研究成果『果樹』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「果樹」の研究内容とその成果をご紹介します。
普及技術 令和2年(2020年度)果樹試験場育種部、栽培部
りんご晩生品種「シナノホッペ」は有望であるりんご「シナノホッペ」は着色が安定して良好であり、満開後180日以降でデンプン指数2程度を目安に収穫できる。果実は糖度15%程度、酸度0.33g/100ml程度でみつ入りは安定している。着果量を5~6頂芽に1果とすると、果実重は300~340g、収量は3.5トン/10a程度が見込まれる。適期収穫した果実は、スマートフレッシュくん蒸剤の利用により、冷蔵条件で3か月後まで品質を保持できる。 |
農薬情報 令和元年(2019年)果樹試験場環境部
あんずのケムシ類防除にサムコルフロアブル10が有効であるあんずのケムシ類防除にサムコルフロアブル10の2,500倍液を散布する。蚕に対して影響があるので、桑園付近では使用しない。 |
普及技術 令和元年(2019年)果樹試験場環境部
ぶどうのマグネシウム欠乏症の低減に、マグネシウム含有葉面散布肥料のマグマンボ又はアクアマグの葉面散布が有効であるぶどうのマグネシウム欠乏症状に、マグネシウム含有葉面散布肥料のマグマンボ又はアクアマグの500倍希釈液を、満開後10日以降の摘粒期頃から2週間おきに5回散布することで、葉脈間の退色・黄化症状の発生が低減する。 |
普及技術 令和元年(2019年)南信農業試験場栽培部
日本なしの樹体ジョイント仕立てにおいて、夏季の接ぎ木(夏季ジョイント)は有望である日本なしの樹体ジョイント仕立てにおいて、本ぽ定植苗木育成やポット苗木育成により苗木育成2年目の8月上旬頃までに目標苗木長(3.3~4m)の苗木を育成し、夏季に接ぎ木(夏季ジョイント)を行うことで優良なジョイント樹ができる。 |
普及技術 令和元年(2019年)果樹試験場栽培部
りんご「シナノスイート」は収穫3日後までにスマートフレッシュくん蒸剤で処理すると冷蔵で収穫3ヶ月後まで鮮度が維持できるりんご「シナノスイート」は収穫3日後までにスマートフレッシュくん蒸剤で処理すると、地色の退色及びワックス発生が抑えられ、冷蔵(2~3℃)で収穫3ヶ月後まで硬度低下を抑え、食味が良好に維持できる。 |
技術情報 令和元年(2019年)農業技術課、農業試験場、果樹試験場
令和元年東日本台風(台風第19号)による堆積土の土壌分析結果堆積土の土壌養分は土性によって異なり、粘質、壌質の堆積土には堆積土直下の作土に近い肥料成分が含まれ、窒素の発現も見込まれる。一方砂質の堆積土は、肥料成分が少なく窒素の発現もわずかである。 |
技術情報 令和元年(2019年)南信農業試験場栽培部
低樹高栽培のかき「市田柿」における時期別の施肥窒素吸収特性速効性の硫安を用いた11月~6月の施肥窒素は、相対的に新生器官である結果枝や果実へ多く分配され、特に6月の施肥窒素は果実への分配が多い。7月の施肥窒素は、新生器官への分配率が低下する一方、旧枝部(結果母枝~亜主枝)や主枝、主幹への分配割合が高まり、8月施肥ではその傾向がより強まる。ただし、同じ新生器官である徒長枝では、7月以降の生育後半も施肥窒素の寄与率が高く、常に施肥窒素が移行してきている。 |
技術情報 令和元年(2019年)農業試験場企画経営部、農業技術課
長野県内の垣根仕立てのワイン用ぶどう園における土壌の基本情報県内の垣根仕立てのワイン用ぶどう園30か所で根域の土壌について断面、三相、粒径組成を調査し、また地質、土地の由来、農耕地土壌分類、地形と土地改良状況を確認し、土壌の母材をまとめた。いずれも排水性が確保されている点が共通しており、それ以外は多様性に富んだ土壌条件で栽培されていた。 |
技術情報 令和元年(2019年)南信農業試験場栽培部
かき「市田柿」優良5系統の特性と系統間差かき「市田柿」の優良5系統について、若木期の生育量、生態、果実品質に関する特性に系統間差は認められない。 |
技術情報 令和元年(2019年)南信農業試験場栽培部
日本なし改植園の樹体ジョイント仕立て栽培における本ぽ定植した苗木の育成法日本なし樹体ジョイント仕立て栽培において、苗木を本ぽに定植して育苗する本ぽ定植苗木育成を行う際、改植園では、客土処理とマルチ処理を併用することで、本ぽの土壌で育成する場合よりも、1年目の新梢伸長が優り、育成2年目の7~8月に、樹間1.5mでジョイント可能な3.3m以上の長さの苗木が得られる。 |
技術情報 令和元年(2019年)果樹試験場栽培部 育種部
適期に収穫したプルーン「オータムキュート」の15℃及び冷蔵(3℃)での品質保持期間適期に収穫したプルーン「オータムキュート」は15℃で10日間程度品質を保持できる。また、冷蔵(設定温度3℃、設定湿度80%)では30日間程度貯蔵可能で、出庫後は15℃で3日間品質保持できる。 |
技術情報 令和元年(2019年)果樹試験場育種部、栽培部
日本すもも「シナノパール」の裂果発生時期及び雨除け栽培による裂果軽減効果日本すもも「シナノパール」は、8月上旬頃の降雨により裂果が始まり、8月中旬以降の降雨により裂果の発生率及び発生程度が増加する。雨除け栽培により裂果を軽減することができる。 |
技術情報 令和元年(2019年)果樹試験場育種部・栽培部
ぶどう「クイーンルージュⓇ」の成熟特性※この技術情報の提供は、長野県内の生産者に限定しています。詳細は試験場又はお近くの農業農村支援センターにお問い合わせ下さい。 |
技術情報 令和元年(2019年)果樹試験場育種部
赤果肉りんご品種「リンゴ長果34」の育成「リンゴ長果34」は11月上旬から中旬に収穫でき、糖度と酸度が高く食味は濃厚で、果肉がピンク色に着色する。生食用に加え調理、加工業務用としての利用が期待される。 |
技術情報 平成30年(2018年)果樹試験場栽培部
もも「なつっこ」の仕立て法の違いによる樹体生育、収量性及び果実品質多主枝整枝は、開心自然形に比べ、樹冠面積は大きく、9年生時の樹冠面積当たり収量も多かった。4本主枝整枝は、開心自然形と比べ、新梢数、着果数及び樹冠面積当たり収量が多かった。いずれの整枝法も開心自然形と比べ、果重が小さく、糖度が高かった。 |