研究成果『普及技術』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。
作物・病害虫 平成27年(2015年)農業試験場環境部
採種栽培のためのもみ枯細菌病防除の指針(マニュアル)採種栽培のためのイネもみ枯細菌病防除指針の主な内容は、伝染環、診断、苗腐敗症・穂枯症の防除手段等を体系的にわかりやすく解説したものである。 |
病害虫 平成26年(2014年)農試企画経営部
ポリエチレン製ネットと通電線を組み合わせた電気柵はイノシシ・中型獣の侵入を防止できる高さ1mのポリエチレン製ネットと通電線2段を組み合わせた電気柵でイノシシ・中型獣(ハクビシン・タヌキ等)の農地への侵入を防ぐことができる。 |
病害虫 平成26年(2014年)農試企画経営部、農業技術課
広域防護柵の河川開口部に防草シートをのれん状に垂らして目隠しすることでニホンジカの侵入を防止できる広域防護柵の河川開口部に不織布タイプの防草シートを20~30㎝重ね、のれん状に垂らして目隠しすることでニホンジカの侵入を防止できる。 |
果樹・土壌肥料 平成26年(2014年)果樹試環境部
土壌中の可給態リン酸が50mg/100gより多いりんご樹園地では、一時的にリン酸施肥を中断できる土壌中の可給態リン酸が50mg/100gより多いりんご樹園地では、3~6年間リン酸肥料を無施肥としても樹体生育、果実収量および樹体のリン酸吸収量に影響はみられない。リン酸の施肥再開は土壌の分析値により判断する。 |
作物・土壌肥料 平成26年(2014年)農試環境部、農業技術課
小麦における肥効調節型肥料を用いた追肥全量1回施肥法速効性窒素肥料とリニア型15日タイプの肥効調節型肥料(被覆尿素肥料)を窒素で1:1に配合した肥料を越冬後に追肥する施肥法は、2回目の追肥を省略しても慣行と同等の収量、品質が得られる省力的な施肥法である。 |
畜産 平成26年(2014年)畜試酪農肉用牛部・飼料環境部
自給粗飼料と食品製造粕類を活用した発酵TMRにより、増体に優れた肉用交雑種肥育が可能である交雑種肥育牛にソルガムサイレージ、エンバクサイレージ、ビール粕およびトウフ粕を原料とした発酵TMRを給与すると、増体に優れ、脂肪交雑は慣行肥育と同等の肥育成績が得られる。 |
畜産 平成26年(2014年)畜試酪農肉用牛部
飼料用玄米と生米ぬかを最大で34%混合した発酵TMRは、泌乳前期の飼料として利用できる泌乳前期の飼料として、圧ぺん加工した飼料用玄米と生米ぬかを乾物中25~34%混合した自給飼料多用型発酵TMR(飼料自給率58~67%)は、大麦・とうもろこし圧ぺんの7割~全量を代替できる。 |
野菜・花き・きのこ 平成26年(2014年)野花試菌茸部
ブナシメジ高生産性培地「YKB-3」は培地コストを削減できるブナシメジ高生産性培地「YKB-3」は、従来のオガコ主体培地と比較し、培地単価を10%程度削減できる。 |
野菜・花き・きのこ 平成26年(2014年)野花試菌茸部
エノキタケ高生産性培地「YK3」は培地コストを削減できるエノキタケ高生産性培地「YK3」は、コーンコブとコメヌカの使用量を削減でき、従来のコーンコブ主体培地と比較し、培地単価を10%程度削減できる。 |
野菜・花き・きのこ 平成26年(2014年)野花試育種部
トルコギキョウ「長花交35号」は白地に桃色の絣が入る八重咲大輪の切り花用品種であるトルコギキョウ「長花交35号」は白地に桃色の絣が入る花色をした花径の大きな中晩生の一代交配品種で、無加温作型(7~8月出荷)および抑制作型(9~11月出荷)で栽培できる切り花用品種である。 |
野菜・花き・きのこ 平成26年(2014年)野花試育種部
トルコギキョウ「長花交34号」は花色が桃色で八重咲中大輪の切り花用品種であるトルコギキョウ「長花交34号」は花色が濃い桃色をした花径の大きな中生の一代交配品種で、無加温作型(7~8月出荷)および抑制作型(9~11月出荷)で栽培できる切り花用品種である。 |
果樹 平成26年(2014年)果樹試栽培部、農業技術課、園芸畜産課
ぶどう「ナガノパープル」の収穫適期の判定に、ぶどう「ナガノパープル」用カラーチャートが有効であるぶどう「ナガノパープル」は、満開85日後以降に、ぶどう「ナガノパープル」用カラーチャートを用い、果てい部の着色を比色し、カラーチャート指数4~5の果房を収穫することで、目標糖度19Brix%以上の果房が収穫できる。 |
野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試環境部・野菜部
夏秋作型セルリーの種子伝染性病害(萎縮炭疽病、斑点病)防除の手引き 別冊環境に負荷がない温湯種子消毒を核とした夏秋作型セルリーの種子伝染性病害(萎縮炭疽病、斑点病)防除の手引きを作成した。手引きを参考に防除体系を組み立てることで、セルリー萎縮炭疽病および斑点病を効果的に防除できる。 |
病害虫 平成25年(2013年)野花試環境部・野菜部
夏秋作型セルリーの種子伝染性病害(萎縮炭疽病、斑点病)防除の手引き環境に負荷がない温湯種子消毒を核とした夏秋作型セルリーの種子伝染性病害(萎縮炭疽病、斑点病)防除の手引きを作成した。手引きを参考に防除体系を組み立てることで、セルリー萎縮炭疽病および斑点病を効果的に防除できる。 |
野菜・花き・きのこ・病害虫 平成25年(2013年)野花試環境部
露地栽培アスパラガスの茎枯病に対する体系防除(IPM)プログラム 別冊露地栽培のアスパラガスに発生する茎枯病の防除に対応したIPMプログラムを作成した。化学合成薬剤に依存した手法のみでは防除が困難な露地栽培アスパラガスの茎枯病に対し、本プログラム(IPM手法)の実践により安定生産を目指す。 |