研究成果『普及技術』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。
野菜・花き・きのこ 平成17年(2005年)野菜花き試
だいこん「からねずみ」は.揃いが良く.辛み大根として有望であるだいこん「からねずみ」は、在来品種の「ねずみ大根」を素材としてF1品種化したもので、在来種に比べ揃いが良く、辛み値も高く、辛み大根として有望である。 |
野菜・花き・きのこ 平成17年(2005年)野菜花き試
アスパラガスの若年株の収量増加に.活性炭フロアブル剤の根圏へのかん注処理または散水処理が有効であるアスパラガスの若年株の立茎時に、活性炭フロアブル剤を根圏土壌にかん注処理または散水処理することにより収量が増加する。 |
作物 平成17年(2005年)中信試 農事試 南信試
「だいず東山199号」は倒伏に強く加工適正に優れた品種であるだいず認定品種「東山199号」は倒伏、莢先熟が少ない長葉の中生種で、密植栽培に適する。ダイズモザイク病、紫斑病に強く病害粒がほとんど無く良質で、「タチナガハ」より蛋白質含量がやや多く豆腐の加工適性に優れ、味噌にも適する。 |
病害虫・その他 平成17年(2005年)水産試
新しい農薬の魚類に対する急性毒性ニジマス、コイに対して、オンリーワンフロアブルは毒性が低い |
畜産 平成17年(2005年)畜試
フレキシブルコンテナバッグを利用して乾燥させたエノキタケ廃培地は家畜ふん尿処理の水分調整材として有望であるエノキタケ廃培地をフレキシブルコンテナバッグ(容積約 1㎥)に約 2 ヵ月間保管すると乾燥でき、家畜ふん尿処理の水分調整材として有望である。また、発生臭気強度は堆積切り返し処理に比較して弱い。 |
果樹 平成17年(2005年)南信試
整枝せん定法.施肥法.土壌改良法の改善技術の組み合わせによる「幸水」の樹勢回復と増収効果「幸水」の低位生産園では、側枝密度、長果枝側枝比率を改善した整枝せん定法、窒素肥料を年4回に分肥する施肥法、部分深耕と堆肥局所施肥による土壌改良法の組み合わせにより、樹勢回復と増収効果が得られる。 |
作物 平成17年(2005年)農業技術課
水田雑草クログワイに対する防除体系水田の難防除雑草クログワイの防除に、初期剤として草笛フロアブル、サキドリEW、ショキニーフロアブルのいずれかとクログワイに効果のある中期剤との体系処理が有効である。 |
作物 平成17年(2005年)農事試
小麦「東山40号」は中華麺加工適性の高い早生の硬質小麦で.標高700m以下の小雪地帯で栽培できる小麦認定品種「東山40号」は、「シラネコムギ」と比べて耐倒伏性と耐寒性にやや劣るが、中華麺加工適性の高い早生の品種で、標高700m以下の少雪地帯で栽培できる。 |
畜産・土壌肥料 平成17年(2005年)農総試
産業用無人ヘリコプター(RCヘリコプター)による中山間牧草地の施肥作業は省力的である産業用無人ヘリコプター(RCヘリコプター)による中山間牧草地への肥料散布は、地上作業機では作業困難な急傾斜地(平均斜度24°)でも均一な散布が可能である。作業能率は3人組作業で1ヘクタールあたり約40分で、人力作業よりも省力的である。 |
野菜・花き・きのこ・その他 平成17年(2005年)農総試
農業経営計画支援システム「AGRIX NAGANO」は長野県農業経営指標を用い.個別経営体の営農計画を樹立することができる「AGRIX NAGANO」は長野県農業経営指標を用い、営農条件(作物・土地・労働力等の制約条件)を入力することによって、営農計画をシミュレーションできる。 |
野菜・花き・きのこ・病害虫 平成17年(2005年)野菜花き試
トルコギキョウにえそ症状を引き起こす新規トンブスウイルスとその血清学的診断法県内のトルコギキョウ栽培施設においてえそ症状を呈する株から外被タンパクが39~40Kdaの分子量を持つ球状ウイルスが分離され,諸性質を調べ特定を行ったところ,新規のトンブスウイルスであることが判明した。また,本ウイルスに対する抗血清を作製し,血清学的診断法を確立した。 |
野菜・花き・きのこ・病害虫 平成17年(2005年)野菜花き試
レタス根腐病菌レース3の判別方法レタス根腐病菌,レース3は既存の市販品種(コスタリカ4号,晩抽レッドファイヤー,パトリオット)を用いた簡易レース検定法で判別が可能で、特にコスタリカ4号に対して強い病原性を示すことが特徴である。現在,レース3は静岡県および福岡県のバターヘッドレタスでの発生のみで,長野県内では未確認であるものの今後の発生には注意が必要である。 |
畜産 平成17年(2005年)畜試
飼料用ソルガムとしてスダックス306(ST6)は有望である「スダックス306」は早晩性が“早生”のスーダン型ソルガムである。同熟期のスーダン型ソルガムと比較して、初期生育に優れ、多収である。 |
畜産 平成17年(2005年)畜試
エンバク極早生品種「スーパーハヤテ「隼」」とエンバク早生品種「サビツヨシ」は、夏播年内収穫用飼料作物として有望である8月下旬に播種して年内に収穫する夏播用栽培(以下:年内作型)におけるエンバクの乾物収量と乾物率は、イタリアンライグラスより優れる。エンバク極早生品種「スーパーハヤテ「隼」」とエンバク早生品種「サビツヨシ」は、県普及品種の「エンダックス」「極早生スプリンター」より乾物収量が高い傾向にある。「スーパーハヤテ「隼」」の出穂始期は、「エンダックス」より4~8日早く、乾物率が高い傾向にある。 |
畜産 平成17年(2005年)畜試
イタリアンライグラス早生品種「はたあおば」は.耐倒伏性が優れ.収量性も良好で有望であるイタリアンライグラス早生品種「はたあおば」は、「ワセアオバ」と比較して耐倒伏性が優れ、乾物収量は同程度と良好、出芽および初期生育も優れている。 |