研究成果『野菜・花き・きのこ』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「野菜・花き・きのこ」の研究内容とその成果をご紹介します。
普及技術 平成17年(2005年)野菜花き試
トルコギキョウ「長花交29号」は.白地に紫の中大輪の切り花用品種として有望であるトルコギキョウ「長花交 29 号」は白色地に紫の覆輪で中大輪、中早生の一代交配品種で無加温普通作型に適した切り花用品種として有望である。 |
普及技術 平成17年(2005年)野菜花き試
トルコギキョウ「長花交28号」は.純白色で中小輪の切り花用品種として有望であるトルコギキョウ「長花交 28 号」は純白色で中小輪、中晩生の一代交配品種で、無加温普通作型および抑制作型に適した切り花用品種として有望である。 |
普及技術 平成17年(2005年)野菜花き試
アルストロメリア養液土耕栽培の灌水・施肥基準アルストロメリアの養液土耕栽培では、潅水量を1.5~2.1L/床㎡・日(7~9月は2.1~2.8L/床㎡・日)、液肥の窒素濃度を100~150ppm(7月中旬~8月下旬は50~75ppm)で管理することで収量や品質が向上する。 |
普及技術 平成17年(2005年)野菜花き試
きゅうりハウス抑制栽培の育苗ポット全量施肥栽培は3~5割減肥が可能であるきゅうりハウス抑制栽培の育苗ポット全量基肥栽培は、慣行施肥に比べ窒素を3~5割減肥しても同等以上の収量が得られる。肥料は、くみあい育苗ポット内施肥専用NK703-100と砂状ようりんをポット育苗土へ混合し、本圃へ基肥・追肥はしない。 |
普及技術 平成17年(2005年)野菜花き試
だいこん「からねずみ」は.揃いが良く.辛み大根として有望であるだいこん「からねずみ」は、在来品種の「ねずみ大根」を素材としてF1品種化したもので、在来種に比べ揃いが良く、辛み値も高く、辛み大根として有望である。 |
普及技術 平成17年(2005年)野菜花き試
アスパラガスの若年株の収量増加に.活性炭フロアブル剤の根圏へのかん注処理または散水処理が有効であるアスパラガスの若年株の立茎時に、活性炭フロアブル剤を根圏土壌にかん注処理または散水処理することにより収量が増加する。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)野菜花き試
育苗施設への黄色粘着テープ設置によるナモグリバエの被害抑制効果育苗施設内または周辺に黄色粘着テープを設置することにより、レタス育苗期におけるナモグリバエ被害を抑制することができる。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)野菜花き試
トルコギキョウに発生する土壌伝染性ウイルス病の病原ウイルスの特定長野県と静岡県のトルコギキョウで発生している土壌伝染性ウイルス(長野株、静岡株)病害は、それぞれトンブスウイルス属の新種とトマトブッシースタントウイルス(TBSV)に起因する。さらに、静岡株はトルコギキョウえそウイルス(LNV)抗血清と極めて強い反応を示すことから LNV と TBSV は同一種である可能性が高い。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)野菜花き試
スイカ及びハクサイの生育異常症状株から分離されるウイルススイカ果面に凹凸を呈する株の黄化モザイク葉からカボチャモザイクウイルスおよびズッキーニ黄斑モザイクウイルスが、ハクサイ葉柄部外側の条状黒変部位からはカブモザイクウイルスがそれぞれ高率に検出され、これらのウイルスが生育異常に影響を及ぼしている可能性が高い。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)野菜花き試
エリンギ立枯れ症状の発生要因エリンギ立枯れ症状の発生要因として、アオカビ属菌やシュードモナス属菌などの害菌類と高炭酸ガス濃度など換気や通気が不良な状態があり、両者が重なると発生率が高まる。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)野菜花き試
光触媒空中除菌装置によるエリンギ立枯れ症状の低減効果光触媒を用いた除菌装置は、空中浮遊菌を減少させ、エリンギ 立枯れ症状の発生低減に有効である。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)野菜花き試
エノキタケ芽出し期におけるLED(発光ダイオード)の菌床剥離軽減効果エノキタケ栽培において、白色 LED(発光ダイオード)を菌掻き後 4 日目以降に 2 ~3 日間連続照射することで菌床剥離障害を軽減することができる。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)野菜花き試
タマネギ栽培跡地周辺トルコギキョウ栽培施設内外におけるネギアザミウマ誘殺消長タマネギ栽培跡地周辺のトルコギキョウ栽培施設内外では、IYSV 媒介虫であるネギアザミウマが5月中旬からに誘殺され始め、6月下旬にはタマネギ栽培跡地に面した地点で増大する。また、同時に IYSV の保毒虫率も最も高くなるが、0.6mm 目合いの寒冷紗で被覆した施設内においてはその程度は低く推移する。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)野菜花き試
実もの花木用クラブアップルの果実特性実もの花木用クラブアップルとして、果実特性からMalus.baccata、M.hupehensis、ミヤマカイドウ、ミツバカイドウ1系、ミツバカイドウ2系、一才カイドウ、コバノズミが有望である。 |
試験して得られた技術事項 平成17年(2005年)南信試
実もの花木用クラブアップルの結実確保実もの花木用クラブアップル類のうち、Malus.hupehensisは単独で、一才カイドウ、コバノズミ及びミヤマカイドウはいずれか2品種を導入することで結実が確保できる。 |