研究成果『病害虫』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「病害虫」の研究内容とその成果をご紹介します。
技術情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
ブロッコリー根こぶ病菌密度とチンゲンサイを用いたポット試験での根こぶ着生程度との関係指標植物としてチンゲンサイ「青帝」を用いたポット試験で、根部に1cm径程度の大きな瘤を着生する土壌は、根こぶ病菌(休眠胞子)密度が10万個/g以上の高汚染土壌である可能性が高い。 |
技術情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部、上田農業農村支援センター
ブロッコリー根こぶ病の発生要因と菌密度に与える土壌消毒及びおとり作物の影響ブロッコリー根こぶ病が多発生する主要因は、土壌中の高い病原菌密度である。また、カーバム剤等を利用した土壌消毒処理は根こぶ病菌(休眠胞子)密度の低減効果が高い。 |
技術情報 令和2年(2020年度)果樹試験場環境部
欧州系ぶどう品種防除体系の主要病害に対する防除効果「シャインマスカット」や「クイーンルージュ(r)」栽培に対応した欧州系ぶどう品種防除体系は、慣行巨峰防除体系と比較して黒とう病とうどんこ病に対する効果が高い。晩腐病、房枯病に対しては同等に効果がある。 |
技術情報 令和2年(2020年度)果樹試験場環境部
ブドウうどんこ病の果房感染時期と防除ブドウうどんこ病の果房感染の盛期は落花10~20日後頃である。6月下旬~7月上旬頃の防除でうどんこ病に効果のある薬剤を散布すると、果房での発病が低減される。 |
技術情報 令和2年(2020年度)果樹試験場環境部
長野県内におけるリンゴ黒星病のDMI剤、QoI剤耐性菌の分布状況2019年、2020年に県内で発生するリンゴ黒星病のDMI剤、QoI剤耐性の状況を調査した。DMI剤耐性菌は両年とも確認され、北信地域の広い範囲に分布していた。現時点での耐性菌密度は、薬剤耐性黒星病の強化防除体系により、低いレベルに抑えられていた。QoI剤耐性菌も2019年、2020年に確認された。QoI剤耐性菌の分布は、2019年には北信地域の一部であったが、2020年には北信地域の広範囲、東信地域に及んだ。 |
技術情報 令和2年(2020年度)農業試験場環境部
長野県におけるイネ紋枯病被害による発病進展部位と減収の関係紋枯病による減収率は成熟期の発病進展部位が高いほど大きくなる。特に発病進展部位が止葉葉鞘以上では明らかに減収する。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)農業試験場作物部
雑草イネ防除に水稲用初中期除草剤キマリテ1キロ粒剤が有効である移植水稲用除草剤キマリテ1キロ粒剤は、雑草イネ発生前に処理することで効果的な雑草イネ防除が可能である。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)農業試験場作物部、農業技術課
水稲用初中期除草剤シグナスジャンボは水田雑草防除に有効である。水稲用初中期除草剤シグナスジャンボは、ノビエなどの一年生雑草及びクログワイ、オモダカなどの多年生雑草に幅広く有効な成分を含み、効果的な水田雑草防除が可能である。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
カーネーションのハダニ類防除に粘着くん液剤が有効であるカーネーションのハダニ類防除に粘着くん液剤の100倍液を複数回散布する。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
ねぎのネギハモグリバエ防除にアベイル粒剤が有効であるねぎのネギハモグリバエ防除にアベイル粒剤をセル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊あたり40g、株元に散布する。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
ねぎのネギハモグリバエ防除にグレーシア乳剤が有効であるねぎのネギハモグリバエ防除にグレーシア乳剤の3,000倍液を散布する。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部、農業技術課
アスパラガスのアザミウマ類防除にリーフガード顆粒水和剤が有効であるアスパラガスのアザミウマ類防除にリーフガード顆粒水和剤の1,500倍液を散布する。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
レタスのアザミウマ類防除にグレーシア乳剤が有効であるレタスのアザミウマ類防除にグレーシア乳剤の2,000倍液を散布する。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
はくさいのアブラムシ類防除にモベントフロアブルが有効であるはくさいのアブラムシ類防除にモベントフロアブルの4,000倍液を散布する。 |
農薬情報 令和2年(2020年度)野菜花き試験場環境部
いちごのアザミウマ類防除にカウンター乳剤が有効であるいちごのアザミウマ類防除にカウンター乳剤の2,000倍液を散布する。 |