研究情報

研究成果『その他』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「その他」の研究内容とその成果をご紹介します。

試験して得られた技術事項 平成15年(2003年)野菜花き試

薬用人参ネット栽培の湿害対策

薬用人参ネット栽培の湿害は、床の片側(南側)に水田用畦畔シートを20cm程度埋設することで軽減できる。

普及技術 平成15年(2003年)水試

新しい農薬の魚類に対する急性毒性(H.15)

ニジマス、コイに対して、ダントツ水溶剤、スタークル粉剤DL、スピノエース顆粒水和剤、カネマイトフロアブル、4剤の毒性は低い。

普及技術 平成15年(2003年)南信試

天蚕の多回飼育体系

天蚕の稚蚕期にコウリュウ、壮蚕期にクヌギを用いた年3回の多回飼育は、従来の年1回飼育と比べ放飼や収繭など集中作業の労働力分散を図ることができ、繭の効率的安定生産につながる。

試験して得られた技術事項 平成14年(2002年)農総試

アスパラガスの畑用ペースト潅注施肥機による追肥作業

畑用ペースト灌注施肥機(MYM51)はアスパラガスへのペースト肥料の追肥作業が省力的に行える。

試験して得られた技術事項 平成14年(2002年)農総試

中山間地域対応自脱型コンバインは小区画圃場の水稲収穫作業に実用性が高い

中山間地域対応型自脱式コンバインは機体が小さいため、小区画水田における水稲収穫に適する。また、機体後方で歩行して操作できるため、圃場への出入り・畔越し・運搬車への積み込み等が容易に行える。

試験して得られた技術事項 平成14年(2002年)農総試

ロングマット水耕育苗・移植・栽培管理技術

水稲のロングマット水耕育苗は、育苗箱相当200g播きで2~3葉苗とする。田植作業は1人で可能、苗補給が省力化されるため従来方法に比べ4割程度の省力化が図れる。なお、田植機は、植付本数7~8本株、植付深さ3㎝程度に調整する。なお、箱施薬剤については登録外使用の恐れがあるため注意する。

普及技術 平成14年(2002年)水試

新しい農薬の魚類に対する急性毒性(H.14)

ニジマス、コイに対して、フリントフロアブル、ハチハチ剤は急性毒性があり、基準度で使用した場合でもこれら魚類に被害を及ぼすおそれがあるので、使用に当たっては注意を要する。デジタルコラトップ箱粒剤、アチーブ粉剤DL、アクタラ顆粒水溶剤、ダントツ箱粒剤、スタークル粒剤、スタークル顆粒水溶剤、ファルコンフロアブル、トルネードフロアブル、8剤の魚類に対する毒性は低い。

試験して得られた技術事項 平成14年(2002年)農総試

麦類の水稲立毛間散播法における産業用無人ヘリコプター利用技術

水稲後作麦播種時期が晩限以降と見込まれる場合、産業用無人ヘリコプターを利用して、水稲立毛中に麦を省力的に散播し、水稲をコンバイン(排ワラはカッタ処理)で収穫することで適期播種が確保され、麦の生育・収量も安定する。

普及技術 平成14年(2002年)中信農業試験場

生分解性プラスチックマルチはポリエチレンマルチの代替資材として、スイートコーンのマルチ栽培に利用できる

生分解性プラスチックマルチはポリエチレンマルチの代替資材としてスイ-トコ-ンのマルチ栽培に利用でき、使用後すき込むことで、マルチ回収作業の省力や使用済プラスチックの排出抑制に有効である。

普及技術 平成14年(2002年)中信農業試験場

生分解性プラスチックマルチはポリエチレンマルチの代替資材として、加工用トマトのマルチ栽培に利用できる

生分解性プラスチックマルチはポリエチレンマルチの代替資材として加工用トマトのマルチ栽培に利用でき、使用後すき込むことで、マルチ回収作業の省力や使用済プラスチックの排出抑制に有効である。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)南信試

アメリカシロヒトリ防除のための核多角体病ウイルスの培養技術

天敵ウイルス増殖には宿主昆虫で増殖する方法や昆虫培養細胞を用いる方法がある。このうち宿主昆虫を用いる場合は、増殖効率が高く、培養細胞に比べ生産コストが低いが、飼育に多くの労力を要し、生産規模の拡大が難しいことや、他の病原による汚染の心配等がある。一方、昆虫培養細胞の場合、培養に要する労力が少なく、生産された多角体(ウイルス)の精製が容易であるが、培地当たりの多角体収量が少なく生産コストが高いことが課題となっている。そこで、アメリカシロヒトリ核多角体病ウイルス(HcNPV)の効率的な増殖方法を確立するため、HcNPVの宿主となるクワゴマダラヒトリ培養細胞の撹拌培養において細胞密度の向上や蚕体液利用による培地単価の低減を図る。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)農総試 野菜試

歩行型枝豆収穫機(ミツワGH)は実用性がある

従来、手作業でしかできなかった枝豆収穫を機械化することにより、枝豆栽培の省力化を図り産地形成を支援する。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)農総試

水稲用播種機に苗箱施薬剤施薬機(スズテックSDP)を設置することにより長期残効型箱施薬剤が播種と同時に施用できる

播種機設置型苗箱施薬剤施薬機の利用により、水稲育苗箱処理専用長期残効型薬剤(土入れから田植直前までいつでも使うことが可能な薬剤、平成12年度普及技術)を播種時に処理することで、田植直前での育苗箱への薬剤散布作業を省略する。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)南信試

一番茶の摘採適期予測方法

本県における一番茶の摘採適期を予測することにより、摘採労力確保の円滑化と適期摘採による製茶品質の向上を図る。

普及技術 平成13年(2001年)水産試験場 水産試験場佐久支場

新しい農薬の魚類に対する急性毒性(H.13)

魚類に対して、ホライズンドライフロアブル、デラウス粉剤DLは急性毒性があり、基準散布濃度で使用した場合でも魚類に被害を及ぼすおそれがあるので、使用に当たっては注意を要する。デラウスフロアブル、インダーフロアブル、バリアード顆粒水和剤、マトリックフロアブルの魚類に対する毒性は低い。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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