総太り」に比べて、ポリフェノール、アスコルビン酸等の機能性成分含量が多く、抗酸化活性が高い傾向がある |
平成15年(2003年)野菜花き試
ムラサキアスパラガス(パープルパッション)の特性ムラサキアスパラガスは、糖度、アスコルビン酸、ルティンおよびアントシアニンの含有量が、グリーンアスパラガスより多く、太ものが多く、密植栽培でも太ものを収穫しやすい品種である。 |
平成15年(2003年)野菜花き試
アスパラガスの茎葉の刈りとり時期は、平均気温11℃程度を目安とするアスパラガスの茎葉の刈りとり時期は、平均気温11℃程度が目安で、それより早く刈りとった場合には減収し、L級以上の太ものの割合が低くなるとともに、1茎重も軽くなる。 |
果樹 平成15年(2003年)果樹試
対話型ノンパラメトリックDVR法による果樹の生育予測独立行政法人農業技術研究機構職務作成プログラム「対話型ノンパラメトリックDVR法プログラム」は、発芽日を起点にした開花期等の予測に利用できる。 |
果樹 平成15年(2003年)果樹試
日本スモモ「貴陽」の栽培特性および果実品質日本すもも貴陽は果実の大きさが150~200gで大きく良食味の品種である。収穫期須坂市は8月上旬でソルダムよりやや遅れる。結実確保のために「ハリウッド」の花粉を用いて人工受粉する必要がある。 |
果樹 平成15年(2003年)果樹試
もも「白鳳」、「川中島白桃」の成熟に及ぼす気象要因の影響もも「白鳳」、「川中島白桃」の成熟日数(満開日から収穫日)は、満開日から40日間の平均気温との間に高い負の相関が、7月以降の気温との間に正の相関が認められた。 |