研究成果『普及技術』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。
作物・土壌肥料 平成12年(2000年)農事試験場
速効性窒素肥料とシグモイド型被覆尿素を組み合わせた水稲の全量基肥施肥法シグモイド型100日タイプ程度の被覆尿素を基肥時期に施用すると、慣行の穂肥時期に急速に窒素が溶出する。そこで、穂肥窒素量をこれで代替して慣行の基肥に配合して全量基肥施肥を行うと、慣行と同等の収量・品質が得られるとともに施肥の省力化が図られる。 |
畜産 平成12年(2000年)中信農業試験場 畜産試験場
飼料用トウモロコシとして「DK483」は有望である「DK483」は、熟期は”早生”に属し、やや短稈で、ごま葉枯れ病に強い品種である。 |
畜産 平成12年(2000年)中信農業試験場 畜産試験場
飼料用トウモロコシとして「32K61」は有望である飼料用トウモロコシとして「32K61」は、熟期は”中生”に属し、ごま葉枯れ病にやや強い多収品種である。 |
畜産 平成12年(2000年)畜産試験場
高消化性遺伝子”bmr”を持つ「東山交22号」は、消化性・嗜好性及び耐倒伏性に優れ、飼料用ソルガムとして有望である晩生、多収で耐倒伏性に優れる飼料用ソルガム「東山交22号」を育成した。本系統は高消化性遺伝子"bmr"を持ち、消化性・嗜好性に優れるソルゴー型ソルガムである。 |
畜産 平成12年(2000年)畜産試験場
黒毛和種種雄牛「安茂桜」号は、脂肪交雑に優れた子牛が生産できる黒毛和種種雄牛「安茂桜」号は、和牛種雄牛産肉能力検定(間接法)の結果、脂肪交雑(BMS)3.3、一日平均増体量0.92㎏、皮下脂肪の厚さ2.0㎝と優れた遺伝能力を示した。 |
畜産 平成12年(2000年)畜産試験場
高泌乳牛への食品製造副産物給与における栄養指標食品製造副産物を泌乳前期の高泌乳牛に給与する場合の栄養指標を明らかとした。この指標に留意して飼料設計すると高い産乳性を保ちながら、1割以上のコストの削減が可能である。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場
小輪系アスターの電照による9~12月出荷技術小輪系アスターのステラシリーズとネネローズを6月~8月に播種し、無摘心栽培を行い、定植時から電照を行うと、9月中旬~12月中旬に高品質な切り花ができる。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場 農業総合試験場
水田転換畑におけるえだまめの省力・軽作業化栽培法として、セル成型苗を用いた機械移植栽培が有望である水田転換畑におけるえだまめの省力・軽作業化栽培法として、早生種または中生種を用いてセル成型育苗する機械移植栽培を行うことにより鳥害が回避できる。この栽培法では、直播き栽培に比べて収穫が早まり、同等以上の収量を得ることができ、品種と播種期を変えることにより、収穫期の労力分散が可能である。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)南信農業試験場
きゅうりのかん水同時施肥(養液土耕)栽培は、窒素施用量の削減、肥培管理の省力化に有効であるきゅうり栽培において、施肥とかん水を給液管理マニュアルに従い、比例式液肥混入器、点滴かん水チューブ等を用いて自動的に行うかん水同時施肥(養液土耕)栽培は、従来の栽培より窒素施肥量を少なくしても同等からそれ以上の収量を得られ、塩類集積等土壌への負荷も軽減できる。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場
アスパラガスの長期どり栽培の適正な立茎数は、株当たり5~6本であるアスパラガスの長期どり栽培の立茎数は、露地栽培、ハウス半促成栽培ともに株当たり5~6本が適している。 |
野菜・花き・きのこ 平成12年(2000年)野菜花き試験場
アスパラガスの改植時におけるアレロパシーによる生育不良軽減に活性炭フロアブル剤は有効であるアスパラガスの改植時にみられるアレロパシー対策として活性炭フロアブル剤は有効であり、本剤希釈液を定植前に定植位置に散水するか、セルトレイを本剤希釈液に浸漬し、培土に十分液をしみ込ませた後に定植すると改植後の初期生育促進効果が高い。 |
果樹 平成12年(2000年)中信農業試験場 果樹試験場
ブドウ「安芸クイーン」の有核果着粒増加に、フラスター液剤は使用できる有核栽培において、展葉7~9枚期にフラスター液剤500倍液を散布することにより、ブドウ「安芸クイーン」の有核果の着粒数が増加する。 |
果樹 平成12年(2000年)果樹試験場 南信農業試験場
もも「なつっこ」は中生種として有望である「なつっこ」は満開後110~120日頃に収穫できる白肉の品種で、糖度が高く、酸味が少なく食味がよい。果皮の着色が良好で、果実が大きく、商品化率が高い。 |
果樹 平成12年(2000年)果樹試験場
マルバカイドウを用いたM.9ナガノ中間台木苗を、M.9ナガノ台木苗として用いるための苗木養成法マルバカイドウ付きM.9ナガノ中間台木苗を、M.9ナガノ台木苗として用いるためには、中間台木基部を針金等で結束し、盛り土して年間仮植えすることにより中間台木部から発根させ、定植前にマルバカイドウを切除する. |
果樹 平成12年(2000年)果樹試験場
切り返し、芽かき、ビーエー液剤散布等の組み合わせ処理により、フェザーが発生した2年生リンゴわい性台木苗を育成できる1年生リンゴわい性台木苗に対して切り返し、芽かき、ビーエー液剤散布、摘葉処理を組み合わせて行うことにより、フェザーが多数発生した2年生苗木を育成できる. |