研究情報

研究成果『普及技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

作物・土壌肥料 令和5年(2023年度)農業試験場作物部・環境部、上伊那農業農村支援センター

小麦「東山53号(ハナチカラ)」の肥培管理技術

「東山53号(ハナチカラ)」は、基肥窒素量を8㎏/10a、開花期に追肥窒素量で8kg/10aの追肥をすることで、安定した収量とタンパク質含有率の確保が可能である。また、上伊那地域の黒ボク土では、開花期の追肥窒素量の減肥が可能である。

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作物・土壌肥料 令和5年(2023年度)農業試験場作物部、諏訪・北アルプス農業農村支援センター

長野県における水稲「つきあかり」の栽培体系

水稲「つきあかり」は、地域における「コシヒカリ」の標準施肥量で収量660㎏/10a程度の確保が可能である。増肥による収量の増収幅は小さい。栽植密度は18~22株/㎡程度が適する。また、成熟期の登熟積算気温の目安は1,000℃程度である。

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畜産 令和5年(2023年度)畜産試験場(温暖化対策領域)飼料環境部

乳牛ふん尿の温度が堆積開始後1~2週間で70℃以上になるようにもみ殻を添加すると、温室効果ガスの発生量をCO2換算で3割程度減少できる

乳牛ふん尿を堆肥化する場合、堆積開始後1~2週間ほどで堆積物温度が70℃以上になるように乳牛ふん尿にもみ殻を添加すると、もみ殻の添加量が少なく55℃程度までしか上がらない場合に比べ、温室効果ガスの発生量をCO2換算で3割程度減少できる。

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畜産 令和5年(2023年度)畜産試験場(飼料対策領域)飼料環境部

飼料用とうもろこし中生品種「KD731」は多収で有望である

飼料用とうもろこし「KD731」は相対熟度(RM)123の中生品種で、「タカネフドウ」より多収である。

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病害虫 令和4年(2022年度)農業試験場環境部

イネ縞葉枯病の防除要否判定と苗箱施薬剤による防除技術

イネ縞葉枯病の防除要否判定は、前年の水稲登熟中期頃のイネ縞葉枯病発病株率30%または前年同時期の媒介虫ヒメトビウンカのイネ縞葉枯病ウイルス保毒率10%を目安とする。ヒメトビウンカに高い防除効果を示す苗箱施薬剤はイネ縞葉枯病の発生を抑制する。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部、佐久農業農村支援センター、上伊那農業農村支援センター

水田転換畑で発生するブロッコリーの湿害軽減に平高うねマルチ栽培は有効である

ブロッコリーの平高うねマルチ栽培(25㎝高)は、作土層が大きく拡大するため、水田転換畑で生じやすい湿害が軽減される。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部、上伊那農業農村支援センター、松本農業農村支援センター

土壌の可給態窒素及び茎葉すき込み残渣を考慮した寒冷地ブロッコリーの窒素適正施肥技術

寒冷地ブロッコリーにおいて、可給態窒素量に基づく診断施肥は慣行施肥と同等の収量が得られるとともに、夏どりブロッコリー茎葉残渣すき込み後の秋どりブロッコリーにおいて標準的な窒素施肥量(20kg/10a)では窒素を2割減肥できる

畜産 令和4年(2022年度)畜産試験場(飼料対策領域)飼料環境部・酪農肉用牛部

スーダングラス立毛中における硝酸態窒素濃度の簡易推定法

スーダングラス立毛中に、地際から1/4位置の茎搾汁液を硝酸イオンメーターで測定することによって、乾物中の硝酸態窒素濃度を推定できる。

畜産 令和4年(2022年度)畜産試験場(生産振興領域)酪農肉用牛部

交雑種レシピエントに自然哺乳をさせることで高増体の黒毛和種子牛を育成できる

交雑種(ホルスタイン×黒毛和種)の雌牛をレシピエント(受卵牛)として黒毛和種子牛(和子牛)を分娩させた後、自然哺乳をさせた場合、高増体の和子牛を育成できる。

果樹 令和4年(2022年度)果樹試験場栽培部・育種部・環境部、長野・北信農業農村支援センター

日本すもも「シナノパール」の果肉褐変の発生は新梢管理により軽減できる

日本すもも「シナノパール」の果肉褐変は、梅雨明けから8月の中下旬に発生する生理障害と考えられる。この障害は、新梢管理(芽かき、摘心、徒長枝のせん除)により軽減ができる。

病害虫 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部

ネギ軟腐病防除にオリゼメート粒剤が有効である

ネギ軟腐病防除に、オリゼメート粒剤を10aあたり6kgの割合で株元散布する。

畜産 令和4年(2022年度)畜産試験場(生産振興領域)養豚養鶏部

経口ホルモン製剤(アルトレノゲスト)を用いた母豚の発情同期化技術

経口ホルモン製剤(アルトレノゲスト)は、発情周期に関わらず同期化が可能であり、グループ生産システムの導入に適する。未経産の多産系母豚では、アルトレノゲスト15mgを19日間経口投与した時の発情回帰までの日数は平均6.14日であった。

畜産 令和4年(2022年度)畜産試験場(DX領域)養豚養鶏部

市販のクラウド型環境(温度、湿度、炭酸ガス)モニタリングシステムの豚舎への応用技術

市販のクラウド型の環境モニタリングシステムを応用し、温度、湿度、炭酸ガスセンサー部位を改良することで、豚の飼養環境下でも運用できるシステムを開発した。畜産用の環境システムと比較するとランニングコストは10分の1ほどに抑えることができた。

果樹・土壌肥料 令和3年(2021年度)果樹試験場環境部

りんご「紅玉」のカルシウム欠乏に起因する果実斑点性障害軽減にカルシウム含有葉面散布肥料「葉活酢」の葉面散布が有効である

りんご「紅玉」にカルシウム含有葉面散布肥料「葉活酢」の300倍希釈液を、落花期2~3週間後の5月下旬頃から3~4週間おきに5回散布すると、カルシウム欠乏に起因する果実斑点性障害を軽減できる。

畜産 令和3年(2021年度)畜産試験場酪農肉用牛部

パスチャライザーで余剰乳からの発酵乳製造が可能である

パスチャライザーは発酵乳作製に利用でき、余剰乳と市販ヨーグルトから作製した発酵乳を給与したF1子牛の日増体量は代用乳給与F1子牛と同程度であった。

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