研究情報

研究成果『土壌肥料』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「土壌肥料」の研究内容とその成果をご紹介します。

普及技術 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部、佐久農業農村支援センター、上伊那農業農村支援センター

水田転換畑で発生するブロッコリーの湿害軽減に平高うねマルチ栽培は有効である

ブロッコリーの平高うねマルチ栽培(25㎝高)は、作土層が大きく拡大するため、水田転換畑で生じやすい湿害が軽減される。

普及技術 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部、上伊那農業農村支援センター、松本農業農村支援センター

土壌の可給態窒素及び茎葉すき込み残渣を考慮した寒冷地ブロッコリーの窒素適正施肥技術

寒冷地ブロッコリーにおいて、可給態窒素量に基づく診断施肥は慣行施肥と同等の収量が得られるとともに、夏どりブロッコリー茎葉残渣すき込み後の秋どりブロッコリーにおいて標準的な窒素施肥量(20kg/10a)では窒素を2割減肥できる

試行技術 令和4年(2022年度)南信農業試験場栽培部

日本なし「幸水」に対する根域施肥と表面局所施肥の組み合わせによる慣行施肥の50%減肥技術

日本なし「幸水」成木樹に対し、2月下旬に圧縮空気噴射式土壌改良機を用いて、慣行施肥における基肥と3~5月追肥の合計分の50%量の窒素を、緩効性窒素肥料で主幹から2m離れた周囲に等間隔で8か所、深さ30~40cmに打ち込む(根域施肥)。その後、6月下旬及び収穫後に慣行施肥の50%量の窒素を速効性窒素肥料で主幹の周囲に環状に表面局所施肥する。この施肥方法を5年間継続しても、生育、収量及び果実品質は慣行施肥と同等に維持できる。

試行技術 令和4年(2022年度)野菜花き試験場野菜部、佐久支場

マルチ2作利用での2作目の施肥作業における追肥機の利用は作業負担軽減に有効である

マルチ2作利用での施肥作業においてハンディ追肥機を利用することにより、従来の手作業による追肥と比較して作業姿勢が大幅に改善し、作業時間が短縮する。

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技術情報 令和4年(2022年度)南信農業試験場栽培部

低樹高栽培のかき「市田柿」における年間窒素施肥量

低樹高栽培のかき「市田柿」において、現行の県窒素施肥基準量の30%減となる15.4kg/10aで栽培を継続しても、樹体生育や果実収量・品質は、現行の県窒素施肥基準量で栽培した場合と同等である。

技術情報 令和4年(2022年度)

日本なし「南水」樹体ジョイント仕立て栽培における主枝直下への帯状局所施肥による慣行施肥の30%減肥栽培

日本なし「南水」樹体ジョイント仕立て栽培において、3月下旬にリニア型40日タイプの被覆尿素を、また収穫後の9月下旬には速効性窒素を主枝配枝直下に1mの幅で帯状に局所施肥(帯状局所施肥)すると、全面施肥の地域慣行より30%減肥しても同等の収量、品質が得られる。

技術情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部

水田転換畑の耕うん適期を見分けるための適切な土壌水分

水田転換畑の砕土率を高める含水率は、多湿黒ボク土で約35%以下、灰色低地土では約20%以下であり、手で握った時の土塊の崩れやすさで耕うん適期を診断できる。

技術情報 令和4年(2022年度)農業試験場環境部

水稲の全量基肥施肥における施肥時期が肥料効果に及ぼす影響

「コシヒカリ」の全量基肥施肥において施肥時期を早めすぎると、速効性窒素肥料の流亡等によるとみられるロスと肥効調節型肥料の早期の窒素溶出により、期待する肥料効果が得られないほか、環境への悪影響も懸念される。

技術情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場花き部・環境部

アルストロメリア葉先の褐変症状及び白斑症状の発生原因

アルストロメリアは低日射・高湿度条件に遭遇した後の晴天日は葉先の萎凋が発生しやすく、後に褐変症状となる。葉先の白斑症状は石灰欠乏により発生する。

試行技術 令和4年(2022年度)畜産試験場(温暖化対策領域)飼料環境部

堆肥化処理のため乳牛ふん尿にもみ殻を加え水分65%に調整すると、水分73%に調整した場合と比較して、温室効果ガスの発生量をCO2換算で3~4割減少できる

乳牛ふん尿ともみ殻を容積比1:3で混合し水分65%、容積重0.322kg/Lに調整すると、乳牛ふん尿ともみ殻を容積比2:3で混合し水分73%、容積重0.447kg/Lに調整した場合と比較して、堆肥化処理時の温室効果ガスの発生量をCO2換算で3~4割減少できる。

技術情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部、農業試験場環境部

バーク混合牛ふん堆肥施用や緑肥作物のすき込みにより黒ボク土レタス畑土壌の全炭素含量と可給態窒素量を維持できる。

バーク混合牛ふん堆肥を毎年2t/10a以上連用又は出穂期直前のソルガム(草丈180㎝程度)をすき込むことで、土壌の全炭素含量は維持又は増加し、温暖化の緩和に有効な炭素貯留効果が認められる。同時に土壌中の可給態窒素も維持される

技術情報 令和4年(2022年度)畜産試験場(持続的畜産領域)飼料環境部

堆肥を年間5t/10a施用する場合、ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこしの栽培は3年連用を限度とする

堆肥を年間5t/10a施用する場合、ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこし栽培は、ほ場を耕うんした慣行栽培と同等の収量が得られるが、土壌の塩基蓄積が高まるため3年連用を限度とする。

試行技術 令和3年(2021年度)野菜花き試験場環境部、佐久農業農村支援センター、松本農業農村支援センター

土壌の可給態窒素を考慮したレタスの窒素適正施肥技術

簡易法(80℃16時間水抽出法)により測定した可給態窒素量を「可給態窒素施肥算出シート(Ver5.1)」に入力して得られた推奨窒素施肥量は本県レタスの窒素適正施肥量として利用できる

普及技術 令和3年(2021年度)果樹試験場環境部

りんご「紅玉」のカルシウム欠乏に起因する果実斑点性障害軽減にカルシウム含有葉面散布肥料「葉活酢」の葉面散布が有効である

りんご「紅玉」にカルシウム含有葉面散布肥料「葉活酢」の300倍希釈液を、落花期2~3週間後の5月下旬頃から3~4週間おきに5回散布すると、カルシウム欠乏に起因する果実斑点性障害を軽減できる。

普及技術 令和3年(2021年度)野菜花き試験場野菜部・育種部・環境部

四季成り性いちご「サマーリリカル」の品種特性と夏秋どり栽培の要点

「サマーリリカル」は本県の標高600m以上における夏秋どり栽培に適し、管理は栽培指針として作成した'四季成り性いちご「サマーリリカル」の品種特性と栽培要点'に基づいて行う。

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