研究情報

研究成果『土壌肥料』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「土壌肥料」の研究内容とその成果をご紹介します。

試行技術 令和6年度野菜花き試験場環境部、諏訪、松本農業農村支援センター

マメ科緑肥ヘアリーベッチを利用したレタス、スイートコーン、ズッキーニの窒素減肥栽培技術

秋播きヘアリーベッチを翌春にすき込んだ後作レタスにおいて、標準的な窒素施肥量(10kg/10a)では窒素を3~5割、後作スイートコーンにおいて、標準的な窒素施肥量(20kg/10a)では窒素を5割、春まきヘアリーベッチを播種後70日ですき込んだ後作ズッキーニにおいて、標準的な窒素施肥量(20kg/10a)では窒素を3~5割減肥できる

試行技術 令和6年度野菜花き試験場環境部、松本、上伊那農業農村支援センター

白ネギの夏秋どり作型における長期溶出タイプの緩効性肥料を用いた植え溝施肥による追肥労力削減技術

白ネギの夏秋どり作型において、長期溶出タイプの肥料を植え溝のみに全量基肥施用することで追肥主体の従来慣行栽培と同等の生育・収量が得られ、追肥労力を低減できる。

技術情報 令和6年度野菜花き試験場環境部、松本農業農村支援センター

マメ科緑肥ヘアリーベッチの生育特性と使い方

ヘアリーベッチの播種は、秋まきの場合、早生種は10月上~中旬、晩生種は9月中旬~10月中旬に行い、すき込みは早生種が4月中~下旬、晩生種は4月中旬~5月上旬に行う。春まきの場合、雑草防止及び草量確保のため、早生種を用いて4月上~下旬に播種を行い、6月中~下旬の開花始期までにすき込みを行う。

技術情報 令和6年度野菜花き試験場環境部

アスパラガス枠板式高畝栽培における客土への堆肥とりん酸施用が初期生育に与える影響

客土の土壌物理性が劣る場合や土壌養分が不足する場合は、堆肥(コーンコブ堆肥)施用により定植後の生育が改善され初期収量が増加する。またりん酸肥沃度が低い場合は、りん酸施肥により定植後の初期生育の改善が期待できる。

技術情報 令和6年度畜産試験場飼料環境部

県内牛ふん堆肥の肥料成分の特徴とそこに含まれるリン酸及びカリウムの肥料効果の傾向

県内牛ふん堆肥の生産状況と肥料成分を調査した。25年前と比べて、水分は下がっており、肥料成分は高まっていた。また、堆肥に含まれるリン酸は緩効性が主体でカリは速効性が主体である。

技術情報 令和6年度野菜花き試験場花き部

肥効調節型肥料を利用したシクラメン3号鉢の低コスト栽培技術

シクラメンの3号鉢栽培において、定植時に肥効調節型肥料「オスモコートハイエンド 15-9-12」又は「ハイコントロールトータル391(180E)」を鉢当たり1.0g培土に混合施肥することで3号鉢としての標準的な鉢花品質を確保でき、肥料経費を削減できる。

技術情報 令和6年度果樹試験場栽培部、上伊那農業農村支援センター

りんごM.9台木生産におけるケイ酸加里施用の効果

りんごM.9台木生産(横伏せ取り木法、再養成法)において、ケイ酸加里を施用すると良好な台木を生産できる。

技術情報 令和5年(2023年度)農業試験場環境部

水田土壌可給態窒素の迅速評価法の本県土壌における適応性

水田土壌可給態窒素の迅速評価法は、本県の水田土壌の可給態窒素濃度の目安として活用できる。迅速評価法をパックテストで実施し、RGB値で評価した場合、乾土100gあたりのCODが190mg以上の土壌は本県の土づくり目標値を超えた。

技術情報 令和5年(2023年度)農業試験場環境部

有機物の連用処理が土壌理化学性及び水稲の収量・品質に及ぼす影響

稲わら800㎏/10a(全量鋤き込み相当)の長期連用は土壌中の交換性カリウム、可給態窒素濃度を増加させる。豚糞堆肥や発酵鶏糞の長期連用は土壌中の可給態リン酸濃度を顕著に増加させる。

技術情報 令和5年(2023年度)農業試験場環境部、野菜花き試験場環境部

土壌炭素貯留が期待される肥料、資材の施用効果

土壌炭素貯留が期待される肥料、資材は、施肥又は土づくりの目的で水稲及び秋どりハクサイ栽培に活用できる。炭素貯留では、分解率が高いため貯留効果が低く広い面積で取り組む必要がある肥料や、貯留効果は大きいが経済性や施用効果が低い肥料、資材がある。

技術情報 令和5年(2023年度)南信農業試験場栽培部

日本なし「南水」苗木のジョイントV字トレリス樹形栽培本ぽ定植育成時の切り返し位置及び被覆尿素を用いた省力施肥法

樹間150cm、主枝配枝高90cmのジョイントV字トレリス樹形用の日本なし「南水」の苗木を本ぽ育成する場合、定植時の地上部長が概ね130cm以下の苗木は、40cm付近で切り返し、翌年8月まで育成することで曲げ込み可能な280cm以上の苗木が得られる。また、定植当年及び2年目の生育初期にリニア型50日タイプの被覆尿素(LPコート50)を、苗木を中心に直径約50cmの円形内に施肥することにより、生育期間中に行う定期的な施肥を省略できる。

技術情報 令和5年(2023年度)果樹試験場環境部・栽培部、長野農業農村支援センター

りんご「シナノリップ」M.9台木樹の凍害枯死に及ぼす土壌物理性と樹勢の影響

りんご「シナノリップ」M.9台木樹の凍害枯死は土壌の固相率が45%以上かつ樹勢が弱い園地で多い。

試行技術 令和5年(2023年度)農業試験場環境部・作物部

水田から発生する温室効果ガス(メタン)の削減には中干し期間の延長が有効である

中干しを通常の期間より延長して土壌を乾燥させることにより、水田から発生する温室効果ガス(メタン)を3割以上減少させることができる。

普及技術 令和5年(2023年度)農業試験場作物部・環境部、上伊那農業農村支援センター

小麦「東山53号(ハナチカラ)」の肥培管理技術

「東山53号(ハナチカラ)」は、基肥窒素量を8㎏/10a、開花期に追肥窒素量で8kg/10aの追肥をすることで、安定した収量とタンパク質含有率の確保が可能である。また、上伊那地域の黒ボク土では、開花期の追肥窒素量の減肥が可能である。

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普及技術 令和5年(2023年度)農業試験場作物部、諏訪・北アルプス農業農村支援センター

長野県における水稲「つきあかり」の栽培体系

水稲「つきあかり」は、地域における「コシヒカリ」の標準施肥量で収量660㎏/10a程度の確保が可能である。増肥による収量の増収幅は小さい。栽植密度は18~22株/㎡程度が適する。また、成熟期の登熟積算気温の目安は1,000℃程度である。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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