研究成果『果樹』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「果樹」の研究内容とその成果をご紹介します。
試行技術 令和6年度野菜花き試験場菌茸部
ブナシメジ培地「YKB-D」はオルニチン含有量の向上に有効で、収量及び培地単価は従来培地と同等であるブナシメジ培地「YKB-D」は、添加材に乾燥酵母粉末とキノコライムを使用することで、オガコ主体培地YKB-1と比較し、子実体中のオルニチン含有量が向上する。また、培地単価ときのこの収量は同等である。 |
技術情報 令和6年度果樹試験場環境部
リンゴ褐斑病の近年の発生生態と二次伝染初期の効果的な防除時期近年におけるリンゴ褐斑病菌の子のう胞子飛散開始時期、一次伝染開始時期、一次伝染ピークは20年ほど前と比べ早期化している。また、二次伝染期の発生量も早期から多い。須坂市での二次伝染初期における防除適期は6月下旬~7月初旬と考えられ、従来の防除時期(7月上~中旬)より早まっている。 |
技術情報 令和6年度南信農業試験場栽培部
「市田柿」における摘らい及び摘花の実施が果実品質及び樹体生育へ及ぼす影響「市田柿」において、満開15日前以降の摘らいまたは摘花を摘果と組み合わせて実施すると、摘果のみと比べて果実肥大、果実重の階級別割合、果実品質及び翌年産向けの花芽原基数には差がなく、生理落果は同程度か低下し、新梢伸長量は同程度か増加する傾向がある |
技術情報 令和6年度果樹試験場育種部
日本すもも「シナノパール」と県内主要品種の交雑和合性日本すもも「シナノパール」のS遺伝子型はSaScである。「シナノパール」の結実確保のためには、「菅野中生」、「太陽」及び「ハリウッド」が有効である。 |
技術情報 令和6年度南信農業試験場栽培部
日本なし「天空のしずく」の成熟特性および果実熟度の把握日本なし「天空のしずく」は満開後140日頃に適熟に達し、収穫適期は満開後140~150日頃である。果皮の地色指数は熟度指数と強い相関を示し、果皮地色は熟度を把握するのに有効である。携帯型分光計により果皮地色を非破壊で測定することができ、適熟果実の地色指数(非破壊)は3.0~4.0程度である。 |
技術情報 令和6年度果樹試験場栽培部
ぶどう「クイーンルージュⓇ(長果G11)」の除袋時期が果皮色に及ぼす影響※この技術情報の提供は、長野県内の生産者に限定しています。詳細は試験場又はお近くの農業農村支援センターにお問い合わせ下さい。 |
技術情報 令和6年度果樹試験場栽培部
ぶどう「ナガノパープル」の樹冠拡大完了後の果房重と果実品質県内の生産ほ場及び試験場内ほ場より採集した「ナガノパープル」の調査サンプルを解析したところ、4本主枝の樹冠拡大完了後は果房重500gを超える果房の割合が多くなる。果房重500gを超えると、カラーチャート指数4を下回る着色不良が一部認められる。着粒数が少ないと果粒重が増加する傾向があり、着粒数と果房重に明確な傾向は認められない。 |
技術情報 令和6年度果樹試験場栽培部、上伊那農業農村支援センター
りんごM.9台木生産におけるケイ酸加里施用の効果りんごM.9台木生産(横伏せ取り木法、再養成法)において、ケイ酸加里を施用すると良好な台木を生産できる。 |
技術情報 令和6年度果樹試験場栽培部
りんご「シナノリップ」に対する石灰硫黄合剤の摘花効果「シナノリップ」に対する石灰硫黄合剤100倍液散布は、満開日以降の散布であれば散布時期によらず摘花効果が認められる。ただし、開花が遅い「遅れ花」を摘花するには、満開日より満開3日後散布の効果が高い。石灰硫黄合剤1回散布の場合は、満開3日後を目安に散布する。 |
技術情報 令和6年度果樹試験場栽培部
りんご「シナノスイート」の高密植栽培における摘花剤利用時の省力的な着果管理方法摘花剤として石灰硫黄合剤を散布した条件で摘果開始時期を遅らせると、摘花効果に加え生理的な落果も進むため、着果数はさらに減少する。そのため、摘果作業に要する時間を短縮でき、省力的である。果実重は減少するが糖度と果皮色に影響はない。 |
技術情報 令和5年(2023年度)南信農業試験場栽培部
日本なし「南水」苗木のジョイントV字トレリス樹形栽培本ぽ定植育成時の切り返し位置及び被覆尿素を用いた省力施肥法樹間150cm、主枝配枝高90cmのジョイントV字トレリス樹形用の日本なし「南水」の苗木を本ぽ育成する場合、定植時の地上部長が概ね130cm以下の苗木は、40cm付近で切り返し、翌年8月まで育成することで曲げ込み可能な280cm以上の苗木が得られる。また、定植当年及び2年目の生育初期にリニア型50日タイプの被覆尿素(LPコート50)を、苗木を中心に直径約50cmの円形内に施肥することにより、生育期間中に行う定期的な施肥を省略できる。 |
技術情報 令和5年(2023年度)南信農業試験場栽培部
日本なし「南水」のジョイントV字トレリス樹形栽培におけるジョイント後4~6年目の作業性日本なし「南水」ジョイントV字トレリス樹形栽培におけるジョイント後4~6年目の管理作業は、平棚ジョイント栽培と比較して、人工受粉、せん定で省力化が可能である。姿勢はほぼ全ての作業で改善され、特に上腕や首等上半身への負担軽減が期待できる。 |
技術情報 令和5年(2023年度)南信農業試験場栽培部
日本なし「南水」のジョイントV字トレリス樹形栽培における若木期の栽植距離別の樹体特性日本なし「南水」のジョイントV字トレリス樹形樹(若木期)は、2.0m以上の栽植距離では充実した側枝の育成が困難である。早期の結実と樹冠拡大は可能であるが、小玉傾向で初期の生産性は低いと考えられる。 |
技術情報 令和5年(2023年度)果樹試験場環境部・栽培部、長野農業農村支援センター
りんご「シナノリップ」M.9台木樹の凍害枯死に及ぼす土壌物理性と樹勢の影響りんご「シナノリップ」M.9台木樹の凍害枯死は土壌の固相率が45%以上かつ樹勢が弱い園地で多い。 |
技術情報 令和5年(2023年度)果樹試験場育種部
りんご「錦秋」の品種特性りんご「錦秋」は「シナノドルチェ」に比べ、10日程度遅い9月中旬(須坂市)に成熟期を迎える中生のりんご品種である。果皮は濃赤色に全面着色する。果実重は300g程度、糖度は15%程度、酸含量は0.3g/100ml程度である。 |