オリジナル開発品種
長野県農業関係試験場にて開発した新品種/オリジナル品種をご紹介します。
なつき(もも)
育成地(長野県須坂市)では7月下旬に成熟する早生種。
果形は扁円形。果実の大きさは250g前後。
果皮の着色はやや多く、裂果の発生はなく、果面は滑らかである。
果肉の色は乳白色でやや紅色を帯びる。果肉は密で締まり、肉質は溶質である。
核は粘核である。
糖度はBrixで11~13%。酸度はpHで4.8前後で少ない。
生理的落果は少ない。
日持ち性は「日川白鳳」並みの中程度。
花粉はないが、「白鳳」「あかつき」と交雑和合性が高い。
無袋栽培ができ、省力性が高い。花粉がないため受粉樹が必要。
栽培適地・普及状況
県下全域で栽培が可能ですが、収穫期が梅雨明け後の地域が望ましいです。平成24年の長野県における栽培面積はおよそ5.5haです(特産果樹生産動態等調査)。