研究情報

研究成果『普及技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

野菜・花き・きのこ 平成16年(2004年)農事試

リンドウ「交227」は、大輪・濃紫色の開花特性を有する中晩生F1品種として有望である

野菜・花き・きのこ 平成16年(2004年)南信試

四季成り性いちご「サマープリンセス」は夏秋どり用品種として有望である

四季成り性いちご「サマープリンセス」は、奇形果や乱形果の発生が少なく、果皮色及び果実形状が優れ、ランナー発生が旺盛で増殖しやすいなどの特性を有し、本県の夏秋どり品種として有望である。

野菜・花き・きのこ 平成16年(2004年)野菜花き試

アスパラガスの露地長期どり栽培の摘心は.150cm以上の高さで行う

アスパラガスの露地長期どり栽培では、120cm以下の低い位置で摘心すると、茎葉量が不足し、特に夏秋どりが減収する。収量から判断すると、150cm以上の高さで摘心するのが良い。

果樹 平成16年(2004年)南信試

日本なし「南水」の花芽かき取り処理は.着果管理の省力化に有効である

日本なし「南水」において、花芽かき取り処理は、果実品質・収量に影響することなく効率的に開花数を制限でき、着果管理作業が省力化できる。また、作業可能な期間が長いので、計画的に作業を行うことができる。

果樹 平成16年(2004年)南信試

日本なし「幸水」の着果管理省力と果実肥大向上のための摘蕾・人工受粉方法

日本なし「幸水」において、強摘蕾処理は着果管理省力と果実肥大向上の効果があり限定受粉は予備摘果の省力効果が高い。両処理を組み合わせることで、より省力的な着果管理作業体系となる。

果樹 平成16年(2004年)中信試

ぶどう「ピオーネ」及び「巨峰」の無核化栽培における.フルメット液剤混用ジベレリン1回処理技術

ぶどう「ピオーネ」及び「巨峰」の無核化栽培において、満開 3~5 日後のフルメット液剤混用ジベレリン1回処理は、従来のジベレリン 2 回処理と比較して、処理回数が削減でき、しかも同等の果実品質を有する。

果樹 平成16年(2004年)中信試

ぶどう大粒種の無核化促進に.ストレプトマイシン液剤は有効である

ぶどう大粒種の無核化栽培において、満開予定日の 14 日前~開花始期のストレプトマイシン液剤 1000 倍液の散布処理は、無核化の促進に有効である。

果樹 平成16年(2004年)中信試

フラスター液剤は.ぶどう「ピオーネ」短梢せん定栽培の強勢樹における新梢及び副梢の伸長抑制に有効である

ぶどう「ピオ-ネ」の短梢せん定栽培における強勢樹(平均的な新梢の長さが展葉8枚期で65㎝以上、展葉9枚期で80㎝以上)に対し、展葉8~10枚期のフラスタ-液剤500倍液1回散布により伸長を適度に抑制できる。

果樹 平成16年(2004年)果樹試

りんご「ふじ」の隔年結果防止・果実品質向上を目的とした摘果時期

早期のあら摘果(腋芽の全花・幼果の摘花・摘果と頂芽の一輪摘花・摘果の満開後28日ころまでの実施)と仕上げ摘果(満開後60日)の組み合わせは、りんご「ふじ」の隔年結果防止と高品質果実生産に有効である。

果樹 平成16年(2004年)果樹試

ストッポール液剤はりんご「秋映」の収穫前落果防止に有効である

りんご「秋映」の収穫前落果防止には、ストッポール液剤1000~1500倍を収穫開始予約定日の25日前に1回散布する。散布日の目安は、満開後120~125日である。

果樹 平成16年(2004年)果樹試

リンゴ「シナノスイート」は.樹上選果により収穫果の心かび果混入率を低減できる

りんご「シナノスイート」は,着色の進行,地色の黄化が早い果実を収穫前に樹上選果することで,収穫果の心かび果混入率を低減できる。

果樹 平成16年(2004年)果樹試

りんご「シナノゴールド」わい性台木樹(主幹形)幼木の主幹延長枝の切り返しと側枝誘引法

りんご「シナノゴールド」わい性台木樹(主幹形)幼木の主幹部に新梢を確保し樹冠拡大を促すためには、主幹先端1年枝の1/3~1/4程度の切除が有効である。また、側枝上に中短果枝を確保するためには、側枝をやや上方に誘引する。

作物・畜産 平成16年(2004年)農事試

飼料イネの栽培法

飼料イネ(稲発酵粗飼料)の高品質多収栽培のためのマニュアルを作成した。飼料イネに要約適する品種は「ほそおもて」「クサホナミ」である。牛糞堆肥は2t/10a、飼料イネ専用品種のN施肥量は一般栽培の1.5倍程度、出穂後14~18日の落水で収穫作業が支障なく行える。

作物 平成16年(2004年)農事試

水稲湛水直播栽培は標高1050mまで導入可能である

地域の好適出穂期間内に出穂する品種を選定し、日平均気温13℃以上で播種し、出芽まで落水出芽法を用いることで、標高700m~1050mでも水稲の湛水直播栽培が可能である。

作物 平成16年(2004年)中信試

だいず「あやこがね」は加工適性に優れた大粒で良質な早生品種である

だいず認定品種「あやこがね」は、豆腐、煮豆、味噌のいずれにも高い加工適性を有する早生品種である。ダイズモザイク病抵抗性で褐斑粒の発生がほとんど無く、外観品質が良い。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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