研究成果『普及技術』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。
果樹 平成12年(2000年)南信農業試験場 果樹試験場
日本なし「南月」は中生品種として有望である「南月」は「幸水」と「豊水」、「二十世紀」の間に収穫できる中生品種で、糖度が高く食味に優れ、黒斑病や黒星病に強く、短果枝の維持の良い豊産性の青なし品種である。 |
果樹 平成12年(2000年)果樹試験場
取り木繁殖したM.9ナガノ台木は揚げ接ぎ後の良好な苗木生育のために発根指数2.0以上台木直径9mm以上が望ましい取り木によって繁殖したM.9ナガノ台木は、発根指数2.0以上、なおかつ台木直径が9mm以上であれば、揚げ接ぎして良質な苗木養成に利用できる. |
果樹 平成12年(2000年)果樹試 中信試 南信試
りんご「シナノゴールド」は中生品種として有望である「シナノゴールド」は「王林」より早く収穫できる黄色品種で、甘酸適和で果汁が多い良食味品種である。着色管理を必要としないため、省力性が高い。 |
作物 平成12年(2000年)中信農業試験場
前作物の種類に応じた畑地そばの施肥管理技術そばの安定多収には、輪作体系に組み入れた栽培が有効である。施肥量の多い野菜後の1作目は無施肥でも良い。養分吸収量の多い飼料作物の後作や、そばを連作する場合には、標準量の施肥を行う。 |
作物 平成12年(2000年)南信農業試験場
水稲奨励品種「伊那糯15号」の栽培法水稲「伊那糯15号」の高品質・安定生産には、栽植密度は22株/㎡程度、基肥は地域の基準施肥量、追肥時期は幼穂長2~10mm期がよい。 |
作物 平成12年(2000年)南信農業試験場 農事試験場
水稲「伊那糯15号」は晩生の早・良質・強稈・安定多収の糯品種で.特におこわ・大福等に適する水稲「伊那糯15号」は、「モチミノリ」よりやや早い晩生の早・強稈・安定多収の糯品種で、玄米・餅は「モチミノリ」より白く、粘り・食味とも良好で、餅は硬化しにくい特性を持ち、おこわ・大福等に適する。 |
作物 平成12年(2000年)農事試験場 南信農業試験場
水稲乾田直播栽培における入水時期は稲の出芽揃期まで早めることができる乾田直播栽培における入水時期を出芽揃期まで早めても、初期生育に及ぼす影響は小さく収量への影響はない。入水時期を早めることで効率的な雑草防除が可能になり、スズメなどの鳥害が軽減できる。 |
病害虫・その他 平成11年(1999年)水産試験場 水産試験場佐久支場
新しい農薬の魚類に対する急性毒性(H.11)魚類に対して、ユニックスZ水和剤は急性毒性があり、基準散布濃度で使用した場合でも魚類に被害を及ぼすおそれがあるので、使用に当たっては注意を要する。チェス水和剤の魚類に対する毒性は低い。 |
病害虫・その他 平成11年(1999年)南信農業試験場
新しい農薬の蚕に対して薬害のなくなる安全基準日数(H.11)新しい農薬の蚕に対して薬害のなくなる安全基準日数はチェス水和剤が稚蚕壮蚕ともに7日マッチ乳剤が稚蚕壮蚕ともに60日以上、スピノエースフロアブルが稚蚕壮蚕ともに60日以上、ラブサイドベフラン粉剤DLが稚蚕壮蚕ともに20日、ユニックスZ水和剤が稚蚕壮蚕ともに20日、フェスティバルM水和剤が稚蚕壮蚕ともに15日である。 |
野菜・花き・きのこ 平成11年(1999年)野菜花き試験場
エノキタケ黒腐細菌病汚染源の簡易調査法エノキタケ黒腐細菌病は、T-PAF培地を用い定められた調査方法で調査を行えば病原菌を容易に識別でき、汚染源の特定が簡易にできる。 |
野菜・花き・きのこ 平成11年(1999年)野菜花き試験場
エノキタケのコーンコブ使用広口瓶栽培における改良穴あけ機を用いた5本穴接種孔は.生産性向上に有効である培地資材にコーンコブを使用したエノキタケ広口ビン栽培において、改良穴あけ機による5本穴接種孔は1本穴に比較して菌まわり日数が4~7日短縮し、収量も5%前後増収となり、生産性向上に有効である。 |
果樹 平成11年(1999年)果樹試験場 中信農業試験場
ウイルスフリーぶどう・「巨峰ナガノ1」.「巨峰ナガノ2」は有望である長野県果樹試験場育成のウイルスフリー系統「巨峰ナガノ1」は、果粒肥大と着色が良好で、「巨峰ナガノ2」は、着色とブルーム着生が良好で、いずれも品質が優れる。 |
果樹 平成11年(1999年)果樹試 中信試 南信試
りんご「ふじ」成木樹の摘果剤としてリンナックル水和剤は有効であるリンナックル水和剤の500倍液を満開2~3週間後にりんご「ふじ」の成木樹に散布することで着果数を減少させることができる。。 |
野菜・花き・きのこ 平成11年(1999年)野菜花き試験場
セルリーの畝施肥は.施肥量の削減に有用であるセルリーの慣行の施肥方法は、圃場全面に肥料を散布している。畝(植床)施肥は、通路部分の施肥を省いた施肥方法である。この施肥方法により慣行と比較して生育・収量に遜色がなく、施肥量を10a当たり約30%削減できる。 |
作物 平成11年(1999年)農事試験場
水田施用稲藁の腐熟促進に石灰窒素を施用した場合には施肥窒素を減肥する従来は水田施用稲わらの腐熟促進に石灰窒素を施用しても次年度の施肥窒素を減肥しなかった。しかし、環境保全型施肥技術としては10a当り石灰窒素20kgにつき水稲の基肥窒素1kg程度を減肥する。 |