研究成果『技術情報』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。
果樹 平成24年(2012年)農試・企画経営部、農業技術課
りんご樹園地評価ツールは、樹園地の生産性を客観的に評価できるりんご樹園地評価ツールは、樹園地の立地や土壌、作業性といった農地条件と樹齢、収量性、放任期間の有無、病害虫の発生程度といった樹体条件を入力することで、樹園地の生産性を客観的に評価できる。 |
果樹 平成24年(2012年)農試・知財部、南信試・栽培部
SSRマーカーを用いた県職務育成日本なし品種「サザンスイート」の識別日本なしの長野県職務育成品種「サザンスイート」は、SSRマーカーNH207a を用いることにより供試した23品種と識別できる。 |
作物 平成24年(2012年)農試・作物部、農業技術課
高温登熟した水稲種子の発芽特性高温登熟した水稲種子の発芽勢は平常年に比較して劣ることがある。浸種初期に3℃の低水温となると発芽勢の低下を助長する危険がある。 |
作物 平成24年(2012年)農試・作物部・環境部
ほ場測定気温を利用した積算気温による中苗、普通期移植水稲の出穂期予測「コシヒカリ」では1,726℃、「あきたこまち」では1,490℃を越えた時点で出穂期を迎える。ほ場の気温測定と表計算シートなどの利用により、出穂期を予測できた。 |
作物 平成24年(2012年)農試・作物部、農業技術課
長野県におけるスルホニルウレア系除草剤抵抗性オモダカの発生実態スルホニルウレア系除草剤に対して抵抗性を示すオモダカの発生を認めた。残草はALS遺伝子の変異および除草剤解毒代謝による抵抗性、抵抗性以外の要因がある。 |
作物 平成24年(2012年)農試・作物部、農業技術課
密閉式鉄コーティング種子の初期生育の特徴および保存方法による発芽への影響密封式鉄コーティング種子の初期生育はカルパー種子と同等である。種子の保管は10℃冷蔵で2週間、播種当日は密封状態のまま日陰下、または、日射を遮る資材内に入れて急な昇温を避けることにより発芽への影響はない。 |
野菜・花き・きのこ・病害虫 平成24年(2012年)野花試・佐久支場
レタスにおけるナモグリバエ寄生数の品種間差異レタスにはナモグリバエの食害に対する品種間差異がある。レタス根腐病抵抗性品種の中では、サニーレタスは球レタスと比較して、ナモグリバエによる被害が軽微である。球レタスの中でも品種間差異がある。 |
土壌肥料 平成24年(2012年)農試・環境部
同じ土壌群内におけるCECのばらつき県下 248 地点におけるCEC(陽イオン交換容量)値は、同じ土壌群内でも大きく異なる。 同じ土壌群でかつ同じ地域内であれば、近い値を示す場合があるが、正確な土壌診断のためには、実際にCEC分析を実施することが望ましい。 |
作物・土壌肥料 平成24年(2012年)農試・環境部
土壌窒素無機化量の推定に基づく水稲窒素吸収傾向の把握と応用反応速度論的手法を用いて土壌窒素無機化量を推定することにより水稲の窒素吸収の傾向が把握可能である。また、近年の温暖化条件では無機化量、発現時期によっては倒伏 等がかなり発生し、無機化量の過度な増加は作柄にマイナスとなる場合がある。 |
畜産 平成24年(2012年)畜試・酪農肉用牛部
総繊維含量を6%高めた配合飼料の肥育牛への給与は、ルーメン内容液中の酢酸プロピオン酸比を向上させた黒毛和種肥育期において総繊維含量が約6%異なる配合飼料を給与したところ、ルーメン内容液性状は総繊維含量の高い区で酢酸プロピオン酸比(A/P 比)が有意に高いものの、枝肉成績に差は見られなかった。 |
畜産 平成24年(2012年)畜試・酪農肉用牛部
圧ぺん・粉砕加工した飼料用玄米の乳牛における消化特性飼料用玄米は圧ぺんあるいは粉砕加工により 24 時間浸漬で 70%以上が消失し、加工前に比べ 55%以上消化性が改善される。また、加工後の飼料用玄米は消化の早い大麦圧ぺんに近い消失パターンを示す。 |
野菜・花き・きのこ 平成24年(2012年)農試・知的財産管理部
CAPSマーカーを用いた県職務育成夏秋採りいちご品種の識別葉片および果実組織から抽出したDNAを用いた5種類のCAPSマーカーによる解析で、 県職務育成夏秋採りいちご品種「サマープリンセス」および「サマーエンジェル」を、供試した15品種と識別できる。 |
作物 平成24年(2012年)農試・作物部
麦作における難防除雑草ヤグルマギクの出芽パターンと除草剤に対する反応ヤグルマギクの出芽は越冬前に9割以上に達し、麦類の播種期を遅らせることにより生存個体数は減少する。生育期茎葉処理型除草剤のアクチノール乳剤およびバサグラン液剤に一定の防除効果がある。 |
野菜・花き・きのこ 平成23年度(2011年度)野花試野菜部、南信試栽培部
長野県の夏秋どり栽培で利用されている四季成り性いちご品種の特性と利用法長野県の夏秋どり栽培で利用されている四季成り性いちご品種の特性を明らかにした。既存品種の中では「サマープリンセス」と「すずあかね」が収量性等の点で優れており、本県での高設栽培に適している。 |
野菜・花き・きのこ 平成23年度(2011年度)野花試育種部・野菜部
アスパラガス採種親株の体細胞胚を利用した増殖法は、側芽培養法より増殖効率が良いアスパラガス優良品種の採種親株を増殖するため、体細胞胚を利用した培養法は、従来の側芽培養法に比べ増殖効率が優る。また、本培養法により得られた成植物は側芽培養法により得られた成植物と形態的に大きな差はない。 |