研究情報

研究成果『技術情報』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。

作物 平成28年度(2016年度)農業試験場作物部

穀物の出荷製品への草本および木本植物の混入物の解析

米、小麦、大豆、そばの出荷製品に混入していた異物は、草本および木本科由来の植物である。混入状況、混入した植物の生態及び混入の原因を解析した。

果樹 平成28年(2019年)果樹試験場環境部

ふじ/M.9ナガノ10年生樹における11月肥および9月肥の施肥窒素の利用率

ふじ/M.9ナガノ10年生樹における11月肥の施肥窒素の利用率は、礫質褐色低地土で13.7%、多腐植質黒ボク土で16.5%、9月肥の施肥窒素の利用率は、礫質褐色低地土で 4.5%、多腐植質黒ボク土で 8.0%である。

果樹・病害虫 平成28年(2016年)南信試・栽培部

日本なし「幸水」の果実肥大期における黒星病の主要感染時期

日本なし「幸水」の果実肥大期における黒星病の主要感染時期は、6月中旬から7月上中旬である。7月下旬の感染は極わずかであり、8月以降はほぼ感染はない。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成28年(2016年)野花試・環境部

気門封鎖型薬剤のナミハダニに対する効果と天敵に対する影響

野菜類の主要な気門封鎖型薬剤の中で、アカリタッチ乳剤、サンクリスタル乳剤、サフオイル乳剤および粘着くん液剤はナミハダニ雌成虫に対する効果が高い。サフオイル乳剤、エコピタ液剤および粘着くん液剤はミヤコカブリダニ雌成虫への影響が小さい。サンクリスタル乳剤、サフオイル乳剤およびエコピタ液剤はタイリクヒメハナカメムシへの影響が小さい。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成28年(2016年)野花試・環境部・野菜部、農業技術課

アスパラガス疫病のイムノクロマト法による簡易診断

アスパラガス疫病は、イムノクロマト法により簡易に診断が可能であり、地下茎または貯蔵根の腐敗部位と健全部位の境目周辺の検体を供試する。

果樹・病害虫 平成28年(2016年)果樹試・環境部、栽培部

Podospaera leucotricha によるモモうどんこ病(毛じ障害)の感染時期と発生生態

Podosphaera leucotrichaによるモモうどんこ病(毛じ障害)の主要感染時期は落花期~落花20日後頃である。初発は落花15日後頃で、落花50日後(袋かけ時)以降は新たな発病は少ない。発病には品種間差異があり、「なつっこ」、「あかつき」では特に発病が多い。

作物・病害虫 平成28年(2016年)農試・環境部

水稲「風さやか」のいもち病(葉いもち)に対する感受性の高まる葉色の目安

水稲「風さやか」のいもち病(葉いもち)に対する感受性はカラースケール値で3.5前後、葉緑素計SPAD値では35前後を境に高まる傾向が見られる。「風さやか」は「コシヒカリ」より、いもち病(葉いもち)の感受性が高まる葉色が淡いため、適切な栽培管理に努める必要がある。

畜産 平成28年(2016年)畜試・飼料環境部、農業技術課

作溝型播種機あるいはディスクハローによる草地の簡易な植生改善法

作溝型播種機あるいはディスクハローにより簡易更新した草地は、翌春の1番草収量が低いが、2番草以降は全面更新法との収量差がなくなる。草地の維持にはハーモニー75DF水和剤による雑草の抑制と電気柵による獣害防止が有効である。

畜産・土壌肥料 平成28年(2016年)畜試・飼料環境部

飼料用とうもろこし畑における堆肥施用後に行う心土破砕の効果

飼料用とうもろこし畑において堆肥施用後にサブソイラーによる心土破砕を行うことで下層土が膨軟化し、作土層の成分濃度が低下する。また作物体のカリ濃度と硝酸態窒素濃度が低下する。

畜産 平成28年(2016年)畜試・飼料環境部・酪農肉用牛部

高消化性ソルガムのTDN推定値信頼性と糞中への子実排泄割合

高消化性ソルガムの酵素分析値から推定したTDNは消化試験による実測値と同程度であり、信頼性は高い。また、サイレージ中の子実の23%程度が糞中へ排泄される。

畜産 平成28年(2016年)畜試・養豚養鶏部

周産期母豚の粗飼料としてワイン粕サイレージは利用できる

白ワイン粕はサイレージ化により豚の粗飼料として利用でき、周産期母豚に給与すると授乳期の食い止まりが緩和され、特に若齢母豚の子豚の発育が向上する。

畜産 平成28年(2016年)畜試・酪農肉用牛部

TMRの1日あたりの給餌回数を増やすと泌乳ピーク以降の乳量の低下を抑制できる

TMRの1日あたりの給餌回数を2回から4回に増やすと泌乳ピーク以降の乳量の低下を抑制でき、泌乳持続性の向上に寄与する。

野菜・花き・きのこ・その他 平成28年(2016年)野花試・菌茸部、農業技術課

きのこ生産施設周辺におけるキノコバエの捕獲消長と気温、降雨の関連性

きのこ生産施設に侵入するキノコバエ科のハエの捕獲数が多くなるのは、4~5月と10~11月の年2回で、降雨があると捕獲数が増加することを確認した。また、冬季でも日最低気温が5℃以上の日には捕獲されることがある。

野菜・花き・きのこ 平成28年(2016年)野花試・花き部

洋マム品種の開花特性と短日処理による開花促進

現在種苗供給されている主要な洋マム品種の自然日長下における開花は、10月中旬から10月下旬である。また、短日処理を8月中旬から行うと9月下旬から10月上旬に切り花が得られる。

野菜・花き・きのこ 平成28年(2016年)野花試・花き部、農業技術課

県内キク産地の電照栽培に用いられている光源の特性

電球型蛍光管(TP415)および赤色LED(DELED-R-9W)は、キクの開花抑制に効果が高いとされる630nm付近の波長域を含んでおり、いずれの光源も電照栽培において開花抑制効果が認められる。ただし、電球型蛍光管の放射照度は低いため、また、赤色LEDは水平方向への拡散が小さいため、それぞれ設置間隔や設置方法を考慮する必要がある。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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