研究成果『技術情報』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。
野菜・花き・きのこ 平成24年(2012年)野花試・花き部
シャクヤク切花の不開花率と花持ちに及ぼす、品種別の切り前、品質保持剤、湿式輸送の影響シャクヤクは開花しやすさと、花持ちの品種間差が大きいので品種ごとに適する切り前を把握して収穫する必要がある。STSの前処理および消費者段階での後処理剤の併用によって不開花率を低減して花持ちを延長することが可能である。湿式輸送するとより咲き進んだ状態で観賞価値を終える。 |
野菜・花き・きのこ 平成24年(2012年)野花試・花き部
スタンダードカーネーションの花持ちの品種間差異および後処理剤、湿式輸送の効果スタンダードカーネーションは花持ちの品種間差異が大きいため品種選定に当たって考慮する必要がある。STSの処理後に湿式輸送を行い、さらに後処理剤を用いることで花持ちが延長する。 |
野菜・花き・きのこ 平成24年(2012年)野花試・花き部
スタンダードカーネーションに対するSTSの適正処理方法STSの処理はSTSの吸収量を目安にする。眠り病が発生しやすい品種は切り花重100g当たり2μmolとする。処理の目安は0.4mMで2~4時間、0.2mMで8~16時間である。眠り症状の発生しにくい品種は切り花重100g当たり1μmolとする。 |
野菜・花き・きのこ 平成24年(2012年)野花試・花き部
切り花の電照栽培における光質が生育開花に及ぼす影響キク、アスターは赤色光によって開花が抑制され、カーネーション、ストック、キンギョソウは遠赤色光によって、マトリカリアは赤色光によって開花が促進される。また、トルコギキョウの9~10月開花作型では赤色光によって開花が抑制される。 |
野菜・花き・きのこ 平成24年(2012年)野花試・花き部
寒冷地のカーネーション栽培におけるヒートポンプの利用効果寒冷地のカーネーション栽培では、ヒートポンプを夏期間の夜間冷房に用いることで切り花品質を向上させることができる。また、冬期の暖房に用いることで暖房コストを削減することが可能である。 |
野菜・花き・きのこ 平成24年(2012年)野花試・野菜部
アスパラガスの薬剤散布に専用噴管台車が利用できるアスパラガス防除用噴管台車(APD-4W)は、うね間を人力で引きながら薬剤散布することで茎葉全体に均一に薬剤が散布され、労力軽減ができる。 |
果樹 平成24年(2012年)南信試・栽培部
干し柿「市田柿」の加工に影響する原料果実の品質色見本(平成20年度 試行技術 第1回)により橙色と判断した「市田柿」原料果実は、糖度が高く、ばらつきが少ない傾向だった。このような果実は最終的な干し柿の重量歩留りが高く、品質が良好である。 |
果樹 平成24年(2012年)農業技術課、南信試・栽培部
下伊那地域における市田柿樹体の芽枯れと技術対策平成23年春の市田柿の芽枯れは、発芽期の低温によって引き起こされた。被害後に徒長した枝に、摘心などの新梢管理を行うことで、結果母枝の長さ、花芽は良好となった。被害翌年は花芽の着生状況に応じて栽培管理を適正に行うことで、良質な果実を生産することができた。 |
果樹 平成24年(2012年)果樹試・栽培部
花もも系統等を台木とする、もも「あかつき」樹の樹体凍害の発生状況もも「あかつき」において8年生樹では「払子」台木樹が「おはつもも」台木樹および「花もも系統」等台木樹と比較して樹体凍害の発生が少なかった。また、5年生樹では、「ひだ国府紅しだれ」台木樹が「筑波4号」台木樹に比較して樹体凍害の発生が少なかった。 |
果樹 平成24年(2012年)果樹試・栽培部
西洋なし「ジェイドスイート」の長野県における品種特性西洋なし「ジェイドスイート」は8月中旬から下旬に収穫期となる早生品種である。追熟完了後は肉質が滑らかで、食味が優れる。 |
果樹 平成24年(2012年)果樹試・栽培部
ぶどう用果実袋グレープカラー(緑)によるぶどう「シャインマスカット」の果皮色黄色化抑制効果ぶどう用果実袋グレープカラー(緑)(小林製袋産業)は、ぶどう「シャインマスカット」における果皮色の極端な黄色化抑制効果がある。 |
果樹 平成24年(2012年)果樹試・栽培部
ぶどう「ナガノパープル」における果粒の着色と果汁糖度の関係ぶどう「ナガノパープル」の果粒は、果てい部の着色程度が進むにつれ、果汁糖度が上昇する。 |
果樹 平成24年(2012年)果樹試・栽培部
点滴かん水チューブストリームライン60を利用した重力による小規模かん水法ほ場面から120cm程度の高さに貯水タンクを設置し、ストリームライン60を水源から均等な距離になるよう樹列と平行に設置することで、リンゴわい化栽培ほ場5aに対して、均一なかん水ができる。 |
果樹 平成24年(2012年)果樹試・栽培部
りんごの樹体ジョイント仕立て用苗木の育成方法樹高が3.5m程度で誘引しやすいりんご樹体ジョイント仕立て用苗木を養成するには、「ふじ」および「秋映」の1年生マルバカイドウ台苗木を、充実した芽までごく軽く切り返し、6月まで先端新梢以外の新梢は随時基部からせん除しながら垂直支柱に誘引して1年養成する。 |
果樹 平成24年(2012年)果樹試・育種部
低標高地におけるりんご早生品種の果実品質特性と評価「凛夏」、「みよしレッド」、「夏乙女」、「ファーストレディ」は、低標高地では着色が劣り、果実障害が発生する。「夏明」と「すわっこ」は低標高地でも着色は良好であるが、「夏明」はさびの発生、「すわっこ」は心かびの発生が多いことが課題である。 |