研究情報

研究成果『普及技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

黒毛和種雄牛「紋寿郎3」号は.肉質及び増体に優れ.各産肉形質にバランスのとれた子牛が生産できる

黒毛和種種雄牛「紋寿郎3」号は和牛種雄牛産肉能力検定(間接法)の結果から、脂肪交雑(BMS)3.0、一日平均増体量0.93㎏、ロース芯面積49?、皮下脂肪の厚さ1.7㎝と優れた遺伝能力を示した。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

黒毛和種種雄牛「勝正福」号は.脂肪交雑に特に優れ増体のよい子牛が生産できる

黒毛和種種雄牛「勝正福」号は和牛種雄牛産肉能力検定(間接法)の結果から、脂肪交雑(BMS)3.2、一日平均増体量0.94㎏、バラの厚さ6.6㎝、皮下脂肪の厚さ1.8㎝と優れた遺伝能力を示した。

畜産 平成12年(2000年)畜産試験場

黒毛和種講師の人工哺育において.35日齢早期離乳は可能である

黒毛和種の子牛を35および42日齢まで代用乳で人工哺育し、自然哺育した子牛との発育・飼料摂取および疾病発生状況等を比較した。35日齢離乳でも発育には差が認められず、育成用飼料の摂取は良好で、また人工哺乳を行った母牛の空胎期間が24日短縮された。

その他 平成12年(2000年)営農技術センター

ぎょうじゃにんにくの栽培法

ぎょうじゃにんにくは栽培化により収量性が高められる。最適発芽温度は20℃±2℃であり、取り播きにより種子繁殖が安定化する。好適土壌pH域は広く、栽培時に遮光を行う場合には20~50%までとする。

その他 平成12年(2000年)営農技術センター

薬用人蔘「信蔘311号」は経常良好で収量性の高い品種として有望である

薬用人蔘「信蔘311号」は「みまき」に比べ胴部が長く形状に優れ、また1本重の重い中生種である。

その他 平成12年(2000年)南信農業試験場

こんにゃく「みょうぎゆたか」は収量・品質が優れ.根腐病に耐病性があり有望である

こんにゃく「みょうぎゆたか」は、根腐病に対し耐病性があり栽培しやすく、特に「在来種」に比べ肥大倍率が高く球茎・生子収量が多いとともに、荒粉及び精粉の歩留まりや品質が優れ、本県での栽培にも適する。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場

菌茸栽培施設接種室等の殺菌処理に.オゾンガスは有効である

オゾンガスは、散布むらが少なく部屋を濡らすことなく殺菌でき殺菌効果は安定的で高い。また、薬剤散布のような労力は必要なく、ランニングコストは電気代のみで殺菌することができる。オゾンガスは、人体に影響あるのでオゾンガス発生は夜間に行い、0.1ppm以下になるまで立ち入らない。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場

ブナシメジ栽培における培地内温度の簡易測定法

培養・熟成期間のビン側面温度を小型・軽量な温度記録計で継続的に測定することにより、ビンやキャップに穴を開けることなく培地内の温度が把握できるとともにCO2濃度の変動も推測でき、適正な環境制御が可能となる。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場

エノキタケ栽培用に開発したYK2培地は.収量・品質の向上に有効である

コーンコブミール、コメヌカ、粉ビート、ワタミガラ、一般フスマ、ソルガム粉砕、乾燥オカラ、貝化石を混合し、培地水分率を65%に調整したエノキタケ培地は、収量、品質の向上に有効である。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)農事試験場(原村試験地)

フリージア(枝切り可能タイプ)のコンテナ利用による高冷地早出し栽培

標高1000m地域でのフリージアの早出し栽培は、6月中旬にコンテナに植え付け、9月中旬までの山上げか、夜間冷房、または植え付け前40~50日間の球根冷蔵により、10月ころからの切り花生産が可能である。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)営農技術センター

カリフラワーは寒冷地において早晩生の異なる品種を作期により使い分けることによって.7月から9月まで高品質生産が可能である

寒冷地で早生品種から極早生品種へ,極早生品種から超極早生品種へ,超極早生品種から極早生品種へと使い分けることによって,7月から9月まで高品質生産が可能である.

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)南信農業試験場

接ぎ木きゅうりで発生する奇形葉の防止には接ぎ木直後のホウ砂0.01~0.05%養液の噴霧が有効である

きゅうりセル成型接ぎ木苗の定植後、主枝の3~13節ぐらいに発生する奇形葉は、接ぎ木時の穂木の断根で発生する。この症状の発生防止には、接ぎ木直後のホウ砂0.01~0.05%溶液の噴霧が効果がある。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)中信農業試験場

加工用トマト「トマト桔梗交29号」は機械収穫向き品種として有望である

加工用トマト「トマト桔梗交29号」は、コンパクト草姿で、ジョイントレス果柄を有し、同熟性、圃場貯蔵性に優れ、機械収穫または手どりによる2~3回収穫に適するジュース色調の優れる多収性品種として有望である。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜試 中信試 農総試

生分解性プラスチックマルチはポリエチレンマルチの代替資材として.はくさい.レタスのマルチ栽培に利用できる

生分解性プラスチックマルチはポリエチレンマルチの代替資材としてはくさい、レタスのマルチ栽培で利用でき、使用後すき込むことで、マルチ回収作業の省力や使用済みプラスチックの排出抑制に有効である。

野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場 

戸隠大根「長・野交24号」は.揃いがよく.漬物・おろし用品種として有望である

戸隠大根「長・野交24号」は、戸隠地大根を選抜してF1品種化したもので、在来品種に比べて揃いがよく生育も旺盛なことから商品性も高く、漬け物、おろし用青果品種として、また、辛み大根として有望である。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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