- 2017.12.04
- お知らせ
- 全試験場
試験場だより 平成29年12月号(495号)
農業試験場
- 北海道におけるワイン用ぶどうの樹体凍害対策を学びました
ワイン用ブドウを高標高地で栽培すると樹体凍害のリスクがあるため、対策を十分把握して、現地指導することが求められています。そこで、冬期間の気象条件が厳しい北海道の産地における対策の実態を学ぶため、農政部主要事業「NAGANO WINE 栽培情報プラットフォーム構築事業」の一環として、視察研修を11月14~16日に実施しました。
果樹試験場
-
りんご苗木の掘り上げ、花芽調査が行われました
果樹試験場では来年度の生産に向けた作業が始まっています。11月24日に、果樹実科生による「シナノゴールド」の苗木の掘り上げが行われました。入学後、最初に行った実習の成果であり、活着率や新梢の生育量など、出来ばえを確認しながらの作業となりました。同日に、来年度の試験に用いる2年生フェザー苗の掘り取りも行われました。
野菜花き試験場
- 秋どりダイコンの品種比較検討会が開催されました
11月1日に野菜花き試験場で、秋どりダイコン(主に青首品種)の品種比較検討会が開催されました。収穫適期よりやや早い時期の開催となったため、全体にダイコンは小振りの出来でしたが、上位に入賞した品種は、根の肥大の良さ、揃いの良さ、肌の滑らかさ等が高く評価されました。 - 農業大学校農学部野菜花き実科・研究科生が県外研修しました
農業大学校農学部野菜花き実科生(4名)・研究科生(2名)は、10月25~27日に北関東の生産現場、種苗メーカー、研究機関などを視察研修しました。生徒たちは、普段の講義や実習ではなかなか見たり聴いたりすることのできない視察先の内容に、興味津々の様子でした。今回経験した見聞が、仲間と共に過ごした時の思い出とともに、今後の進路選択や将来の仕事に活かされると期待されます。
畜産試験場
- 国産汎用コンバインによる子実とうもろこしの収穫試験を実施しました
11月7日に畜産試験場で国産汎用コンバインを用いた子実とうもろこしの機械収穫試験を実施しました。今回の試験は①品種と収量、収穫精度との関係、②時間当たりの収穫可能面積及び③労働時間や生産コストを明らかにすることを目的に実施しました。
南信農業試験場
-
日本なしの整枝せん定技術検討会が開催されました
平成29年度中信果樹整枝せん定講習会が11月28日に松本市と塩尻市で開催されました。また、なし「サザンスイート」高接樹の整枝せん定研修会が、11月29日に箕輪町において開催されました。いずれも南信農業試験場の研究員が講師を務めました。整枝せん定は次年度の栽培に向けた第一歩です。なし果実の品質向上や生産安定を図るため、品種の特性や栽培法等に合わせた基本技術の励行が重要となります。
知って納得情報
- 水稲の流し込み施肥とは?
水稲の流し込み施肥は、水に溶けやすい専用肥料を水口から潅漑水で一気に溶かして流し込む施肥技術です。異常気象にあっても適切な肥効が得られると共に、省力的でもある流し込み施肥が注目されています。今回はその技術の内容と、農業試験場での取り組みを簡単に紹介します。
12月の行事予定はこちらをご覧下さい。