研究情報

研究成果『試行技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「試行技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

野菜・花き・きのこ 令和2年(2020年度)野菜花き試験場野菜部

きゅうりハウス雨よけ(夏秋どり)栽培の有機培地による養液栽培適応性と仕立て方法

きゅうりのハウス雨よけ(夏秋どり)栽培では有機培地を用いたハンモックベンチ吸い戻し式養液栽培の適応性が高く、仕立て方法は子づる4本つる下ろしが適し、1a当たり換算で1.9~2.2t程度の上物収量が得られる。

野菜・花き・きのこ 令和2年(2020年度)野菜花き試験場野菜部

トマト夏秋どり作型における高温対策技術

トマト夏秋どり作型の効果的な高温対策技術として、ハウス内の昇温抑制には細霧冷房が有効であり、草勢維持には強勢台木への接ぎ木が有効である。2つの技術を組み合わせることで、可販収量とA品果率が向上し、特に9月以降の増収効果が高い。

作物 令和2年(2020年度)農業技術課、農業試験場作物部

大小麦の登熟積算気温を用いた成熟期予測技術

県内の主要な大麦3品種、小麦5品種の成熟期は、出穂後の日平均気温を用いた積算気温により予測できる。

畜産 令和2年(2020年度)畜産試験場酪農肉用牛部

飼料用イネ「たちすずか」ホールクロップサイレージをソルガムサイレージ混合発酵TMRもしくは分離給与で泌乳中後期牛へ乾物中20~25%程度給与することが可能である

高糖分高消化性イネ「たちすずか」ホールクロップサイレージを輸入チモシー乾草の代替として泌乳中後期牛に給与する場合、ソルガムサイレージも併用した発酵TMRもしくは分離給与で乾物中20~25%程度給与することが可能である。

作物 令和2年(2020年度)農業試験場育種部・作物部、農業技術課

小麦「東山55号」は、日本めん用中力小麦で生めんの経時後の色相劣化が小さい有望系統である

小麦「東山55号」は、「ゆめきらり」より生麺の経時後の色相劣化が小さく、赤さび病やうどんこ病の抵抗性がより優れる有望系統である。

作物 令和2年(2020年度)農業試験場育種部・作物部、農業技術課

小麦「東山53号」は、中華麺用超強力小麦で栽培性に優れた有望系統である

小麦「東山53号」は、「ハナマンテン」より耐寒・耐雪性に優れ、播性を有し、越冬性が高い。多収で赤さび病やうどんこ病の抵抗性もより優れる有望系統である。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 令和元年(2019年)野菜花き試験場環境部、農業技術課

土壌の可給態窒素を考慮したはくさいの窒素適正施肥技術

可給態窒素量を「可給態窒素施肥算出シート(Ver5.1)」に入力して得られた推奨窒素施肥量は本県はくさいの窒素適正施肥量として利用できる

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 令和元年(2019年)野菜花き試験場環境部

ソルガム導入による土壌物理性改善と後作レタス栽培での窒素減肥  

ソルガムを春レタス栽培終了後に播種し5~6週ですき込むことにより、レタスの短期輪作体系化が可能となり、土壌の物理性改善効果も得られる。この体系では後作レタスの基肥窒素量が50%程度削減できる

畜産 令和元年(2019年)畜産試験場酪農肉用牛部

特別な器材や技術を必要としないプロテアーゼ処理は牛受精卵の孵化率向上が期待できる

Bランク受精卵を1%プロテアーゼ液に1分浸漬すると、孵化率向上が期待でき、凍結融解後に移植した際、受胎率向上も期待できる。

野菜・花き・きのこ 令和元年(2019年)野菜花き試験場花き部

夏季(7月~9月)日没後4時間18℃の夜間冷房処理は、夏秋切りカーネーションの2次側枝(2番花)の切り花品質向上に有効である

12~1月定植のカーネーション夏秋切り作型の2次側枝の品質向上に、ヒートポンプ(以下EHP)による夜間冷房が有効で、7月~9月に日没後(以下EOD:End-Of-Dayの略)4時間・18℃の夜間冷房を行うことにより、切り花重や茎径が増加し切り花品質向上に有効である。

作物 令和元年(2019年)野菜花き試験場畑作部

だいず「東山231号」は、青立ちや裂莢しにくく加工適性に優れる有望系統である

だいず「東山231号」は、中生種で、倒伏しにくく、多収である。ダイズウイルス病や茎疫病に強い。青立ちが少ないことから適期収穫でき、裂莢しにくいことから機械収穫ロスの低減が期待できる。豆腐や味噌の加工適性が高い。

畜産 平成30年(2018年)畜産試験場酪農肉用牛部

飼料用イネ「たちすずか」WCSを乾物中40%混合した発酵TMRは泌乳中後期牛へ給与することが可能である

高糖分高消化性イネ「たちすずか」WCSを輸入チモシー乾草の代替として泌乳中後期牛に給与する場合、大豆粕や綿実で養分を補正することにより乾物中40%まで給与することが可能である。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場花き部

ダリアの露芯花抑制には赤色LEDによる長日処理が有効である

秋冬期に発生し易いダリアの露芯花対策として、赤色LEDを用いた14時間日長処理が有効で、その効果は白熱電球よりも高い。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場野菜部、農業技術課

たまねぎ春播き栽培におけるポリマルチ被覆は生育促進に有効である

たまねぎ春播き栽培において、白黒ポリマルチ被覆することにより生育が促進し、収量が多くなる。黒色や緑色のマルチは生育促進効果は期待できるが、腐敗球の発生も多くなる傾向がある。

野菜・花き・きのこ 平成30年(2018年)野菜花き試験場野菜部

遮光袋を利用したホワイトアスパラガス生産技術

萌芽直後の白色又は穂先に淡い桃色を呈する若茎に、遮光性の高い紙製の袋を用いた遮光袋資材を被せることで夏秋期にもホワイトアスパラガスの生産が可能である。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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