研究情報

研究成果『試行技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「試行技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場育種部・野菜部、農業技術課

セルリー「長・野52号」は、収量性に優れ、可販葉数が多い淡緑色品種として有望である

セルリー「長・野52号」は、コーネル系の淡緑色品種であり、既存の市販品種「コーネル619」と比較して、収量性に優れ、可販葉数が多く、ホウ素欠乏症の発生が少ない。また、セルリー特有の香気が強くなく、シャキシャキとした食感を有している。

作物 平成30年(2018年)野菜花き試験場 畑作部

そば「桔梗11号」は耐倒伏性に優れ多収で、丸抜きの緑色が濃い系統として有望である

そば「桔梗11号」は有限伸育性の中間秋型品種である。「長野S8号」より草丈が短く耐倒伏性に優れ「長野S8号」より多収である。丸抜きの色・切りそばの色調は緑色が「長野S8号」よりやや濃い系統である。

作物 平成30年(2018年)農業試験場作物部・企画経営部、農業技術課

側条施肥田植え機を改良した直播機を用いた催芽種子の湛水直播栽培技術

側条施肥田植え機を改良した直播機による催芽種子を用いた湛水直播栽培は、精度の高い播種ができ、カルパー種子並みの生育、収量性が確保され、省力性、生産費低減に有効である。

病害虫 平成30年(2018年)農業試験場環境部

だいずのマメシンクイガ防除に有効な薬剤と散布時期

だいずのマメシンクイガ防除に、プレバソンフロアブル5の4,000倍液又はトレボン乳剤1,000倍液のいずれかを、本種成虫の発生盛期(フェロモントラップ誘殺盛期)頃から産卵盛期頃までに散布する。スミチオン乳剤1,000倍液は、産盛期頃から幼虫発生初期頃に散布する。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成30年(2018年)野菜花き試験場環境部・野菜部、農業技術課

穿孔暗渠機「カットドレーン」によるほ場排水性改善効果とアスパラガスの生育向上

カットドレーン施工によりほ場排水性が改善する。アスパラガスほ場においてその効果は施工後2年以上持続し、排水性改善に伴いアスパラガスの生育が向上するとともに欠株率が低下する。

作物 平成30年(2018年)農試・作物部

越冬前に幼穂形成した小麦「ハナマンテン」の踏圧時期は越冬前が適する

越冬前に幼穂形成し適正な茎数となった場合には、越冬前の踏圧処理により過剰な茎数発生、千粒重の低下を抑制し、収量確保につながる。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成29年(2017年)野花試・環境部、花き部、農業技術課

カーネーションのハダニ類防除にUV-B照射が有効である

UV-B電球形蛍光灯(パナソニック製 SPWD24UB1PB)を用いたUV-B照射は、カーネーションのハダニ類防除に有効である。カーネーションの草丈や節数がやや減少し、出蕾及び開花時期が若干早まるが、葉焼け等の障害は発生せず、切り花品質に重要な影響は認められない。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成29年(2017年)野花試・環境部、佐久支場、農業技術課

早春まきハウス育苗作型パセリーの経時的窒素吸収特性に沿った被覆窒素肥料の配合による収量性向上

早春まきハウス育苗作型パセリーの窒素吸収は収穫開始前後の6月から7月にかけてピークとなり収穫期間中は一定の吸収が続く。被覆窒素肥料をこの窒素吸収特性に沿った配合とすることでパセリーの収量性が向上する。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成29年(2017年)野花試・環境部、野菜部

うね成型ロータリーと施肥機を組合わせた部分施肥によるキャベツの窒素減肥栽培

キャベツ栽培において耕うん同時うね成型ロータリーとトラクター装着型施肥機を組合せた部分施肥により20%程度の窒素減肥が可能である。

畜産 平成29年(2017年)畜試・飼料環境部

茎葉型専用品種「たちすずか」「リーフスター」を使った乾田直播栽培によるイネWCS生産は、作業時間と燃料消費量が削減できる

乾田直播栽培で生産したイネWCSは、移植栽培と比較して収量は8割程度であるが、作業時間や燃料消費量は削減できる。また、翌年に食用品種を作付けした場合、飼料用イネの籾が混入する可能性は低い。

畜産 平成29年(2017年)畜試・飼料環境部

飼料用ソルガム「東山交37号」は高消化性と紫斑点病抵抗性を併せ持つ晩生のソルゴー型品種である

飼料用ソルガム「東山交37号」は現在の市販品種にはない、高消化性と紫斑点病抵抗性を併せ持つソルゴー型ソルガムで、牛の消化性や選好性に優れ、紫斑点病に罹病しない飼料価値の高い品種である。

野菜・花き・きのこ 平成29年(2017年)野花試・花き部

ストックアイアン系品種の秋作型における品質向上技術

ストックアイアン系品種の秋切り作型において、ハウス全体または有孔農POフィルムのトンネル被覆による定植後4週間の高温処理は花芽分化を抑制し、節数の増加により切り花長が長くなり、品質を向上させる。

野菜・花き・きのこ 平成29年(2017年)野花試・育種部、野菜部

イチゴ「長・野53号」は果実品質に優れ、うどんこ病に強く、商品果率が高く多収で夏秋どり作型向け品種として有望である

イチゴ「長・野53号」は果実品質に優れ、うどんこ病に強く、着色異常果や芯止まり症状の発生が少なく、盛夏期の株疲れによる収量の落ち込みが小さく多収で夏秋どり作型向けイチゴとして有望である。

野菜・花き・きのこ 平成29年(2017年)野花試・育種部、野菜部

アスパラガス「長・野交51号」は春どり収量が多く、若茎頭部の締まりに優れる紫アスパラガスである

アスパラガス「長・野交51号」は紫アスパラガス品種であり、既存の紫色品種より春どり収量が多く、可販率が高く、若茎頭部の締まりに優れる。紫色の着色も優れ、緑色品種「ウェルカム」より太もの比率が高く、甘みが強い。

野菜・花き・きのこ 平成29年(2017年)野花試・野菜部

トマト及びカラーピーマン施設栽培ではCO2群落内局所施用が収量向上に有効である

トマト及びカラーピーマン施設栽培で液化二酸化炭素と多孔質チューブを用い、CO2濃度を夏秋期約440ppm、冬期約500ppmに設定して朝から夕方まで群落内局所施用を行うと、施設内のCO2濃度が外気より高く維持されて収量が向上する。

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