研究成果『果樹』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「果樹」の研究内容とその成果をご紹介します。
試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)果樹試験場
ニホンスモモ及びプルーンから分離されたかいよう病菌,黒斑病菌のストレプトマイシンに対する感受性スモモ及びプルーンから分離したかいよう病菌,黒斑病菌のストレプトマイシンに対する感受性を検討する。 |
試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)果樹試験場
プルーンに発生した細菌性病害の特定本年,プルーンにかいよう病や黒斑病に類似した病害が発生したので,その原因菌を特定する。また,各病害の病徴を明らかにする。 |
試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)果樹試験場
ニホンスモモに発生した細菌性病害の特定ニホンスモモに発生する細菌性病害には黒斑病(病原菌:X.campestrispv.pruni)とかいよう病(病原菌:P.sringaepv.morsporum)がある。本年,スモモに多発した細菌性病害を特定する。 |
試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)果樹試験場
ストレプトマイシン剤がブドウに薬害を起こす時期と付着部位の特定ストレプトマイシンにはぶどうの無核化(単為結果)を起こす作用があることが知られている。ぶどう園と近接するもも園から飛散するストレプトマイシン剤(アグレプト水和剤,アグリマイシン100)によってぶどうに無核小粒果の薬害が起きる可能性がある。そこで,ストレプトマイシン剤がぶどうに薬害を起こす時期や付着部位を検討する。 |
普及技術 平成10年(1998年)南信農業試験場
日本なし「南水」のカラーチャートは有袋栽培の収穫適期の把握に有効である日本なし「南水」の専用カラーチャートは糖度など果実品質との相関があり、有袋栽培の収穫適期の把握に有効である。収穫適期の目安はカラーチャート指数2.5である。但し、貯蔵用は2.3で収穫する。 |
普及技術 平成10年(1998年)果樹試験場
秋冬季加温栽培における電照処理は「巨峰」の新梢育成.果粒肥大促進に有効である秋冬季加温栽培「巨峰」に対して照度50ルクス以上で3時間の暗期中断電照処理を行うことにより葉面積が増加し、果粒重、収量が増加する。 |
普及技術 平成9年(1997年)果樹試験場 中信農業試験場
ぶどう新梢の遅のび抑制にエルノー液剤は有効である新梢の遅伸びおよび二次伸長のみられるブドウ樹に対してエルノー液剤200倍液を散布することにより成長点部分が枯死、脱落し、伸長が抑制される。 |
普及技術 平成9年(1997年)農総試・保鮮流通部
西洋ナシ「ラ・フランス」の早期追熟法としてエチレン処理が有効である適期に収穫した西洋ナシ「ラ・フランス」にエチレン(濃度200~400ppm)を常温(15~20 ℃)で48時間処理を行うことにより、現行の予冷処理より早期に追熟が図れる。 |
普及技術 平成9年(1997年)南信農試・栽培部
日本なし「南水」は適正な着果量と早期の摘果で高品質果実生産が可能である日本なし「南水」は適正着果量(果そう葉数で30~40枚に1果、樹冠1㎡当たり8~ 10果)と早期摘果で糖度の高い高品質果実が生産できる。 |
普及技術 平成9年(1997年)中信農試・畑作栽培
テキライグシによる摘蕾は.ぶどう「ピオーネ(無核)」の果粒肥大促進.摘粒作業の省力化に有効であるぶどう「ピオーネ(無核)」の満開10~15日前に、テキライグシを用い摘蕾を実施することにより、ジベレリン処理による無核果の平均一粒重が1~2g増加する。また摘粒作業時間が短縮され、摘蕾時間を含めた花穂・果房管理時間全体の省力化ができる。 |
普及技術 平成9年(1997年)果樹試・育種部 南信農試・栽培部
りんご「秋映」は中生種として有望である「秋映」は9月下旬から10月上旬に成熟する着色が容易で、食味も良好な中生種である。この品種の導入により品種構成比における中生種の比率を高め、労力分散が図れる。 |
普及技術 平成9年(1997年)果樹試・育種部 中信農試・畑作栽培部 南信試・栽培部
りんご「シナノスイート」は中生種として有望である「シナノスイート」は大玉、豊産で、甘味が強く、果汁が多い良食味品種である。9月下旬から10月中旬に成熟する中生種で、「ふじ」、「つがる」に偏重した品種構成を是正し、中生種の比率を高め、労力分散を図ることができる。 |
普及技術 平成7年(1995年)南信農試・栽培部
小梅の収穫は、振動式収穫期の利用で10倍程度の能率向上ができる |
普及技術 平成7年(1995年)南信農試・栽培部 農総試保鮮流通部
日本なし「南水」は冷蔵庫で3か月程度、氷蔵庫で6か月程度の貯蔵が可能である |
普及技術 平成7年(1995年)果樹試栽培部
もも主幹樹形の間伐に伴う樹形改造法 |