研究情報

研究成果『技術情報』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場育種部

日本すもも「シナノパール」の成熟特性と「麗玉」の収穫の目安

日本すもも「シナノパール」は満開後145日頃から地色が黄色となり、155日頃に食味が良好となる。糖度及び果実重について、商標「麗玉」の基準を満たす果実を収穫するためには、満開後155日以降に、果実側径72mm以上の果実を収穫する。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場栽培部・育種部

日本すもも「シナノパール」の着果間隔、着果位置と果実品質の関係

日本すもも「シナノパール」を平棚で栽培し、仕上げ摘果時の着果間隔を15及び20cmとした場合に、糖度が高く、肥大が良好な果実が得られ、果実重200g以上、糖度18%以上の果実が7割以上を占めた。樹冠内の着果位置別の果実品質は、主幹から1m以上外側に着果させた場合、肥大が良好で糖度が高い果実の割合が高い。

果樹 平成30年(2018年)果樹試験場育種部

もも「ワッサー」の品種特性

もも「ワッサー」は「黄金桃」に比べ、15日程度早い8月上中旬(須坂市)に成熟期を迎える中生の黄肉の硬肉品種である。果実重は200~250g、糖度は14~16%である。

畜産 平成30年(2018年)畜産試験場飼料環境部

乳酸菌・繊維分解酵素製剤の添加によりロールベール水分が50~65%の範囲で良質な アルファルファロールベールサイレージが調製できる

乳酸菌・繊維分解酵素製剤を添加することにより乳酸生成量が増加し、酪酸及び揮発性塩基態窒素の生成が抑えられ、ロールベール水分が50~65%の範囲でVスコア80点以上、pH5未満の良質なアルファルファロールベールサイレージが調製できる。

畜産 平成30年(2018年)畜産試験場飼料環境部

子実収穫に適した飼料用とうもろこしの有望品種

市販の飼料用とうもろこし品種「P9400」、「36B08」、「LG3490」、「34N84」、「TX1334」、「KD641」の6品種は、子実収量が優れ、倒伏・折損、立枯れ、子実のかび毒の発生が少なく、子実用として有望である。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場菌茸部

ブナシメジ「YKB-3」培地におけるバガスパウダーとコーンコブの適正な使用量

ブナシメジ「YKB-3」培地に用いるバガスパウダーは1ビン当たり25~20g、コーンコブは64~69gが適正な混合量である。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場菌茸部

ブナシメジ栽培におけるコメヌカ代替資材「築野mix」の利用技術

培地資材「築野mix」は、ブナシメジ栽培の主要な栄養材コメヌカの一部代替が可能である。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場野菜部、佐久支場、農業技術課

たまねぎ春播き栽培における品種特性

秋播き栽培で用いられている「七宝甘70」、「ネオアース」、「もみじ3号」は、春播き栽培においても球の肥大、収量性に優れ、栽培に適する。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場野菜部、農業技術課

非結球レタスの一般特性

県内の寒地及び寒冷地における非結球レタスの一般特性を明らかにし、春播き作型及び夏播き作型における適品種を選定した。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場育種部・野菜部

ラファノブラシカ「長・野48号」は機能性成分を多く含む新たな野菜として有望である

ラファノブラシカ「長・野48号」はアブラナ科ダイコン属のダイコンにアブラナ属のケールを交配した異属間の雑種第1代植物となる新たな野菜で、機能性成分であるグルコシノレート類のグルコラファニン及びグルコラフェニンを多く含む。

果樹 平成30年(2018年)南信農業試験場栽培部

日本なし「南農ナシ7号」の育成

8月上~中旬に収穫できる早生の青なしとして、日本なし「南農ナシ7号」を育成した。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成30年(2018年)野菜花き試験場環境部・野菜部

アスパラガスほ場の排水性を評価するための簡易な下層透水性診断

ラセン状穴掘り器を用いてアスパラガスほ場のうね肩部に直径約7cm、深さ40㎝の注水孔を掘り、注水後10分と30分の水位を測定し、その差が40mm以下の場合を排水不良と診断する。従来法と比べ簡易で効率的に診断が可能なため、生産者が利用しやすい。

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果樹・病害虫 平成30年(2018年)南信農業試験場栽培部

ナシ黒星病子のう胞子飛散と初期の発病に対する秋冬期の落葉処理の効果

前年の秋冬期に「幸水」の落葉を除去することで、翌春のナシ黒星病子のう胞子の飛散量が減少し、初期のナシ黒星病の発病が減少する。

果樹・病害虫 平成30年(2018年)果樹試験場環境部・栽培部、農業技術課

ワイン用ぶどうにおける部分雨除けの晩腐病発生抑制効果と果実品質に及ぼす影響

棚栽培用の簡易雨除け資材(商品名:トンネルメッシュ)は降雨による濡れを回避し、開花前に設置すると晩腐病の発生抑制効果が高い。垣根栽培用の果房雨除けは設置時期が全般に遅いため被覆までの感染リスクがあるが、被覆後の濡れを軽減し晩腐病の発生を抑制することができる。いずれも果実品質に及ぼす悪影響はない。

病害虫 平成30年(2018年)果樹試験場環境部、農業技術課

県外産りんご苗木における薬剤耐性黒星病の発生

県外産のりんご苗木に発生した黒星病は、DMI剤注1)とQoI剤注2)に対する薬剤耐性を有していた。この黒星病菌は苗木とともに伝搬され、越冬場所は芽付近と考えられた。一年生枝の先端部ほど保菌率が高く、特にフェザー苗では発生率が高かった。平成30年に苗木の抜根処分を行っても、黒星病菌が周辺に拡散している可能性があり、平成31年は全県的に黒星病防除を強化するとともに、DMI剤の使用は控える必要がある。

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農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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