研究成果『普及技術』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場
菌茸栽培施設接種室等の殺菌処理に.オゾンガスは有効であるオゾンガスは、散布むらが少なく部屋を濡らすことなく殺菌でき殺菌効果は安定的で高い。また、薬剤散布のような労力は必要なく、ランニングコストは電気代のみで殺菌することができる。オゾンガスは、人体に影響あるのでオゾンガス発生は夜間に行い、0.1ppm以下になるまで立ち入らない。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場
ブナシメジ栽培における培地内温度の簡易測定法培養・熟成期間のビン側面温度を小型・軽量な温度記録計で継続的に測定することにより、ビンやキャップに穴を開けることなく培地内の温度が把握できるとともにCO2濃度の変動も推測でき、適正な環境制御が可能となる。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場
エノキタケ栽培用に開発したYK2培地は.収量・品質の向上に有効であるコーンコブミール、コメヌカ、粉ビート、ワタミガラ、一般フスマ、ソルガム粉砕、乾燥オカラ、貝化石を混合し、培地水分率を65%に調整したエノキタケ培地は、収量、品質の向上に有効である。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)農事試験場(原村試験地)
フリージア(枝切り可能タイプ)のコンテナ利用による高冷地早出し栽培標高1000m地域でのフリージアの早出し栽培は、6月中旬にコンテナに植え付け、9月中旬までの山上げか、夜間冷房、または植え付け前40~50日間の球根冷蔵により、10月ころからの切り花生産が可能である。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)営農技術センター
カリフラワーは寒冷地において早晩生の異なる品種を作期により使い分けることによって.7月から9月まで高品質生産が可能である寒冷地で早生品種から極早生品種へ,極早生品種から超極早生品種へ,超極早生品種から極早生品種へと使い分けることによって,7月から9月まで高品質生産が可能である. |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)南信農業試験場
接ぎ木きゅうりで発生する奇形葉の防止には接ぎ木直後のホウ砂0.01~0.05%養液の噴霧が有効であるきゅうりセル成型接ぎ木苗の定植後、主枝の3~13節ぐらいに発生する奇形葉は、接ぎ木時の穂木の断根で発生する。この症状の発生防止には、接ぎ木直後のホウ砂0.01~0.05%溶液の噴霧が効果がある。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)中信農業試験場
加工用トマト「トマト桔梗交29号」は機械収穫向き品種として有望である加工用トマト「トマト桔梗交29号」は、コンパクト草姿で、ジョイントレス果柄を有し、同熟性、圃場貯蔵性に優れ、機械収穫または手どりによる2~3回収穫に適するジュース色調の優れる多収性品種として有望である。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜試 中信試 農総試
生分解性プラスチックマルチはポリエチレンマルチの代替資材として.はくさい.レタスのマルチ栽培に利用できる生分解性プラスチックマルチはポリエチレンマルチの代替資材としてはくさい、レタスのマルチ栽培で利用でき、使用後すき込むことで、マルチ回収作業の省力や使用済みプラスチックの排出抑制に有効である。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場
戸隠大根「長・野交24号」は.揃いがよく.漬物・おろし用品種として有望である戸隠大根「長・野交24号」は、戸隠地大根を選抜してF1品種化したもので、在来品種に比べて揃いがよく生育も旺盛なことから商品性も高く、漬け物、おろし用青果品種として、また、辛み大根として有望である。 |
果樹 平成12年(2000年)南信農業試験場 果樹試験場
日本なし「南月」は中生品種として有望である「南月」は「幸水」と「豊水」、「二十世紀」の間に収穫できる中生品種で、糖度が高く食味に優れ、黒斑病や黒星病に強く、短果枝の維持の良い豊産性の青なし品種である。 |
果樹 平成12年(2000年)果樹試験場
取り木繁殖したM.9ナガノ台木は揚げ接ぎ後の良好な苗木生育のために発根指数2.0以上台木直径9mm以上が望ましい取り木によって繁殖したM.9ナガノ台木は、発根指数2.0以上、なおかつ台木直径が9mm以上であれば、揚げ接ぎして良質な苗木養成に利用できる. |
果樹 平成12年(2000年)果樹試 中信試 南信試
りんご「シナノゴールド」は中生品種として有望である「シナノゴールド」は「王林」より早く収穫できる黄色品種で、甘酸適和で果汁が多い良食味品種である。着色管理を必要としないため、省力性が高い。 |
作物 平成12年(2000年)中信農業試験場
前作物の種類に応じた畑地そばの施肥管理技術そばの安定多収には、輪作体系に組み入れた栽培が有効である。施肥量の多い野菜後の1作目は無施肥でも良い。養分吸収量の多い飼料作物の後作や、そばを連作する場合には、標準量の施肥を行う。 |
作物 平成12年(2000年)南信農業試験場
水稲奨励品種「伊那糯15号」の栽培法水稲「伊那糯15号」の高品質・安定生産には、栽植密度は22株/㎡程度、基肥は地域の基準施肥量、追肥時期は幼穂長2~10mm期がよい。 |
作物 平成12年(2000年)南信農業試験場 農事試験場
水稲「伊那糯15号」は晩生の早・良質・強稈・安定多収の糯品種で.特におこわ・大福等に適する水稲「伊那糯15号」は、「モチミノリ」よりやや早い晩生の早・強稈・安定多収の糯品種で、玄米・餅は「モチミノリ」より白く、粘り・食味とも良好で、餅は硬化しにくい特性を持ち、おこわ・大福等に適する。 |