研究成果『作物』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「作物」の研究内容とその成果をご紹介します。
普及技術 平成12年(2000年)農事試験場
大麦奨励品種「ファイバースノウ」は倒伏に強く、大粒で精麦特性が良好な早生種である大麦「ファイバースノウ」は耐寒性、耐雪性に優れた播性程度Ⅳのやや早生種で、千粒重及び容積重が大きく、精麦時間が短く、精麦白度が高く、精麦品質が極めて優れる品種である。 |
普及技術 平成12年(2000年)農事試験場
小麦認定品種「東山33号」は低アミロース系統でゆでうどんの食感が良好な中生、多収、良質品種である小麦認定品種「東山33号」は低アミロース系統で粘弾性に優れ、ゆでうどんの食感が良好な中生、多収、良質品種である。 |
普及技術 平成12年(2000年)農事試 農総試 農業技術課
水稲の条播湛水直播栽培技術条播直播機を用いた湛水土壌中直播栽培は、散播栽培より耐倒伏性が向上し、生育、収量が安定する。 |
普及技術 平成12年(2000年)農事試 南信試 農総試
水稲の不耕起乾田直播栽培技術不耕起乾田直播栽培は、耕起・代かき・育苗作業が不要で、湛水直播並の収量が得られる省力的な栽培法である。 |
普及技術 平成12年(2000年)南信農業試験場 農事試験場
水稲極早生品種「きらりん(信交488号)」は早植により8月中旬に収穫ができる水稲極早生品種「きらりん(信交488号)」は低暖地の早植栽培で8月中旬収穫が可能で、移植期は4月末から5月初旬、施肥量は基準施肥量の80%でよい。 |
普及技術 平成12年(2000年)農事試験場
水稲奨励品種「東北糯167号」は、耐冷性、いもち病抵抗性、穂発芽耐性が強く、もち加工適性に優れる早生の糯品種である水稲奨励品種「東北糯167号」は「カグヤモチ」~「もちひかり」熟期の早生の糯品種で、耐冷性いもち病抵抗性、穂発芽耐性が強く、加工適性に優れる品種である。 |
試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)農総試
田植同時除草剤散布機(ヤマトY-224A)を用いると、田植作業と同時に粒状除草剤が散布できる田植えと同時に除草剤散布作業も完了し作業競合が緩和されるため、ゆとりある農作業が可能となる。 |
試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)農総試 農事試
田植機側条施肥装置の繰出部を改良することにより水稲の直播作業が可能となる低コストな水稲条直播機として、田植機の粒状肥料施肥装置を利用した直播機が開発されており、その条直播機としての性能を把握し、低コスト直播栽培確立の資とする。 |
普及技術 平成12年(2000年)南信農業試験場
センチピードグラスは畦畔の被覆植物として有望であるセンチピードグラスは、匍匐型のノシバに似たイネ科の植物で、草高は10~15cmと短く、マットを形成すれば雑草の侵入も少なく、草刈り労力は軽度で、畦畔の被覆植物として有望である。 |
普及技術 平成12年(2000年)農事試験場
高冷地における水稲の全量基肥施肥法高冷地において、慣行の穂肥窒素量をシグモイド型60~80日タイプの被覆尿素により基肥に配合して全量基肥施肥をすると、施肥の省力化が図られるとともに、慣行と同等の収量・品質が得られる。 |
普及技術 平成12年(2000年)中信農業試験場
前作物の種類に応じた畑地そばの施肥管理技術そばの安定多収には、輪作体系に組み入れた栽培が有効である。施肥量の多い野菜後の1作目は無施肥でも良い。養分吸収量の多い飼料作物の後作や、そばを連作する場合には、標準量の施肥を行う。 |
普及技術 平成12年(2000年)南信農業試験場
水稲奨励品種「伊那糯15号」の栽培法水稲「伊那糯15号」の高品質・安定生産には、栽植密度は22株/㎡程度、基肥は地域の基準施肥量、追肥時期は幼穂長2~10mm期がよい。 |
普及技術 平成12年(2000年)南信農業試験場 農事試験場
水稲「伊那糯15号」は晩生の早・良質・強稈・安定多収の糯品種で.特におこわ・大福等に適する水稲「伊那糯15号」は、「モチミノリ」よりやや早い晩生の早・強稈・安定多収の糯品種で、玄米・餅は「モチミノリ」より白く、粘り・食味とも良好で、餅は硬化しにくい特性を持ち、おこわ・大福等に適する。 |
普及技術 平成12年(2000年)農事試験場 南信農業試験場
水稲乾田直播栽培における入水時期は稲の出芽揃期まで早めることができる乾田直播栽培における入水時期を出芽揃期まで早めても、初期生育に及ぼす影響は小さく収量への影響はない。入水時期を早めることで効率的な雑草防除が可能になり、スズメなどの鳥害が軽減できる。 |
試験して得られた技術事項 平成11年(1999年)農事試験場
DMI剤混用による無機銅剤のもみ枯細菌病に対する防除効果の低下スターナ耐性もみ枯細菌病菌の出現により、種子消毒剤として銅剤の使用が増えると予想される。銅剤は細菌病に効果はあるものの、いもち病、ばか苗病といった糸状菌病害に対して効果がないため、DMI剤(EBI剤)、あるいはベノミル剤と混用して使用される場合が多い。一方、DMI剤の単用処理は、もみ枯細菌病の発病を助長することから(平成7年の得られた技術事項)、DMI剤あるいはベノミル剤と混用した場合の無機銅剤の効果を検討する。 |