研究情報

研究成果『試行技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「試行技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

病害虫 令和3年(2021年度)野菜花き試験場環境部、上伊那農業農村支援センター 

圃場の健康診断に基づくブロッコリー根こぶ病の防除スキーム(ver1.0)

ブロッコリーの作付前に測定した土壌中の根こぶ病菌(休眠胞子)密度とpHの値から発病危険度を推定し、それに応じた防除対策の実践は、根こぶ病による減収を回避する手段として有効である。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 令和3年(2021年度)野菜花き試験場環境部、佐久農業農村支援センター、松本農業農村支援センター

土壌の可給態窒素を考慮したレタスの窒素適正施肥技術

簡易法(80℃16時間水抽出法)により測定した可給態窒素量を「可給態窒素施肥算出シート(Ver5.1)」に入力して得られた推奨窒素施肥量は本県レタスの窒素適正施肥量として利用できる

畜産 令和3年(2021年度)畜産試験場飼料環境部

飼料用ソルガム「東山交38号」は高消化性の極晩生品種として有望である

飼料用ソルガム「東山交38号」は高消化性遺伝子(bmr-18)を持つ極晩生のソルゴー型ソルガムで、収量が高く、牛の消化性や選好性に優れ、「風立」の後継品種として有望である。

果樹 令和3年(2021年度)果樹試験場栽培部

ぶどう「ナガノパープル」において満開14日後頃にフラスター液剤500倍液を散布することで新梢(副梢)管理作業時間を短縮できる

ぶどう「ナガノパープル」において満開14日後頃にフラスター液剤500倍液を散布することで、新梢(副梢)伸長が抑制され、7月の新梢管理作業時間を2~4割程度短縮できる。

作物 令和3年(2021年度)野菜花き試験場畑作部、農業農村支援センター、農業技術課

そば「桔梗13号」は二期作が可能で、耐倒伏性に優れ夏まきの収量が「信濃1号」より多い品種である

そば「桔梗13号」は二期作が可能で、耐倒伏性に優れ、春まきの収量は「しなの夏そば」と同等で、夏まきの収量は「信濃1号」より多収である。丸抜きの緑色は「信濃1号」、「しなの夏そば」より濃く、茹で麺の色に優れる。

作物・病害虫 令和3年(2021年度)農業試験場作物部

小麦「東山55号(しろゆたか)」は11月上旬まで播種を遅らせても収量は低下しない

小麦「東山55号(しろゆたか)」は、11月上旬まで播種を遅らせても収量は低下しない。また、播種期が遅くなるほどコムギ縞萎縮病の発病を抑制できる。

作物 令和3年(2021年度)農業試験場作物部、野菜花き試験場畑作部、松本農業農村支援センター

トレファノサイド乳剤の播種前土壌混和処理を加えた除草剤体系処理は、大豆圃場で発生するマルバルコウ及びマメアサガオに対して防除効果が高い

大豆の播種直前にトレファノサイド乳剤を散布し、播種時に土壌混和した後、通常の土壌処理型除草剤又は生育期茎葉処理型除草剤との体系処理を行うことで、マルバルコウ及びマメアサガオに対する高い防除効果が得られる。

畜産 令和3年(2021年度)畜産試験場養豚養鶏部

鶏舎におけるねずみ対策のポイント

鶏舎のねずみ対策には、金網とブラシによる侵入防止対策と、行動制限下での忌避剤を用いた避難場所からの追い出しによる駆除が有効である。

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畜産 令和3年(2021年度)畜産試験場飼料環境部

強化哺乳下における乳用子牛への効果的な給水方法

強化哺乳プログラムに基づいて飼養している乳用子牛の人工乳の採食量は、飲水量と高い相関がある。また、寒冷期には飲用水を加温することで、温暖期と同等の発育が期待できる。

病害虫 令和2年(2020年度)農業試験場環境部、野菜花き試験場環境部・佐久支場

イミダクロプリド・スピノサド水和剤を灌注処理したキャベツ・ブロッコリー中のスピノサド濃度推移とほ場でのコナガ防除開始時期

ガードナーフロアブル(イミダクロプリド・スピノサド水和剤)を定植前に灌注処理したキャベツでは、寒冷地の春まき作型と寒冷地及び寒地の初夏まき作型は、定植後2週目以降3週目までに、寒地の春まき作型は、定植後3週目を目安に殺虫剤の茎葉散布を開始することにより、難防除害虫であるコナガを効率的に防除できる。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部、佐久・松本農業農村支援センター

可給態りん酸量が70mg/100g以上あれば春まきハクサイのりん酸施肥量を全量削減できる

春まきハクサイの黒ボク土栽培ほ場において、可給態りん酸量が70mg/100g以上あれば、りん酸肥料を全く施用しなくても、基準量を施用した場合と同等の収量が得られる

畜産 令和2年(2020年度)畜産試験場酪農肉用牛部

簡易TMR自動給餌機は繋ぎ飼い乳牛舎において夜間にTMRを自動給餌できる

繋ぎ飼い乳牛舎において夜間にTMRを自動給餌できる簡易TMR自動給餌機を考案し試作した。この給餌機を用いると分娩前の乳牛に昼間分娩割合の増加を目的とした夜間給餌を無人でおこなうことができ、飼養管理が省力化される。

野菜・花き・きのこ・病害虫 令和2年(2020年度)野菜花き試験場菌茸部

エノキタケ栽培施設における黒腐細菌病の調査方法及び同病菌選択培地の開発

エノキタケ栽培施設等から黒腐細菌病菌(Pseudomonas tolaasii)を検出するための新規選択培地TSM10を開発した。従来利用されてきた改変T-PAF培地と比較して、黒腐細菌病菌に対する選択性や平板効率に優れ、同病菌を効果的に検出できる。

野菜・花き・きのこ・病害虫 令和2年(2020年度)野菜花き試験場菌茸部

エノキタケ・ブナシメジ栽培施設における害菌の調査方法及びわたかび病菌選択培地の開発

エノキタケやブナシメジに発生する糸状菌による害菌は、改変ローズベンガル・クロラムフェニコール培地を用いることで被害株や栽培施設から検出できる。とりわけ検出が困難であるわたかび病菌に対しては、新規選択培地RM3を開発した。RM3培地を用いることで、栽培ビンや施設から、わたかび病菌を効果的に検出できる。

野菜・花き・きのこ 令和2年(2020年度)野菜花き試験場花き部

夏秋切りカーネーションにおける定植後のEOD昇温処理と高温期のEOD冷房処理の組合せによる生産性向上技術

1月定植のカーネーション夏秋切り作型において、定植後から3~4月まで日没後4時間・15~20℃の昇温を行うことにより、1番花の開花は促進する。高温期のヒートポンプ利用によるEOD冷房処理との組合せにより2番花の品質が向上し、切り花本数が増加する

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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