研究成果『技術情報』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。
畜産 令和元年(2019年)畜産試験場酪農肉用牛部
パルミチン酸を主体とするルーメンバイパス油脂は暑熱期の乳脂率向上に寄与する暑熱期の搾乳牛に脂肪酸組成がパルミチン酸を主体とするルーメンバイパス油脂(飼料添加物)を給与すると乳脂率を高めることができる。 |
野菜・花き・きのこ・病害虫 令和元年(2019年)野菜花き試験場菌茸部
ブナシメジ生育室でキノコバエを捕獲できる粘着シートと設置位置ブナシメジ生育室でヤマタナミキノコバエを効果的に捕獲できる粘着シートは「ムシプレートEX」と「新型虫捕りシート」で、設置位置は生育棚がよい |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場花き部
宿根草類及び花木類等の品質保持剤による日持ち性宿根草類11品目、花木類6品目、1年草2品目について、エチレン感受性及び前処理剤(チオ硫酸銀錯塩:STS)、後処理剤(糖+抗菌剤)の有効性を確認した。 |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場花き部
シャクヤク切り花の2℃貯蔵による日持ち性評価シャクヤク切り花を2℃前後で4~8週間貯蔵した場合、「夕映」「サラベルナール」及び「ルーズベルト」では完全開花し4~5日の日持ちを有する。 |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場花き部
シクラメン栽培におけるもみ殻培土「モミライト」の特性評価もみ殻培土「モミライト」は、シクラメンの鉢培土として利用可能で、4号鉢定植時に培土の50%まで代替しても品質に影響を与えず、コスト削減が可能である。 |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場花き部
アスターの秋出荷作型におけるレピガードシャインを用いた長日処理効果アスターの秋出荷作型において、レピガードシャインを光源とした定植時からの終夜電照は、切り花品質の向上に有効である。 |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場花き部
アルストロメリア新品種(24品種)の生産性評価主要品種及び新品種24品種の特性を調査した。株当たり切り花本数が特に多い品種は「ミルクティー」、「ホイットニー」、「ピンクティアラ」、「ゴールド」である。 |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場花き部
トルコギキョウ抑制作型における日没後の短時間冷房処理は切り花品質の向上に有効であるトルコギキョウの抑制作型において、定植後の夜間冷房処理は開花を抑制し、切り花品質を向上させ、日没後(以下、EOD:End-of-Dayの略)から4時間・15~18℃の冷房処理が効果的である。 |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場花き部
露地電照栽培に適する夏秋ギク早生及び中生の輪ギク品種露地電照栽培に適する夏秋ギク早生及び中生の輪ギク品種は「笑の東」、「千穂」、「笑の駒」、「星の泉」、「松風のあかり」、「美園」及び「笑の香」である。 |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場野菜部
アスパラガス品種「PA050」及び「ウェルカムAT」の施設栽培における品種特性アスパラガス品種「PA050」及び「ウェルカムAT」は「ウェルカム」より多収であり、施設栽培に適する品種である。 |
野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場野菜部
アスパラガスの小型ハウスを利用した施設化による増収・増益効果アスパラガス栽培において小型ハウスを利用した施設化により茎枯病の発病は抑制され、4月の需要期を中心に増収し、定植後4年程度で露地栽培を上回る所得が得られる。 |
果樹 令和元年(2019年)南信農業試験場栽培部
かき「市田柿」優良5系統の特性と系統間差かき「市田柿」の優良5系統について、若木期の生育量、生態、果実品質に関する特性に系統間差は認められない。 |
果樹・土壌肥料 令和元年(2019年)南信農業試験場栽培部
日本なし改植園の樹体ジョイント仕立て栽培における本ぽ定植した苗木の育成法日本なし樹体ジョイント仕立て栽培において、苗木を本ぽに定植して育苗する本ぽ定植苗木育成を行う際、改植園では、客土処理とマルチ処理を併用することで、本ぽの土壌で育成する場合よりも、1年目の新梢伸長が優り、育成2年目の7~8月に、樹間1.5mでジョイント可能な3.3m以上の長さの苗木が得られる。 |
果樹 令和元年(2019年)果樹試験場栽培部 育種部
適期に収穫したプルーン「オータムキュート」の15℃及び冷蔵(3℃)での品質保持期間適期に収穫したプルーン「オータムキュート」は15℃で10日間程度品質を保持できる。また、冷蔵(設定温度3℃、設定湿度80%)では30日間程度貯蔵可能で、出庫後は15℃で3日間品質保持できる。 |
果樹 令和元年(2019年)果樹試験場育種部、栽培部
日本すもも「シナノパール」の裂果発生時期及び雨除け栽培による裂果軽減効果日本すもも「シナノパール」は、8月上旬頃の降雨により裂果が始まり、8月中旬以降の降雨により裂果の発生率及び発生程度が増加する。雨除け栽培により裂果を軽減することができる。 |