研究成果『野菜・花き・きのこ』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「野菜・花き・きのこ」の研究内容とその成果をご紹介します。
技術情報 平成26年(2014年)野花試・佐久支場
夏はくさい転換品目としてセルリー、たまねぎ、ニンジン、スナップエンドウ、サヤインゲンの高うね全面マルチ栽培が可能である寒地においてはくさいの転換品目として、セルリー、春播きたまねぎ、ニンジン、スナップエンドウ、サヤインゲン(つるなし種)の高うね全面マルチ栽培は可能である。 |
技術情報 平成26年(2014年)野花試・育種部
レタスのチップバーン発生に対する品種間差異レタスのチップバーン発生程度には品種間差異が認められ、サリナス系品種の発生度が低く、マック系品種で高い傾向が認められた。 |
技術情報 平成26年(2014年)野花試・野菜部
トマト不織布ポット栽培における側枝利用2本仕立導入の目安と給液管理方法トマト不織布ポット栽培で、側枝利用2本仕立てを導入した場合の損益分岐点は収穫日数80日程度となり、収穫日数120日のとき収益は1本仕立てより15万円/10a程度向上する。給液管理については廃液率20%前後を目安とし、株あたり1回の給液量は生育ステージに応じて150~200mlの範囲とする。 |
技術情報 平成26年(2014年)野花試・野菜部
アスパラガスの露地長期どり栽培における品種特性アスパラガス品種の露地長期どり栽培における特性を明らかにした。供試した8品種の中では、「ゼンユウヨーデル」と「ゼンユウガリバー」が、収量性や若茎穂先の品質等の点で総合的に優れており、本県での露地長期どり栽培に適している。 |
技術情報 平成26年(2014年)野花試・野菜部
ブロッコリーのブラウンビーズ(死花)発生と気温の関係ブロッコリーのブラウンビーズ(死花)発生と気温の間には密接な関係があり、ブロッコリー品種「ピクセル」および「おはよう」では、「花芽分化開始日」から「出蕾日」までの積算温度がブラウンビーズ発生と相関が高い。 |
技術情報 平成26年(2014年)野花試野菜部
秋冬季トマト低段栽培における二酸化炭素施用効果秋冬季トマト低段栽培において、ヒートポンプによる昼間冷房を併用しながら二酸化炭素施用を実施したところ増収効果が認められた。二酸化炭素施用は果実1果重の増加や障害果の発生軽減に有効であり、葉面積や養分吸収量の増加も認められた。 |
試行技術 平成25年(2013年)野花試菌茸部
ブナシメジの低コスト高生産性培地「YKB-3」の開発ブナシメジのコーンコブを主体とする培地にバガスパウダーとフスマを用いることにより、1ビン当たりのコーンコブとコメヌカの使用量を減らし、さらに詰め重を軽量化した低コスト高生産性培地「YKB-3」を開発した。 |
試行技術 平成25年(2013年)野花試花き部
収穫後の「ミラクルミスト」花弁散布処理はダリアの日持ち延長に有効であるダリアの切り花収穫後にBAを含む品質保持剤「ミラクルミスト」を500倍希釈で約2ml、花弁に散布することで日持ちが1~4日程度向上する。 |
試行技術 平成25年(2013年)野花試育種部
トルコギキョウ「長花交37号」は花色が白色で花弁にフリンジが入った八重咲中輪の切り花用品種であるトルコギキョウ「長花交37号」は花色が白色で花弁にフリンジが入った中早生の一代交配品種で、無加温作型(7~8月咲き)および抑制作型(9~10月咲き)に適した切り花用品種である。 |
試行技術 平成25年(2013年)野花試育種部
トルコギキョウ「長花交36号」は花色が純白で八重咲中輪の切り花用品種であるトルコギキョウ「長花交36号」は八重咲中輪で純白の花色を持つ中生の一代交配品種で、無加温作型(7~8月咲き)および抑制作型(9~10月咲き)に適した切り花用品種である。 |
試行技術 平成25年(2013年)野花試野菜部・環境部
スイートコーンにおける施肥・畦立て・マルチ・播種同時作業機の適応性スイートコーンのマルチ栽培において、施肥・畦立て・マルチ・播種同時作業機は、作業工程を省力でき、緩効性肥料を用い畦内にのみ施用することで20%減肥できる。 |
普及技術 平成25年(2013年)野花試環境部・野菜部
夏秋作型セルリーの種子伝染性病害(萎縮炭疽病、斑点病)防除の手引き 別冊環境に負荷がない温湯種子消毒を核とした夏秋作型セルリーの種子伝染性病害(萎縮炭疽病、斑点病)防除の手引きを作成した。手引きを参考に防除体系を組み立てることで、セルリー萎縮炭疽病および斑点病を効果的に防除できる。 |
普及技術 平成25年(2013年)野花試環境部
露地栽培アスパラガスの茎枯病に対する体系防除(IPM)プログラム 別冊露地栽培のアスパラガスに発生する茎枯病の防除に対応したIPMプログラムを作成した。化学合成薬剤に依存した手法のみでは防除が困難な露地栽培アスパラガスの茎枯病に対し、本プログラム(IPM手法)の実践により安定生産を目指す。 |
普及技術 平成25年(2013年)野花試環境部
露地栽培アスパラガスの茎枯病に対する体系防除(IPM)プログラム露地栽培のアスパラガスに発生する茎枯病の防除に対応したIPMプログラムを作成した。化学合成薬剤に依存した手法のみでは防除が困難な露地栽培アスパラガスの茎枯病に対し、本プログラム(IPM手法)の実践により安定生産を目指す。 |
普及技術 平成25年(2013年)野花試環境部・野菜部
アスパラガスの露地長期どり栽培では6月立茎前の肥効調節型肥料の全量1回施肥により窒素を20%減肥できる6月立茎前の土寄せ時に肥効調節型肥料を組み合わせた全量一回施肥は、追肥が不要で窒素成分で20%減肥しても速効性肥料の分施より収量が増加する。 |