研究情報

研究成果『技術情報』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。

野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)野花試野菜部

収穫打ち切り後の光照射追熟によるカラーピーマンの増収効果

カラーピーマン栽培で収穫打ち切り時に着色が不完全な果実のうち、催色期以降の果実を光照射追熟することで7~15%の可販果の増収効果が認められる。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試野菜部・佐久支場・環境部

はくさいの黒斑細菌病に対する品種間差と一般特性

はくさいの黒斑細菌病に対する感受性には品種間差が認められ、感受性の低い品種の中には、収量、一般特性とあわせて利用できる品種がある。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試野菜部・佐久支場・環境部

ブロッコリーの黒斑細菌病に対する品種間差と一般特性

ブロッコリー品種の黒斑細菌病に対する感受性には品種間差があり、発病度が安定して低い品種が認められる。感受性の低い品種の中には、生育の揃いや生理障害・病害の発生程度、花蕾形状といった一般特性と併せて利用できる品種がある。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試野菜部・佐久支場・環境部

グリーンボールの黒斑細菌病に対する品種間差と一般特性

グリーンボールの黒斑細菌病に対する感受性には品種間差が認められ、感受性が低い品種の中には、収量、一般特性とあわせて利用できる品種がある。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試野菜部・佐久支場・環境部

キャベツの黒斑細菌病に対する品種間差と一般特性

キャベツの黒斑細菌病に対する感受性には品種間差が認められ、感受性が低い品種の中には、収量、一般特性とあわせて利用できる品種がある。

果樹 平成25年(2013年)南信試栽培部

日本なし「南水」の樹体ジョイント仕立て用苗木の育苗方法

日本なし「南水」の樹体ジョイント仕立てに適した苗木長330cm以上の大苗を育成するには育苗ほ場で2年間育成する。苗木を12L程度の不織布ポットに植え付け半地中埋設で育成することを基本とするが、ほ場が滞水や過湿になるおそれがある場合、ポットを地表面に並べ周囲に寄せ土する高畝埋設で育成する。

果樹 平成25年(2013年)南信試栽培部

日本なし「南水」樹体ジョイント仕立ての早期の収量性と作業時間の短縮効果

樹体ジョイント仕立ては、4年生樹で樹冠占有面積率が30~40%、収量が約0.7t/10a、5年生樹で樹冠占有面積率が約50%、収量が約1.7t/10a得られ、同樹齢の慣行仕立てに比べて樹冠の拡大が早く、早期から収量を上げることができる。また、樹体ジョイント仕立ては、慣行仕立てに比べて単位樹冠面積当たりの作業時間が約20%短く作業時間の短縮効果がある。

果樹 平成25年(2013年)果樹試栽培部

日本すもも「貴陽」の平棚栽培における収量と果実品質

日本すもも「貴陽」の平棚栽培では、10年生でほぼ成園化し、10a当たりの換算収量(栽植距離6m×8m 20本/10a程度)で2,200㎏、果実重170g、糖度19%程度の果実生産が見込まれる。

果樹 平成25年(2013年)果樹試育種部

ぶどう「クイーンニーナ」の着色に及ぼす日照の影響

平成20~25年のぶどう「クイーンニーナ」の露地栽培では、果皮の着色は満開後50~60日頃(8月上旬~中旬頃)から始まり、満開後65~74日(8月下旬~9月上旬頃)の全天日射量、日照時間が多い年ほど満開後90日頃の着色指数が高い傾向であった。

果樹 平成25年(2013年)果樹試栽培部・環境部

ぶどう「ナガノパープル」の短梢せん定栽培樹における樹幹面積拡大が樹体生育、新梢管理時間、果実品質に及ぼす影響

強樹勢のぶどう「ナガノパープル」短梢せん定栽培樹に対し、主枝長の延長、もしくは主枝本数の増加により、樹冠面積を拡大することで、新梢長が短くなり、新梢管理時間は減少した。

果樹 平成25年(2013年)果樹試育種部

もも「つきかがみ」の品種特性

もも「つきかがみ」は果実重260~300g程度、糖度14~16%程度の黄肉品種であり、離核で食べやすく、無袋栽培が可能である。成熟期は9月上旬(須坂市)で「黄金桃」より1週間遅く、黄肉品種の出荷期拡大が期待できる。

畜産 平成25年(2013年)畜試・酪農肉用牛部

黒毛和種にDDGS、飼料用米を主原料とした発酵TMRを給与し、慣行飼育と同等の枝肉成績が得られた

黒毛和種肥育牛の肥育中期以降、トウモロコシ蒸留粕(DDGS)、飼料用米をそれぞれ 15% 用いた発酵 TMR を給与したところ、慣行肥育と同等の枝肉成績が得られた。

畜産 平成25年(2013年)畜試・酪農肉用牛部

乳用雌子牛への人工乳採食促進法は離乳時期を早期化できる

乳用雌子牛の人工乳給与において、生後初期から通常のバケツ給与と並行して乳首付き人工乳給与ボトルを用いた人工乳採食促進法は、生後1ヵ月齢程度での離乳が可能となる。

果樹 平成25年(2013年)南信試・栽培部

日本なし「サザンスイート」のS遺伝子型はS2S9である

交配試験および DNA マーカーを用いた判別により、日本なし「サザンスイート」のS遺伝子型はS 2 S 9 と考えられる。「サザンスイート」の受にはS 2 S 9 型をもつ品種(「愛宕」)以外が使用できる。

作物 平成24年度(2012年度)農業試験場・育種部

雑草イネに新しいバイオタイプを同定した

平成 14(2002)年から現在までに発生が確認された雑草イネの中で、従来のバイオタイプ(A~G)に比べて稈長、出穂期、ふ先色が異なる2つのバイオタイプ(H、I タイプ)を新たに確認した。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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