研究成果『普及技術』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。
病害虫・その他 平成12年(2000年)南信農業試験場
新しい農薬の蚕に対して薬害のなくなる安全基準日数(H.12)新しい農薬の蚕に対して薬害のなくなる安全基準日数は、カネマイトフロアブルが1日、プラウ水和剤が7日、カーゼートPZ水和剤が7日、パスワード顆粒水和剤が1日、イオウフロアブルが3日、モンカットフロアブルが日である。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場
ブナシメジ栽培における4本穴接種孔は、培養・熟成日数の短縮に有効であるブナシメジ栽培において、改良穴あけ機による4本穴接種孔は1本穴に比較して菌まわり日数が2日前後短縮し、培養・熟成日数は培地内ガス環境が改善されて7~10日短縮できる。 |
果樹 平成12年(2000年)果樹試験場 南信農業試験場
りんごのビターピット発生軽減にスイカル1,000倍液の葉面散布は有効であるスイカル(カルシウム肥料)の1000倍液を落花直後から8月下旬までの間に10~15日おきに3~6回葉面散布することで、りんごのビターピット発生を軽減できる。 |
果樹 平成12年(2000年)果樹試験場 南信農業試験場
りんごのビターピット発生軽減にセルバイン400倍液の葉面散布は有効であるセルバイン(カルシウム肥料)の400倍液を、落花直後から8月下旬までの間に10~15日おきに3~5回葉面散布することで、りんごのビターピット発生を軽減できる。 |
果樹 平成12年(2000年)果樹試験場
CX-10は早期に加温するぶどう施設栽培での発芽促進に有効であるぶどうの超早期加温、早期加温作型において、休眠期にCX-10の10~20倍液を散布または塗布することにより、発芽が促進され発芽率が向上する。 |
作物 平成12年(2000年)南信農業試験場
センチピードグラスは畦畔の被覆植物として有望であるセンチピードグラスは、匍匐型のノシバに似たイネ科の植物で、草高は10~15cmと短く、マットを形成すれば雑草の侵入も少なく、草刈り労力は軽度で、畦畔の被覆植物として有望である。 |
その他 平成12年(2000年)南信農業試験場
コウリュウ(蒿柳)は天蚕の稚蚕期飼育に活用できる中国産ヤナギ・コウリュウ(蒿柳)は挿木による増殖が容易でクヌギと比べ生長性に優れ、天蚕の稚蚕期用飼料樹として有効に活用できる。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)営農技術センター
レタスの50%減化学肥料栽培は可能である窒素肥料成分の50%を有機質肥料で代替するレタス栽培は現状の栽培体系を大きく変えなくても可能である。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)南信農業試験場
露地ピーマンの肥効調節型肥料を用いたポット施肥は本圃施肥の省略と窒素減肥が可能であるピーマン小苗の鉢上げ時に、本圃生育に必要な成分全量を肥効調節型肥料で培土に混合し育苗後定植するポット施肥法は、本圃の施肥を省略でき、かつ25%程度の窒素減肥が達成できる。 |
作物 平成12年(2000年)農事試験場
高冷地における水稲の全量基肥施肥法高冷地において、慣行の穂肥窒素量をシグモイド型60~80日タイプの被覆尿素により基肥に配合して全量基肥施肥をすると、施肥の省力化が図られるとともに、慣行と同等の収量・品質が得られる。 |
畜産 平成12年(2000年)畜産試験場
カッティングロールベーラ体系による高冷地ソルガムの栽培と収穫・調整法高冷地において「スズホ」を10aあたり5~6kgの播種量で密植栽培し、カッティングロールベーラで収穫・調製することにより、収穫・サイレージ調製に要する作業時間は、1条刈コーンハーベスタを装着したツーウェイトラクタを用いる慣行の体系より60%短縮できる。 |
畜産 平成12年(2000年)畜産試験場
採草及び放牧用牧草として.ペレニアルライグラス「ヤツカゼ」は有望であるペレニアルライグラス「ヤツカゼ」は、県奨励品種「ヤツボク」より乾物収量が高く、季節生産性、永続性とも安定しており、採草及び放牧用牧草として優れている。 |
畜産 平成12年(2000年)畜産試験場
採草及び放牧用牧草として.メドウフェスク「ハルサカエ」は有望であるメドウフェスク「ハルサカエ」は、県普及品種「トモサカエ」、奨励品種「ファースト」より乾物収量が高く、季節生産性、永続性とも安定しており、採草及び放牧用牧草として優れている。 |
畜産 平成12年(2000年)畜産試験場
飼料用ソルガムとして「ゴールドソルゴー(FS5)」は有望である「ゴールドソルゴー」は、早晩性は"中生の晩"に属し、ソルゴー型ソルガムとしては早生である。同熟期および晩生のソルゴー型ソルガムと比較して、多収で、耐倒伏性に優れ、乾物穂重割合も高い。 |
畜産 平成12年(2000年)畜産試験場
除湿コントロールをした孵卵室で.汎用孵卵機を利用してダチョウ卵の孵化ができるダチョウ用に卵枠を改良した汎用小型孵卵機を用い、温度36.0~36.2℃、相対湿度25~30%で孵卵し、発生枠へ移動後は相対湿度を35~45%に上げてダチョウ卵の人工孵化を行ったところ、良好な成績が得られた。 |