研究成果『野菜・花き・きのこ』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「野菜・花き・きのこ」の研究内容とその成果をご紹介します。
試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)野菜花き試
葉菜類セル成型苗の苗質に及ぼすセルトレイの色の影響葉菜類のセル成型苗には、ポリスチレン製の黒色のセルトレイが比較的多く用いられている。しかし高温期には黒色のセルトレイでは、葉焼けが生じたり過剰生育になりやすい。そこで、白色のセルトレイを用いることで、はくさい及びレタス苗の過剰生育を抑制できるか検討した。 |
試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)野菜花き試
春系キャベツの春播きおよび夏播き栽培における品種特性近年県内のキャベツ生産が伸び悩む中で、平成9年よりキャベツの新品目として春系キャベツの試作が実施されてきた。しかし春系キャベツ本来の作型(秋播き春どり栽培)でないので、不結球あるいは裂球が発生しやすい品種があり、長野県にあった品種選定が必要である。そこで春系キャベツの春播きおよび夏播き栽培における特性を検討した。 |
試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)南信農業試験場
夏みょうが栽培における栽植密度と花みょうがの収量・品質夏みょうが(陣田早生)を用いた花みょうが栽培における、定植時の栽植密度が収量及び品質に与える影響について明らかにする。 |
普及技術 平成10年(1998年)南信農業試験場
コンベア式掘り取り機はグラジオラス球根堀り取りに有用である歩行型または乗用型トラクタ用コンベア式掘り取り機はグラジオラス養成球根の掘り取りの省力化に有用である。 |
普及技術 平成10年(1998年)農業総合試験場 野菜花き試験場
タマネギ移植機にはみのるネギ類専用倍土を使う育苗法が有効であるみのるタマネギ移植機にはみのるネギ類専用培土を培養土・覆土として用い、地床でシルバーポリトウ等を一週間被覆して出芽・育苗し、移植前日に凝固剤液へ浸して培養土を固めるて移植すると苗立ち率・移植精度がよい。 |
普及技術 平成10年(1998年)南信農業試験場
鉢花用トルコギキョウの栽培法トルコギキョウの鉢花生産は専用のわい性品種を用いて調整ピート主体の用土で底面給水を行うことで高品質生産が可能である。元肥チッソ量は5号鉢で0.4g、4号鉢で0.3gを基準とし、ピンチは行わない。 |
普及技術 平成10年(1998年)野菜花き試験場
ダイアンサス系カーネーションの秋~春切り栽培技術ダイアンサス系カーネーションの秋~春切り栽培では、早生~中生品種を7月に定植すると、11月から良品生産ができる。秋期以降の加温は最低温度10℃前後がよく、開花促進には長日処理が有効である。 |
普及技術 平成10年(1998年)野菜花き試験場
トルコギキョウ「長花19号」は.白の小輪多花性の切り花用品種として有望であるトルコギキョウ「長花19号」は、白の小輪で花蕾数が多く、やや草丈が低い、中生の11~2月まき(切り花期は7~8月)に適した固定種で、アレンジメントにも向く新規性の高い切り花用品種として有望である。 |
普及技術 平成10年(1998年)野菜花き試験場
トルコギキョウ「長花18号」は.ピンクの小輪多花性の切り花用品種として有望であるトルコギキョウ「長花18号」は、ピンクの小輪で花蕾数が多く、やや草丈が低い、中早生の11~2月まき(切り花期は7~8月)に適した固定種で、アレンジメントにも向く新規性の高い切り花用品種として有望である。 |
普及技術 平成10年(1998年)農事試験場 南信農業試験場
きんぎょそう加温越冬作型の収量増加法6~7℃加温の越冬作型には低温生育性の大きい品種を選定し、仕立て、整枝法、裁植様式を改善することにより収量を高めることができる。 |
普及技術 平成10年(1998年)南信農業試験場
底流循環型毛管水耕による夏作メロンと促成いちごの年間栽培体系は.寒冷地の施設利用法として有望である底流循環型の毛管水耕装置による夏作メロンと促成イチゴの組み合わせは、省力化と安定生産が可能なため、寒冷地において合理的な施設の周年利用を可能にする。 |
普及技術 平成10年(1998年)南信農業試験場
すいかのトンネル早熟栽培におけるセル成型接ぎ木苗の直接定植は育苗の省力化対策として有効であるすいかのトンネル早熟栽培におけるセル成型接ぎ木苗の直接定植は、トンネル内でのホットキャップ(ダイヤキャップ)やべたがけによって、二次育苗労力の省力化が図られる。 |
普及技術 平成10年(1998年)南信農業試験場
きゅうりのハウス雨よけ栽培及びハウス抑制栽培におけるセル成型接ぎ木苗の直接定植は.育苗の省力化対策として有効であるきゅうりセル成型接ぎ木苗の直接定植は、ハウス雨よけ栽培では早植えと穴あきトンネルなどによる保温対策で、ハウス抑制栽培では早植えと地温抑制効果が高いマルチ(ペパロンマルチ)によって、二次育苗の省力化が図られる。 |
普及技術 平成10年(1998年)中信農業試験場
セルリーの養液土耕栽培は.肥培管理の自動化ができ.窒素施用量の削減に有効であるセルリー栽培において、施肥と潅水を給液管理マニュアルに従い、養液コントローラー、点滴潅水チューブ等を用いて自動的に行う潅水施肥同時方式(以下、養液土耕栽培)は、従来の栽培より窒素施用量を少なくしても生育が優れ、同等の収量を得ることができ、環境への負荷も低減できる。 |
普及技術 平成10年(1998年)野菜花き試験場
レタス「長・野17号」は.斑点細菌病の発生及び変化球が少ない初夏どり品種として有望であるレタス「長・野17号」は、斑点細菌病の発生が少なく、晩抽性でタケノコ球の発生が少ない寒冷地から寒地の初夏どり品種として有望である。 |