研究成果『病害虫』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「病害虫」の研究内容とその成果をご紹介します。
普及技術 令和4年(2022年度)農業試験場環境部
イネ縞葉枯病の防除要否判定と苗箱施薬剤による防除技術イネ縞葉枯病の防除要否判定は、前年の水稲登熟中期頃のイネ縞葉枯病発病株率30%または前年同時期の媒介虫ヒメトビウンカのイネ縞葉枯病ウイルス保毒率10%を目安とする。ヒメトビウンカに高い防除効果を示す苗箱施薬剤はイネ縞葉枯病の発生を抑制する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部
はくさいのキスジノミハムシ防除にブロフレアSCが有効であるはくさいのキスジノミハムシ防除にブロフレアSCの4,000倍液を散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)果樹試験場環境部
りんごのリンゴワタムシ防除にサイアノックス水和剤が有効であるりんごのリンゴワタムシ防除にサイアノックス水和剤1,000倍液を散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)果樹試験場環境部
りんごのハダニ類防除にダニオーテフロアブルが有効であるりんごのハダニ類防除にダニオーテフロアブル2,000倍液を散布する。有機銅水和剤散布から30日程度の近接散布で効果が不十分になる場合があるので、45日以上空けて使用する。有機銅水和剤散布後は、濃度を上げることにより、残効が長くなり効果が高まる。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)農業試験場環境部、上伊那農業農村支援センター
だいずのマメシンクイガ防除にグレーシア乳剤が有効であるだいずのマメシンクイガ防除にグレーシア乳剤の3,000倍液を、成虫発生盛期頃から産卵盛期に散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)農業試験場環境部
未成熟とうもろこしのアワノメイガ防除にベネビアODが有効である未成熟とうもろこしのアワノメイガ防除にベネビアODの4,000倍液を散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場佐久支場
キャベツべと病防除にランマンフロアブルが有効であるキャベツべと病防除にランマンフロアブルの2,000倍液を散布する。 |
普及技術 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部
ネギ軟腐病防除にオリゼメート粒剤が有効であるネギ軟腐病防除に、オリゼメート粒剤を10aあたり6kgの割合で株元散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部
ハクサイ黒斑病防除にネクスターフロアブルが有効であるハクサイ黒斑病防除にネクスターフロアブルの1,000倍液を散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部
ダイコン白さび病防除にハチハチ乳剤及びランマンフロアブルが有効であるダイコン白さび病防除にハチハチ乳剤の2,000倍液、ランマンフロアブルの2,000倍液のいずれかを散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部
キャベツ軟腐病防除にカスミンバリダシン液剤が有効であるキャベツ軟腐病防除にカスミンバリダシン液剤の800倍液を散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)果樹試験場環境部
リンゴ炭疽病及びリンゴ輪紋病の防除にツインバリアー水和剤が有効であるリンゴ炭疽病及びリンゴ輪紋病防除にツインバリアー水和剤の1,000倍液を散布する。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)
種子生産におけるムギ類黒節病防除にシードラック水和剤とZボルドーによる体系防除が有効である※この技術情報の提供は、長野県内の採種関係者及び指導者に限定しています。詳細は試験場又はお近くの農業農村支援センターにお問い合わせください。 |
農薬情報 令和4年(2022年度)農業試験場環境部
イネいもち病(葉いもち)防除にプロベナゾール16%含有苗箱施薬剤が有効であるイネいもち病(葉いもち)防除にプロベナゾール16%含有苗箱施薬剤(Cs.オリゼリディア箱粒剤、Cs.オリゼリディアEV箱粒剤)を移植当日に育苗箱当たり50gを均一に処理する。 |
技術情報 令和4年(2022年度)野菜花き試験場環境部、松本農業農村支援センター
スワルスキーカブリダニ剤(パック製剤)及びスリムホワイト45との併用による夏秋どりいちごのアザミウマ類防除効果スワルスキーカブリダニ剤(パック製剤)を開花前に設置することでアザミウマ類(ヒラズハナアザミウマ)の施設内密度及び果実被害を軽減できる。さらに施設開口部に光反射資材織込み防虫ネット(スリムホワイト45)を展張すると防除効果が向上する。 |