研究情報

研究成果『普及技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

その他 平成12年(2000年)南信農業試験場

コウリュウ(蒿柳)は天蚕の稚蚕期飼育に活用できる

中国産ヤナギ・コウリュウ(蒿柳)は挿木による増殖が容易でクヌギと比べ生長性に優れ、天蚕の稚蚕期用飼料樹として有効に活用できる。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)営農技術センター

レタスの50%減化学肥料栽培は可能である

窒素肥料成分の50%を有機質肥料で代替するレタス栽培は現状の栽培体系を大きく変えなくても可能である。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)南信農業試験場

露地ピーマンの肥効調節型肥料を用いたポット施肥は本圃施肥の省略と窒素減肥が可能である

ピーマン小苗の鉢上げ時に、本圃生育に必要な成分全量を肥効調節型肥料で培土に混合し育苗後定植するポット施肥法は、本圃の施肥を省略でき、かつ25%程度の窒素減肥が達成できる。

作物 平成12年(2000年)農事試験場

高冷地における水稲の全量基肥施肥法

高冷地において、慣行の穂肥窒素量をシグモイド型60~80日タイプの被覆尿素により基肥に配合して全量基肥施肥をすると、施肥の省力化が図られるとともに、慣行と同等の収量・品質が得られる。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

カッティングロールベーラ体系による高冷地ソルガムの栽培と収穫・調整法

高冷地において「スズホ」を10aあたり5~6kgの播種量で密植栽培し、カッティングロールベーラで収穫・調製することにより、収穫・サイレージ調製に要する作業時間は、1条刈コーンハーベスタを装着したツーウェイトラクタを用いる慣行の体系より60%短縮できる。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

採草及び放牧用牧草として.ペレニアルライグラス「ヤツカゼ」は有望である

ペレニアルライグラス「ヤツカゼ」は、県奨励品種「ヤツボク」より乾物収量が高く、季節生産性、永続性とも安定しており、採草及び放牧用牧草として優れている。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

採草及び放牧用牧草として.メドウフェスク「ハルサカエ」は有望である

メドウフェスク「ハルサカエ」は、県普及品種「トモサカエ」、奨励品種「ファースト」より乾物収量が高く、季節生産性、永続性とも安定しており、採草及び放牧用牧草として優れている。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

飼料用ソルガムとして「ゴールドソルゴー(FS5)」は有望である

「ゴールドソルゴー」は、早晩性は"中生の晩"に属し、ソルゴー型ソルガムとしては早生である。同熟期および晩生のソルゴー型ソルガムと比較して、多収で、耐倒伏性に優れ、乾物穂重割合も高い。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

除湿コントロールをした孵卵室で.汎用孵卵機を利用してダチョウ卵の孵化ができる

ダチョウ用に卵枠を改良した汎用小型孵卵機を用い、温度36.0~36.2℃、相対湿度25~30%で孵卵し、発生枠へ移動後は相対湿度を35~45%に上げてダチョウ卵の人工孵化を行ったところ、良好な成績が得られた。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

黒毛和種雄牛「紋寿郎3」号は.肉質及び増体に優れ.各産肉形質にバランスのとれた子牛が生産できる

黒毛和種種雄牛「紋寿郎3」号は和牛種雄牛産肉能力検定(間接法)の結果から、脂肪交雑(BMS)3.0、一日平均増体量0.93㎏、ロース芯面積49?、皮下脂肪の厚さ1.7㎝と優れた遺伝能力を示した。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

黒毛和種種雄牛「勝正福」号は.脂肪交雑に特に優れ増体のよい子牛が生産できる

黒毛和種種雄牛「勝正福」号は和牛種雄牛産肉能力検定(間接法)の結果から、脂肪交雑(BMS)3.2、一日平均増体量0.94㎏、バラの厚さ6.6㎝、皮下脂肪の厚さ1.8㎝と優れた遺伝能力を示した。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

黒毛和種講師の人工哺育において.35日齢早期離乳は可能である

黒毛和種の子牛を35および42日齢まで代用乳で人工哺育し、自然哺育した子牛との発育・飼料摂取および疾病発生状況等を比較した。35日齢離乳でも発育には差が認められず、育成用飼料の摂取は良好で、また人工哺乳を行った母牛の空胎期間が24日短縮された。

その他 平成12年(2000年)営農技術センター

ぎょうじゃにんにくの栽培法

ぎょうじゃにんにくは栽培化により収量性が高められる。最適発芽温度は20℃±2℃であり、取り播きにより種子繁殖が安定化する。好適土壌pH域は広く、栽培時に遮光を行う場合には20~50%までとする。

その他 平成12年(2000年)営農技術センター

薬用人蔘「信蔘311号」は経常良好で収量性の高い品種として有望である

薬用人蔘「信蔘311号」は「みまき」に比べ胴部が長く形状に優れ、また1本重の重い中生種である。

その他 平成12年(2000年)南信農業試験場

こんにゃく「みょうぎゆたか」は収量・品質が優れ.根腐病に耐病性があり有望である

こんにゃく「みょうぎゆたか」は、根腐病に対し耐病性があり栽培しやすく、特に「在来種」に比べ肥大倍率が高く球茎・生子収量が多いとともに、荒粉及び精粉の歩留まりや品質が優れ、本県での栽培にも適する。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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