研究情報

研究成果『土壌肥料』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「土壌肥料」の研究内容とその成果をご紹介します。

試験して得られた技術事項 平成14年(2002年)果樹試験場

りんご樹の枝・幹の乾物重推定法

枝・幹は円錐台に近似でき、下底、上底の半径と高さが求まれば円錐台の体積が推定できる。枝幹の推定体積と乾物重は高い相関が認められ、枝幹のサイズを測定する事でりんご樹の枝・幹の乾物重が推定できる。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)野菜試 営技セ

レタス髄部腐敗の緑色色素

レタス緑芯症は髄部が緑色~淡緑色に腐敗し、発生株は出荷できないために生産が不安定になる。腐敗髄部のなかには緑色色素が通常の健全株に比べて著しく集積するものがあり、この集積の成因を明らかにすることによって緑芯症の原因の特定につながると考え、本色素の同定を行った。生体の緑色色素には、クロロフィルa,b,c,d、バクテリオクロロフィル、アントラキノンの一部、リボフラビンの一部などがあるが、ここでは、植物体、菌体に主に含まれるクロロフィルに絞り、分離精製測定を実施した。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)農総試 営技セ

ポット施肥法によるセルリーの減肥栽培

露地作型セルリーの窒素施用量は、10a当たり60~80kgと多いが、窒素吸収量は約20kgと少なく、環境への施肥による負荷が懸念される。環境保全的肥培管理を行うため、施肥効率を高めて施肥量の大幅削減の可能性があるポット施肥栽培法を検討する。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)農事試

近赤外分光分析を利用した家畜糞堆肥の窒素無機化量の迅速測定法

家畜糞堆肥の成分は、処理方法、原料や副資材の種類、腐熟度の違い等により大きく異なることが知られており、その成分量を把握し、肥効を考慮した施肥設計立てることは、養分循環の適正化の視点から重要な技術である。特に作物の生育・収量に大きな影響を及ぼす窒素に関しては、全量だけではなく無機化量を把握することが重要であるが、保温静置法による測定は1ヶ月以上かかるため、より簡易迅速に測定が可能な近赤外分光分析法について検討した。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)南信試

日本なし「幸水」成木の施肥窒素吸収率からみた効率的施肥法

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)南信試

酒米の良質安定生産のための適正栽植密度と追肥時期

酒米は大粒で心白発現のよい良質米が要求されているが、県下の酒米産地は多収地帯が多く、品質の低下が指摘されており、酒造好適米「美山錦」及び新品種「ひとごこち」の酒造用高品質米生産のための良質安定栽培法を検討する。

普及技術 平成12年(2000年)農事試験場

高冷地水稲における湛水前早期の全量基肥施肥法

慣行の基肥相当のリニア型30日タイプと慣行の穂肥相当のシグモイド型80日タイプの被覆尿素を配合して施肥することにより、窒素肥料流亡の問題なしに湛水前早期(田植え1か月前頃)に施肥することが可能であり、農繁期の作業の集中回避と穂肥労力の省力化に有効である。

普及技術 平成12年(2000年)農事試験場

速効性窒素肥料とシグモイド型被覆尿素を組み合わせた水稲の全量基肥施肥法

シグモイド型100日タイプ程度の被覆尿素を基肥時期に施用すると、慣行の穂肥時期に急速に窒素が溶出する。そこで、穂肥窒素量をこれで代替して慣行の基肥に配合して全量基肥施肥を行うと、慣行と同等の収量・品質が得られるとともに施肥の省力化が図られる。

試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)南信試

アスパラガス雨よけ栽培における塩類集積回避型肥料の土壌に対する連用効果

施設栽培の土壌は、一般に多肥条件下にあり、土壌pHの変動、電気伝導率(EC)の上昇、塩類集積などの問題が生じやすい。それに対する改善技術として肥料の副成分である硫酸イオンや塩素イオンをほとんど含まない塩類集積回避型肥料が開発された。雨よけ栽培では、周年、降水が遮断されるわけではないが、アスパラガスのような多年生作物の栽培では土壌改良が行われにくく、肥料等の表層への連用により施設栽培と同様に土壌化学性の劣悪化が生じやすい。そこで、アスパラガス雨よけ栽培に塩類集積回避型肥料を連用した時の土壌に及ぼす影響を年間にわたり検討した。

試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)営技セ

窒素・ホウ素の過剰がレタス・はくさいに与える影響

現場のレタス、はくさい栽培は施肥量が過剰の傾向がみられる。肥料過剰の症状がどのようなものか問い合わせはあるがレタス、はくさいにおける肥料過剰の症状は明確になっていない。そこで硝酸態窒素、アンモニア態窒素、ホウ素の過剰でどのような症状が発生するか水耕栽培により検討した。

試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)野菜試

カーネーション灌水同時施肥栽培の現地圃場での養水分動態

カーネーション栽培では潅水同時施肥(養液土耕)栽培が現地で導入されてきているが、潅水方法が慣行(畝全体に均一に潅水する方法)と異なり、点滴潅水(水が土壌表面の特定の一点から土壌内に侵入し内部に拡散)を行うため、土壌中の養水分の動態が従来と異なる。この特徴を把握しないと、潅水同時施肥栽培の導入効果が現れないばかりか、生産性がかえって低下する場合がある。そこで、潅水同時施肥栽培を導入した圃場の養水分動態を調査する。

試験して得られた技術事項 平成11年(1999年)営農技術センター

レタスの100%有機質肥料栽培は作期と品種等を選ぶ必要がある

JAS法の改正及び特別栽培農産物に係わる表示ガイドラインにより有機農産物、減化学肥料栽培の定義、体制が整ってきた。また、消費者の要望も強いことから長野県の主要作物であるレタスで100%有機質肥料栽培が可能か検討した。

試験して得られた技術事項 平成11年(1999年)中信農業試験場

ハクサイ根系の品種間差

ハクサイは、品種によって、根こぶ病抵抗性や芯腐れ症耐性が大きく異なっている。その要因の一つとして根の特性の違いが考えられるが、それを調べた例はほとんどない。そこで、長野県で栽培されている、抵抗性等が異なる5品種を、夏秋 2 回 2 年間栽培し、根の長さ、太さ、分布とそれらの間に関連性があるかどうかを調査した。

試験して得られた技術事項 平成11年(1999年)中信農業試験場

そばの根の分布

ソバは痩せ地でもよくできることから、古くから火山灰土畑地帯で作付けが行われてきた。しかし、収量は 10a あたり 100kg 程度と低く作柄が不安定なことから、経済作物としての地位はあまり高くない。ところが近年、ソバは、健康食ブームや地域活性化の動きの中で、その中心的な作物として位置づけられるようになり、安定多収に向けた品種選定や栽培法の改善に関心が高まってきた。そこで、本研究では、ソバを標準的な栽培法で春夏の 2 回栽培し、根の長さおよび分布について調べ、今後の安定多収技術開発のための基礎データを得ようとした。

試験して得られた技術事項 平成11年(1999年)畜産試験場

可給態窒素量の評価に基づく高冷地ソルガムの窒素施肥設計法

野菜の連作障害回避やソバ栽培畑の地力維持のために飼料作物を組み合わせた地域輪作体系が注目されている。しかし、新たに輪作体系を組む場合、一定の年数が経過するまでは圃場の窒素肥沃度が変動する。そこで、このような地域輪作体系下でのソルガム栽培を支援する目的で、高冷地のソルガムを対象に、土壌の可給態窒素養分の変動に対応できる窒素施肥設計法を構築した。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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