研究情報

研究成果『土壌肥料』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「土壌肥料」の研究内容とその成果をご紹介します。

普及技術 令和元年(2019年)野菜花き試験場環境部・野菜部、農業技術課

穿孔暗渠機「カットドレーン」施工はアスパラガスほ場の排水性改善と収量向上に有効である

カットドレーン施工により排水性が改善する。アスパラガスにおいてはその効果は施工後3年間持続し、排水性改善に伴い収量が向上する。

普及技術 令和元年(2019年)果樹試験場環境部

ぶどうのマグネシウム欠乏症の低減に、マグネシウム含有葉面散布肥料のマグマンボ又はアクアマグの葉面散布が有効である

ぶどうのマグネシウム欠乏症状に、マグネシウム含有葉面散布肥料のマグマンボ又はアクアマグの500倍希釈液を、満開後10日以降の摘粒期頃から2週間おきに5回散布することで、葉脈間の退色・黄化症状の発生が低減する。

普及技術 令和元年(2019年)農業試験場環境部、農業技術課 

中性リン酸緩衝液法による水田土壌可給態ケイ酸量は10~15mg/100gを目標値とする

従来の酢酸緩衝液法を改良した中性リン酸緩衝液法による水田土壌可給態ケイ酸量の分析法は、従来法において時々生じる異常値の発生がない分析法である。本分析法による土壌可給態ケイ酸量の土づくり目標値はSiO2で10~15mg/100gとする。

普及技術 令和元年(2019年)野菜花き試験場野菜部、環境部、佐久支場、農業技術課

たまねぎの春播き栽培技術

たまねぎの春播き栽培では、従来の秋播き用の品種を用い、2月下旬~3月上旬播種、4月上旬~5月中旬に定植し、白黒マルチ栽培を行うと、7月下旬~8月中旬に収穫できる。

普及技術 令和元年(2019年)農業試験場作物部・環境部、野菜花き試験場畑作部

砂壌土地帯の転換畑での大豆作における開花前のかん水技術

大豆の開花前の干ばつに対して、かん水が有効であり、実施判断は、開花前の10日間の雨量及び大豆かん水情報システムが目安となる。

試行技術 令和元年(2019年)野菜花き試験場環境部、農業技術課

土壌の可給態窒素を考慮したはくさいの窒素適正施肥技術

可給態窒素量を「可給態窒素施肥算出シート(Ver5.1)」に入力して得られた推奨窒素施肥量は本県はくさいの窒素適正施肥量として利用できる

試行技術 令和元年(2019年)野菜花き試験場環境部

ソルガム導入による土壌物理性改善と後作レタス栽培での窒素減肥  

ソルガムを春レタス栽培終了後に播種し5~6週ですき込むことにより、レタスの短期輪作体系化が可能となり、土壌の物理性改善効果も得られる。この体系では後作レタスの基肥窒素量が50%程度削減できる

技術情報 令和元年(2019年)農業技術課、農業試験場、果樹試験場

令和元年東日本台風(台風第19号)による堆積土の土壌分析結果

堆積土の土壌養分は土性によって異なり、粘質、壌質の堆積土には堆積土直下の作土に近い肥料成分が含まれ、窒素の発現も見込まれる。一方砂質の堆積土は、肥料成分が少なく窒素の発現もわずかである。

技術情報 令和元年(2019年)野菜花き試験場環境部

黒ボク土壌における三要素と稲わら堆肥の長期連用処理が土壌養分に及ぼす影響

長期にわたる堆肥と三要素の連用試験の結果、毎年収穫物と残渣を持出した場合、稲わら堆肥を2t/10a施用しても土壌全炭素は徐々に低下し、可給態窒素は堆肥施用により増加する。

技術情報 令和元年(2019年)南信農業試験場栽培部

低樹高栽培のかき「市田柿」における時期別の施肥窒素吸収特性

速効性の硫安を用いた11月~6月の施肥窒素は、相対的に新生器官である結果枝や果実へ多く分配され、特に6月の施肥窒素は果実への分配が多い。7月の施肥窒素は、新生器官への分配率が低下する一方、旧枝部(結果母枝~亜主枝)や主枝、主幹への分配割合が高まり、8月施肥ではその傾向がより強まる。ただし、同じ新生器官である徒長枝では、7月以降の生育後半も施肥窒素の寄与率が高く、常に施肥窒素が移行してきている。

技術情報 令和元年(2019年)農業試験場企画経営部、農業技術課

長野県内の垣根仕立てのワイン用ぶどう園における土壌の基本情報

県内の垣根仕立てのワイン用ぶどう園30か所で根域の土壌について断面、三相、粒径組成を調査し、また地質、土地の由来、農耕地土壌分類、地形と土地改良状況を確認し、土壌の母材をまとめた。いずれも排水性が確保されている点が共通しており、それ以外は多様性に富んだ土壌条件で栽培されていた。

技術情報 令和元年(2019年)農業試験場環境部、農業技術課 

水田土壌の可給態ケイ酸は中南信地域で不足傾向である

中性リン酸緩衝液法による水田土壌可給態ケイ酸量は、中南信地域においては土づくり目標値の10~15mg/100gを下回る圃場が多く、ケイ酸質肥料施用等の対策が必要である。

技術情報 令和元年(2019年)南信農業試験場栽培部

日本なし改植園の樹体ジョイント仕立て栽培における本ぽ定植した苗木の育成法

日本なし樹体ジョイント仕立て栽培において、苗木を本ぽに定植して育苗する本ぽ定植苗木育成を行う際、改植園では、客土処理とマルチ処理を併用することで、本ぽの土壌で育成する場合よりも、1年目の新梢伸長が優り、育成2年目の7~8月に、樹間1.5mでジョイント可能な3.3m以上の長さの苗木が得られる。

技術情報 平成30年(2018年)野菜花き試験場環境部・野菜部

アスパラガスほ場の排水性を評価するための簡易な下層透水性診断

ラセン状穴掘り器を用いてアスパラガスほ場のうね肩部に直径約7cm、深さ40㎝の注水孔を掘り、注水後10分と30分の水位を測定し、その差が40mm以下の場合を排水不良と診断する。従来法と比べ簡易で効率的に診断が可能なため、生産者が利用しやすい。

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技術情報 平成30年(2018年)野菜花き試験場環境部

温暖化による気温上昇に伴うレタス栽培土壌の窒素無機化量の推定

温暖化により年平均気温が2℃上昇する場合、畝上面のマルチ下10cmにおける地温は約2℃上昇し、土壌窒素無機化量はレタス1作当たり、14~27%増加すると推定される。

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農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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