研究情報

研究成果『試行技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「試行技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

果樹 平成21年(2009年)果樹試・環境部・栽培部

りんご2年生わい性台木苗木(カットツリー)の堀り上げ前の摘葉開始期は11月中旬とする

カットツリーは、掘り上げ前の摘葉時期が早いと定植後の生育が劣る。11月中旬の摘葉であれば、樹体のデンプン濃度が十分に高まることにより耐凍性が増し、定植後良好な生育が期待できる。

果樹 平成21年(2009年)果樹試・栽培部

醸造用ぶどうの新仕立て方「ハヤシスマートシステム」は高品質生産が可能で省力化に優れる

「ハヤシ-スマートシステム」は、片側短梢せん定を行い、新梢を一方向にだけ誘引する仕立て法で、醸造用ぶどうにおいて高品質果実生産が可能で、省力性に優れ収量も確保できる。

果樹 平成21年(2009年)果樹試・栽培部

ぶどう「ナガノパープル」の施設栽培における裂果軽減のためのかん水方法

施設栽培のぶどう「ナガノパープル」では、満開35日後~収穫直前まで、1回15mm 程度のかん水を3~4日間隔で実施することにより、裂果発生が軽減できる。

作物 平成21年(2009年)農試・作物部

水稲多品種の収量性と立毛乾燥を前提とした成熟期後の耐倒伏性

水稲多収品種の生育・収量特性を評価したところ、「北陸 193 号」等は耐倒伏性が強く、ほ場において立毛状態で乾燥してから収穫することが可能である。

野菜・花き・きのこ 平成20年度(2008年度)南信試(栽培部)

夏秋どりいちごのランナー子株挿しにより定植苗不足時の収量を確保できる

夏秋どりいちご栽培で、苗が不足する場合は、定植時にベッドの片側だけに苗を定植し、その後発生したランナーに着生した子株をベッド反対側に挿して株として利用すると最初から必要な苗数を定植した場合の80%程度の収量は確保できる。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成20年(2008年)野花試(病虫土肥部・花き部)

LED防除器(レピガードR)は施設栽培カーネーションにおけるオオタバコガの産卵を抑制できる

カーネーション栽培施設において、LED防除器(レピガードR)を 10 ㎡に 1 個の割合で設置し、オオタバコガ成虫の発生期の日没前から日の出後まで点灯すると、オオタバコガの産卵数を抑制できる。

作物・病害虫 平成20年(2008年)中信試(畑作育種部)

大豆「ペキン」の作付けはダイズシストセンチュウによる被害の軽減に有効である

ダイズシストセンチュウ高度抵抗性の青刈り用大豆「ペキン」を栽培すると、土壌中のダイズシストセンチュウ密度が低下し、後作大豆の被害を軽減できる。

果樹・病害虫 平成20年(2008年)南信試(病虫土肥部)

ナシ黒星病感染予測に基づいた「幸水」、「豊水」の病害防除体系(予測防除体系)は黒星病に対する効果が高く、また主要病害全般に有効である

ナシ黒星病感染予測に基づいた「幸水」、「豊水」の病害防除体系(予測防除体系)は黒星病に対する効果が高く主要病害全般に有効である。この予測防除体系は天候により散布回数が変動するが、過去3ヵ年の実証では散布回数、殺菌剤の投下成分数、殺菌剤の薬剤費が慣行と比較しておおよそ半減した。

作物・病害虫 平成20年(2008年)農事試(病虫土肥部)

「発生予察支援装置」及び「クロップナビ」による葉いもち感染条件の判定結果からイネいもち病(葉いもち)の発生初期の動向が把握できる

「発生予察支援装置」及び「クロップナビ」による葉いもち感染条件の判定結果から、葉いもちの発生初期の動向が把握でき、設置地区・圃場の葉いもちの発生時期の目安となる。

作物・畜産・その他 平成20年(2008年)農総試(経営情報部)

稲発酵粗飼料の給与を特色とする牛肉のマーケティングプロセスは、地場産の特色ある畜産物の販路定着や消費拡大に活用できる

稲発酵粗飼料の給与を特色とする牛肉のマーケティング手順に従って特色ある地場産畜産物の商品価値評価、実需者・消費者ニーズに合った品質での安定供給体制の確立、営業活動などを実施すると、地域のブランド品として販路の定着や消費拡大が期待できる。

作物・畜産・その他 平成20年(2008年)農総試(経営情報部)

稲発酵粗飼料導入のための経営計画モデルは交雑種肥育牛経営および稲作農家における導入条件の検討に利用できる

立科町の調査データから作成した「経営計画モデル」の単体表と線形計画法プログラム XLP を用いると、稲発酵粗飼料の定着に必要な品種構成や栽培方式、収益目標、助成金水準等を試算することができ、生産・給与体系を検討する際のツールとして活用できる。

畜産 平成20年(2008年)中信試(畑作栽培部)

輸入乾草に対するさやえんどうを用いた除草剤クロピラリドの生物検定法

さやえんどうを用いた生物検定により、輸入乾草における除草剤クロピラリドの残留程度を推定できる。

畜産 平成20年(2008年)畜試(飼料環境部)

耕作放棄地における除草剤を使わないソルガムの散播密植栽培法

散播密植栽培を行うことにより、1年生雑草が優占する耕作放棄地において、除草剤を使用しないソルガムの栽培が可能である。

畜産 平成20年(2008年)畜試(飼料環境部)

飼料用ソルガム「涼風」(東山交31号)は高品質で嗜好性に優れるスーダン型品種である

飼料用ソルガム「涼風」(東山交31号)は高消化性遺伝子を持ち、飼料品質ならびに嗜好性に優れるスーダン型ソルガム品種である。

畜産 平成20年(2008年)畜試(養豚養鶏部)

玄米は信州黄金シャモの飼料原料として活用できる

信州黄金シャモに玄米全粒を給与した場合、嗜好性がよく、飼料原料のトウモロコシの半量を代替しても同等の生産性を得られる。肉色、脂肪色は黄色みが低下し、皮下脂肪の脂肪酸組成は、オレイン酸が上昇、リノール酸が低下する。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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