研究情報

研究成果『技術情報』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。

土壌肥料 平成29年(2017年)野花試・環境部

草丈伸長の品種間差を利用した越冬ライムギ鋤込み時期の拡大

ライムギが鋤込み適期となる草丈30cmに到達する時期は品種間差があり、これを利用して鋤込み時期に幅を持たせることで、後作レタス栽培における作業労力の分散が可能となる。

果樹 平成29年(2017年)農試・企画経営部

M.9台木の生産方法「横伏せ取り木法」、「接ぎ木盛り土法」における労働時間、及び生産費

M.9台木採取本数1,000本当たりの作業時間、生産費は、横伏せ取り木法で23.3時間、48千円、接ぎ木盛り土法で33.1時間、81千円である。

作物 平成29年(2017年)農試・企画経営部

農作業用ウインチ型パワーアシストスーツ「クボタ WIN-1」装着時のコンテナ運搬作業における表面筋電位信号及び心拍数の測定事例

農作業を模したコンテナ運搬作業において、農作業用ウインチ型パワーアシストスーツ「クボタ WIN-1」の装着時は、非装着時と比較して、前腕、上腕、肩において表面筋電位信号が小さくなり、また、心拍数の上昇が小さくなる傾向がみられ、労力軽減効果の可能性がみられた。

果樹・病害虫 平成28年度(2016年度)果樹試験場環境部

りんごのわい化栽培園におけるナミハダニの発生傾向

りんごのわい化栽培園は普通樹の園地と比較しナミハダニの発生時期が早く、発生後の増殖も著しい傾向がある。

果樹・土壌肥料 平成28年度(2016年度)果樹試験場環境部

クローバーが混在する樹園地草生の刈草中窒素含有量の推定法

クローバーが混在する樹園地草生の刈草が含有する窒素量は、クローバーの平均草丈とクローバーの占有面積比の積(クローバーインデックス、CI)を用いて推定できる。

果樹 平成28年度(2016年度)果樹試験場育種部、栽培部

りんご早生品種「リンゴ長果25」の収穫適期判定基準

「リンゴ長果 25」において、果実の地色と食味は一定の関係が認められ、食味の良い果実が収穫できる目安は、満開後 100 日以降で、果実の地色が『ふじ用果実カラーチャート(地色)』(農林水産省果樹試験場作成)で指数4~5である。

果樹 平成28年度(2016年度)果樹試験場育種部・栽培部

プルーン「オータムキュート」の収穫適期判定基準

プルーン「オータムキュート」の収穫適期は満開後 150 日頃で、果皮色が陽光面、陰光面ともに青紫色となった果実を収穫する。

果樹 平成28年度(2016年度)果樹試験場育種部

プルーン「オータムキュート」の雨よけ被覆による裂果軽減効果

プルーン「オータムキュート」は、収穫予定の3週間前(満開後 130 日)頃から雨よけ被覆をすることで裂果発生の軽減が図られる。

果樹 平成28年度(2016年度)果樹試験場栽培部

プルーン「オータムキュート」の苗木養成における接ぎ木方法と樹体生育

プルーン「オータムキュート」を穂木に用いて、ス台に接ぎ木を行う場合、3月下旬~4月上旬の期間の揚接ぎと居接ぎの間では、活着率に大きな差はない。また、揚接ぎ及び居接ぎで養成された苗木の定植後の初期の樹体生育には差はない。

果樹 平成28年度(2016年度)果樹試験場栽培部

寒冷紗被覆時期の違いがりんごの日焼け発生に及ぼす影響

りんご「つがる」と「シナノスイート」は、6月下旬からの長期寒冷紗被覆によって日焼け軽減効果が認められるが、葉つみから収穫までの短期寒冷紗被覆では、日焼け軽減効果が劣る。

果樹 平成28年度(2016年度)農業試験場企画経営部

M.9台木の横伏せ取り木法における作業時間及び経営費の実態

M.9台木の横伏せ取り木法は、定植2年目から約5千本/10a程度の収量が得られ、定植2~4年目の作業時間の平均は約43.2時間/10a・年、生産原価の平均は約240千円/10a・年、農業所得の平均は約1,299千円/10a・年である。

作物 平成28年度(2016年度)農業試験場作物部、農業技術課

水稲「風さやか」の収穫目安は帯緑色籾歩合10%から5%である

水稲「風さやか」は帯緑色籾歩合10%から5%の間に収穫をすることで、高品質な生産が可能になる。

作物 平成28年度(2016年度)農業試験場作物部

穀物の出荷製品への草本および木本植物の混入物の解析

米、小麦、大豆、そばの出荷製品に混入していた異物は、草本および木本科由来の植物である。混入状況、混入した植物の生態及び混入の原因を解析した。

果樹 平成28年(2019年)果樹試験場環境部

ふじ/M.9ナガノ10年生樹における11月肥および9月肥の施肥窒素の利用率

ふじ/M.9ナガノ10年生樹における11月肥の施肥窒素の利用率は、礫質褐色低地土で13.7%、多腐植質黒ボク土で16.5%、9月肥の施肥窒素の利用率は、礫質褐色低地土で 4.5%、多腐植質黒ボク土で 8.0%である。

果樹・病害虫 平成28年(2016年)南信試・栽培部

日本なし「幸水」の果実肥大期における黒星病の主要感染時期

日本なし「幸水」の果実肥大期における黒星病の主要感染時期は、6月中旬から7月上中旬である。7月下旬の感染は極わずかであり、8月以降はほぼ感染はない。

研究成果の検索

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

  • 農業試験場
  • 果樹試験場
  • 野菜花き試験場
  • 畜産試験場
  • 南信農業試験場
  • 水産試験場
  • 研究課題の募集
  • 視察研修の受け入れについて
  • 研究成果
  • スマート農業
Copyright © Nagano Prefecture. All rights reserved.