研究情報

研究成果『普及技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

畜産 平成25年(2013年)畜試飼料環境部・酪農肉用牛部

春播きエンバクの栽培および収穫・調整マニュアル

春播き栽培に適するエンバク品種を選定し、栽培および収穫・調製法を確立するとともに、乳牛向け飼料としての収穫適期を明らかにした。これらの結果に基づき、「春播きエンバクの栽培および収穫・調製マニュアル」を作成した。

畜産 平成25年(2013年)畜試飼料環境部・酪農肉用牛部

春播き栽培に向くエンバク品種と栽培および収穫・調製法

春播き栽培に適するエンバク品種を選定し、栽培および収穫・調製法を確立するとともに、乳牛向け飼料としての収穫適期を明らかにした。これらの結果に基づき、「春播きエンバクの栽培および収穫・調製マニュアル」を作成した。

作物・果樹・野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)農試企画経営部、農業技術課

地理情報システムで表示できる農業情報メッシュデータは地域農業振興方針の作成支援等に活用できる

地理情報システムで利用できる農業情報メッシュデータを作成した。このメッシュデータには時期別の気象条件、標高の他、農地および作付品目(水稲・リンゴ・レタス)に関する情報が含まれ、条件に合致する地域を1キロメッシュで表示でき、地域農業振興方針の作成支援等に活用できる。

土壌肥料・その他 平成25年(2013年)農業技術課、農試・環境部

80℃16時間水抽出とCOD簡易測定キットによる畑土壌可給態窒素の簡易判定は長野県においても活用できる

「80℃16時間水抽出とCOD簡易測定キットによる畑土壌可給態窒素の簡易判定」手法は、 長野県内の畑土壌においても活用できる。抽出時の試料の液温を78~80℃の範囲に16時間維持するため、80℃の水を注入してから17時間保温する。

野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)野花試・菌茸部

エノキタケ「シナノアーリー(長菌17号)」は生育日数が短く、高温障害の発生が少ない白色品種として有望である

「シナノアーリー(長菌 17 号)」は現行品種の「長野農工研G-5号」に比べ、菌かきから収穫までの生育日数が3~4日短い。また、培養期間中の高温遭遇による子実体発生時に及ぼす生育障害の影響が少ないことから、エノキタケの安定生産に貢献できる白色品種である。

果樹 平成25年(2013年)果樹試験場 農業技術課

ぶどう「ナガノパープル」の強樹勢樹(短梢せん定栽培)に対する主幹への環状はく皮処理は、果皮色と糖度の向上および裂果発生軽減に有効である

短梢せん定栽培のぶどう「ナガノパープル」で、前年の果てい部着色が赤紫色に達しなかった強樹勢樹に対して、満開30~35日後頃に主幹に幅5mmの環状はく皮を実施することによ り、果皮の着色と糖度の上昇が早まり、収穫時の果皮色、糖度が向上する。また、裂果発生も減少する。

作物 平成25年(2013年)農試・作物部

麦作におけるヤグルマギクの防除法

麦作におけるヤグルマギクの除草剤による防除に、年内のアクチノール乳剤、バサグラン液剤の処理が有効である。耕種的防除として、夏期2ヵ月間のほ場湛水管理によりヤグルマギクの埋土種子量を激減でき、麦類の晩播によりヤグルマギクの残草量を大幅に減少できる。

作物 平成25年(2013年)農試・作物部

小麦「ゆめきらり(東山48号)」はコムギ縞萎縮病、コムギ萎縮病抵抗性を持った日本めん用小麦である

小麦「ゆめきらり(東山 48 号)」は早生、良質で穂発芽しにくく、コムギ縞萎縮病及びコ ムギ萎縮病に抵抗性があり、粉や生地の色相が優れた日本めん用小麦品種である。

作物・果樹・野菜・花き・きのこ 平成25年(2013年)農試企画経営部、農業技術課

地理情報システムで表示できる農業情報メッシュデータは地域農業振興方針の作成支援等に活用できる(マニュアル)

地理情報システムで利用できる農業情報メッシュデータを作成した。このメッシュデータには時期別の気象条件、標高の他、農地および作付品目(水稲・リンゴ・レタス)に関する情報が含まれ、条件に合致する地域を1キロメッシュで表示でき、地域農業振興方針の作成支援等に活用できる。

果樹・病害虫 平成24年(2012年)農試・企画経営部

ハウス栽培における電気柵設置によるハクビシン侵入防止技術

すそ張りのあるハウスに通電線1段の電気柵を設置することでハクビシンの侵入を防ぐことができる。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成24年(2012年)野花試・佐久支場・環境部

ナモグリバエの土着天敵寄生蜂を温存したレタス害虫の体系防除法

レタスの定植時にジュリボフロアブルをセルトレイに灌注処理し、さらに結球初期~中期にBT剤および結球後期にウララDFを散布することで、ナモグリバエ、アブラムシ類、チョウ目害虫を総合的に防除できる。この体系により防除を行うとナモグリバエの土着天敵寄生蜂をほ場で温存でき、慣行防除と比較して化学合成殺虫剤の使用回数を削減できる。

果樹・土壌肥料 平成24年(2012年)果樹試・環境部

センチピードグラスは樹園地草生栽培に適した草種である

センチピードグラスは、ち密な草生を形成するため、雑草の侵入量が少なく、更新の頻度が低い。省力的で樹園地牧草草生栽培に適した草種である。

畜産 平成24年(2012年)畜試・飼料環境部

高消化性兼用型ソルガム新品種「華青葉」は紫斑点病抵抗性で嗜好性に優れる

飼料用ソルガム「華青葉」は高消化性遺伝子を持ち、紫斑点病抵抗性で、飼料品質ならびに嗜好性に優れる兼用型品種である。

畜産 平成24年(2012年)畜試・養豚養鶏部

「信州黄金シャモ」における飼料用籾米利用方法

信州黄金シャモに対する飼料用籾米の添加は28日齢以降とし、添加量は「信州黄金シャモ飼育の統一基準(CP16.5%以上、ME3000kcal/kg以上)」を満たした上で、市販肉用鶏配合飼料比の20%(現物重量比)を上限とする。これにより、生産性および肉質に影響を与えず、飼料費節減効果が期待できる。

畜産 平成24年(2012年)畜試・酪農肉用牛部

高消化性スーダン型ソルガム「涼風」は発酵TMRの原料として利用できる

発酵TMRの原料として涼風サイレージは、2/3を上限にチモシー乾草の代替飼料として利用できる。

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農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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