研究成果『普及技術』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。
果樹 平成16年(2004年)果樹試
ストッポール液剤はりんご「秋映」の収穫前落果防止に有効であるりんご「秋映」の収穫前落果防止には、ストッポール液剤1000~1500倍を収穫開始予約定日の25日前に1回散布する。散布日の目安は、満開後120~125日である。 |
果樹 平成16年(2004年)果樹試
リンゴ「シナノスイート」は.樹上選果により収穫果の心かび果混入率を低減できるりんご「シナノスイート」は,着色の進行,地色の黄化が早い果実を収穫前に樹上選果することで,収穫果の心かび果混入率を低減できる。 |
果樹 平成16年(2004年)果樹試
りんご「シナノゴールド」わい性台木樹(主幹形)幼木の主幹延長枝の切り返しと側枝誘引法りんご「シナノゴールド」わい性台木樹(主幹形)幼木の主幹部に新梢を確保し樹冠拡大を促すためには、主幹先端1年枝の1/3~1/4程度の切除が有効である。また、側枝上に中短果枝を確保するためには、側枝をやや上方に誘引する。 |
作物・畜産 平成16年(2004年)農事試
飼料イネの栽培法飼料イネ(稲発酵粗飼料)の高品質多収栽培のためのマニュアルを作成した。飼料イネに要約適する品種は「ほそおもて」「クサホナミ」である。牛糞堆肥は2t/10a、飼料イネ専用品種のN施肥量は一般栽培の1.5倍程度、出穂後14~18日の落水で収穫作業が支障なく行える。 |
作物 平成16年(2004年)農事試
水稲湛水直播栽培は標高1050mまで導入可能である地域の好適出穂期間内に出穂する品種を選定し、日平均気温13℃以上で播種し、出芽まで落水出芽法を用いることで、標高700m~1050mでも水稲の湛水直播栽培が可能である。 |
作物 平成16年(2004年)中信試
だいず「あやこがね」は加工適性に優れた大粒で良質な早生品種であるだいず認定品種「あやこがね」は、豆腐、煮豆、味噌のいずれにも高い加工適性を有する早生品種である。ダイズモザイク病抵抗性で褐斑粒の発生がほとんど無く、外観品質が良い。 |
作物 平成16年(2004年)農事試
小麦「東山38号」は製パン適性の高い中生の硬質小麦で.標高700m以下の少雪地帯で栽培できる小麦認定品種「東山38号」は、穂発芽性はやや難の中生で、シラネコムギに較べて長稈で耐寒・耐雪性はやや劣るが、製パン適性の優れた硬質小麦で、標高700m以下の少雪地帯で栽培できる。 |
病害虫・その他 平成15年(2003年)水試
新しい農薬の魚類に対する急性毒性(H.15)ニジマス、コイに対して、ダントツ水溶剤、スタークル粉剤DL、スピノエース顆粒水和剤、カネマイトフロアブル、4剤の毒性は低い。 |
畜産 平成15年(2003年)畜試
イタリアンライグラス「ニオウダチ」は有望であるイタリアンライグラス早生品種「ニオウダチ」の耐倒伏性は、「ワセアオバ」より優れる。越冬性は、「ワセアオバ」と同等である。9月中~下旬に播種した場合、1番草乾物収量は「ワセアオバ」と同等である。2番草乾物収量は、1番草乾物収量の半分以下で少ない。 |
果樹 平成15年(2003年)南信試
果実袋「特選南水袋特大」は日本なし「南水」の商品化率向上に有効である日本なし「南水」に果実袋「特選南水袋特大」を被袋することにより、日焼け果と果面汚染および黒斑病果実被害の発生が軽減され、商品化率を向上することができる。収穫果実の品質は従来の果実袋「特選サン特大」と同程度である。 |
畜産 平成15年(2003年)農総試
飼料コンバインベーラと自走ラップマシンは.飼料イネの収穫・調製機械として実用性がある飼料コンバインベーラと自走ラップマシンのコンビネーション作業により、飼料イネの収穫及び調製が効率よくできる。なお、機械導入下限面積は20haである。 |
その他 平成15年(2003年)南信試
天蚕の多回飼育体系天蚕の稚蚕期にコウリュウ、壮蚕期にクヌギを用いた年3回の多回飼育は、従来の年1回飼育と比べ放飼や収繭など集中作業の労働力分散を図ることができ、繭の効率的安定生産につながる。 |
果樹・土壌肥料 平成15年(2003年)南信試
なし園での部分深耕と堆肥施用を組み合わせた土壌改良方法は.細根が増加し.生産力を向上できる低位生産園のなし樹の主幹と樹冠外周部の中間地点で、1樹当たり8ヶ所程度に直径30cm・深さ40~50cm程度の部分深耕を行って穴を掘り、そこへ良質の堆肥を埋め戻すことにより、なし樹の細根量が増加する。 |
畜産 平成15年(2003年)中信試
飼料用とうもろこし「33J24」.「KD670」.「GX5006」は有望である飼料用とうもろこしとして、33J24は熟期は早生に属するごま葉枯病に強い多収な品種として、KD670は中生に属するモザイク病に強いやや多収な品種として、GX5006は中晩生に属するモザイク病に強い品種としてそれぞれ有望である。 |
畜産 平成15年(2003年)畜産試
飼料イネサイレージの主要な飼料成分含量は、近赤外分光分析法により迅速に測定できる飼料イネサイレージの一般6成分(水分、粗灰分、粗蛋白質、可溶無窒素物、粗脂肪、粗繊維)ならびに細胞壁物質(総繊維)、高消化性繊維及び低消化性繊維の含量は、近赤外分光分析法により迅速に測定できる。 |